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【名盤伝説】 洋物ROCK系まとめ

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1970〜80年代を中心に洋物ROCK系のミュージシャンやアルバムを紹介しています。
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【名盤伝説】 “Led Zeppelin / Physical Graffiti” 明暗多彩な景色が浮かぶ快作

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。UKロックのレジェンド、レッド・ツェッペリン6枚目のアルバム『フィジカル・グラフィティ』(1975)です。 1973年からの熱狂的なアメリカツアーを終えたZEPが、結果的に約1年の沈黙を経て自身のレーベルスワンソングを立ち上げた後にリリースした最初のアルバムとなります。レコーディングは充実したものとなりLP1枚では収まらない楽曲が仕上がり、削るよりは既にレコーデイングしていた曲を加えて2枚組にしようということになりました

【名盤伝説】 “QUEEN / Sheer Heart Attack” レジェンド・ロック・バンドが世界制覇を果たした名盤。

MASTER PIECE 今回紹介するのは永遠の人気バンドのクィーン3rd『シアー・ハート・アタック』(1974)です。 1971年にブライアン・メイ(G)、ロジャー・テイラー(Drs)、フレディ・マーキュリー(Vo, Pf)、ジョン・ディーコン(Bs)の4人組として結成されたクィーン。1stアルバム『クィーン (邦題: 戦慄の王女)』(1973)でデビューを果たすものの本国UKでの評価は低く、続く2nd『クィーン II』(1974)からのシングル「Seven Seas o

【名盤伝説】 “TOTO / Hydra” 才能豊かなミュージシャン達によるコンセプトアルバム。

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。US西海岸の人気ロックバンドTOTOの2ndアルバム『Hydra』(1979)です。 1970年代半ば頃にスタジオ・ミュージシャンとし活動していたデビッド・ペイチ(Key)とジェフ・ポーカロ(Drs)、デビッド・ハンゲイト(Bs)がAORの帝王ボズ・スキャッグスのアルバムレコーディングに参加した際に意気投合し、友人・知人・縁故者を集めてバンド結成に至ります。 1978年、アルバム『TOTO』でデビュー。スタジオ・ワーク

【名盤伝説】 “Camel / Breathless” 永遠のエコーが響きわたる叙情派プログレの名盤。

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。UKプログレ・バンドのキャメル『Breathless (邦題: 百億の夜と千億の夢)』(1978)です。 クラシック(古典的)な要素を取り入れているのにプログレッシヴ(進歩的)とはこれ如何に。個人的には永遠の謎のプログレッシヴ・ロックというジャンルです。 イエス、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、EL&P、ジェネシスあたりが有名です。ただし、ちょっとでもこの世界にハマると必ず名前が上がります。 1972年に結成し

【名盤伝説】 ”Pink Floyd / Wish You Were Here” 消えたDiamondに捧げるアルバム。

MASTER PIECE プログレ5大バンド、ピンク・フロイドの『Wish You Were Here (邦題: 炎 - あなたがここにいてほしい)』(1975)です。 世紀のメガヒット『The Dark Side of the Moon (邦題: 狂気)』(1973)に続くアルバム。この作品が世界的なロングセラーとなり、そんな大作に続くアルバムとして、一体どんな作品になるのかと注目されました。 当時の私にとってのフロイドは、名盤『狂気』すらまともに聞いていなくて、NHK

【名盤伝説】 ”Fleetwood Mac / Rumors” 美魔女ツートップだけではない、異彩を放つポップなメロディラインが魅力。

MASTER PIECE 今回紹介するのは、UK出身ロックバンドで世界的な大ヒット作となったフリートウッド・マックの『ルーモアズ (邦題: 噂)』(1977)です。 バンドの歴史は相当長く、1967年に結成してブルース・ロック系の音楽を中心に活動していました。当時からメンバーだったミック・フリートウッド(Drs)とジョン・マクヴィー(Bs)の名前からバンド名を付けられています。 幾度かのメンバーチェンジを繰り返し、さらに活動拠点をUS西海岸に移した1975年にオリジナルメ