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【名盤伝説】 洋物FUSION系まとめ

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1970〜80年代を中心に洋物FUSION系のミュージシャンやアルバムを紹介しています。ジャズ系由来のボーカルアルバムもこちらで紹介しています。
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#jazz

【名盤伝説】 “Tom Scott / Apple Juice” 鉄壁のミュージシャンが支えるフュージョン・ライブ盤の名作。

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。SAXプレーヤー、トム・スコットのライブ盤『Apple Juice』(1981)です。 トム・スコットはLA出身(1948年生まれ)。サックス以外にもエレクトリックなリリコンも得意としています。様々なスタジオワークと同時に、自身のバンドL.A. Express名義で何枚かアルバムをリリース後に、ソロ名義での活動を始めます。 1979年の名盤『Street Beat』に続いてリリースされた、ある意味絶頂期のアルバムと言えま

【名盤伝説】 ”The Crusaders / SCRATCH” 時代を越えるフュージョン 伝説のライブ盤。

お気に入りのミュージシャンと作品を紹介しています。Fusion系(当時はクロスオーバーと呼ばれていました)の大御所、The Crusadersの1974年のライブ盤『SCRACH』です。 このアルバムを初めて意識して聴いたのは大学に入学してからのこと。メンバーのJoe Sample(Pf)の超名盤『Rainbow Seeker』(1978年)で彼らのことを知り、アルバム『Street Life』(1979年)のヒットで遡って聴くようになりました。時代はCafé & Barブ

【名盤伝説】”Lee Ritenour / Friendship “ 超絶技巧の名人技を堪能できるDC名盤。

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。フュージョンギタリストの代表選手、リー・リトナーの『Friendship』(1978)です。同名のアルバムが他にありますが、こちらはダイレクト・カッティング(DC)というミュージシャン、エンジニア含めて国宝級の一発技で製作されたシリーズの第3段です。 ダイレクト・カッティング(DC)とは、当時はLP盤しかなく、その製作の最終工程で必要な元の盤(ラッカー盤、スタンプの元のようなもの)に音源を直接刻み込む制作方法のこと。すな

【名盤伝説】 ”Larry Carlton / S.T.” 335の音色に酔う。LAクロスオーバー / フュージョンの不朽の名作。

MASTERPIECE ラリー・カールトンの不朽の名作『ラリー・カールトン(邦題: 夜の彷徨)』(1978)です。 ラリーは1948年USカリフォルニア出身。ハイスクール時代からギターを始め大学の音楽専攻を経て1968年にデビューアルバム『With A Little Help From My Friends』をリリースしました。その後はクルセイダースに参加してキャリアを積み、その後もスティーリー・ダンの『ザ・ロイヤル・スキャン (邦題: 幻想の摩天楼)』(1976)やジョニ