マガジンのカバー画像

【名盤伝説】 洋物FUSION系まとめ

26
1970〜80年代を中心に洋物FUSION系のミュージシャンやアルバムを紹介しています。ジャズ系由来のボーカルアルバムもこちらで紹介しています。
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

【名盤伝説】 “Tom Scott / Apple Juice” 鉄壁のミュージシャンが支えるフュージョン・ライブ盤の名作。

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。SAXプレーヤー、トム・スコットのライブ盤『Apple Juice』(1981)です。 トム・スコットはLA出身(1948年生まれ)。サックス以外にもエレクトリックなリリコンも得意としています。様々なスタジオワークと同時に、自身のバンドL.A. Express名義で何枚かアルバムをリリース後に、ソロ名義での活動を始めます。 1979年の名盤『Street Beat』に続いてリリースされた、ある意味絶頂期のアルバムと言えま

【名盤伝説】 ”The Crusaders / SCRATCH” 時代を越えるフュージョン 伝説のライブ盤。

お気に入りのミュージシャンと作品を紹介しています。Fusion系(当時はクロスオーバーと呼ばれていました)の大御所、The Crusadersの1974年のライブ盤『SCRACH』です。 このアルバムを初めて意識して聴いたのは大学に入学してからのこと。メンバーのJoe Sample(Pf)の超名盤『Rainbow Seeker』(1978年)で彼らのことを知り、アルバム『Street Life』(1979年)のヒットで遡って聴くようになりました。時代はCafé & Barブ

【名盤伝説】 "Al Jarreau" Jay Graydonとの出会いで新たな魅力が輝きだした。

お気に入りのミュージシャとその作品を紹介しています。今回はジャズボーカリストのアル・ジャロウです。 1975年アルバム『We Got By』でメジャーデビュー。独特な声質とパーカッシブなギミックが特徴のJazzボーカリストです。それ以前に『1965』(1965録音。「My Favorite Things」「Sophisticated Lady」収録)や『Call Me (sings Al Green)』『Lonely Town, Lonely Street (sings B