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角松敏生 1981-2024

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大学時代に同じバンドサークルで過ごした同級生、角松敏生のデビューから現在までのキャリアを振り返ります。新譜やツアーレポートも紹介しています。
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#角松敏生

角松敏生 1981〜1987

J-POPの角松敏生のデビューから現在までのキャリアを振り返る第1回目です。時代ごとに指向するサウンドに特徴があり、中々面白いです。 実は私は彼とは同じ大学のバンドサークルの同級生。共に過ごした学生時代の思い出も合わせて振り返ってみます。 私たちがまだ大学3年生だった1981年6月、シングル「Yokohama Twilight Time」とアルバム『SEA BEEZE』で彼はメジャーデビューします。それまでのアイドル歌謡とフォークソングだけだった邦楽の若者向け音楽が、松任谷

角松敏生 1988〜1993

私の大学時代の同じバンドサークルの同級生、角松敏生のデビューから現在までのキャリアを振り返る第2回目です。 シティ・ミュージックなどの路線に一区切りをつけた彼が向かった先は、ニューヨーク・ファンクの世界でした。ザ・システムやチェンジなどの尖った硬質なダンス・ナンバーは確かに時代の音でしたが、日本ではややマニアックでしたかね。 NY現地のミュージシャンとも積極的に交流して、角松サウンドの進化は一気に加速していきます。 ・1988.02 Before The Daylight

角松敏生 1998〜2004

私の大学時代の同じバンドサークルの同級生、角松敏生のキャリアを振り返る3回目。活動解凍後から充実した作品が多い2004年までの活動を振り返ります。 1993年1月の凍結武道館公演から5年後の1998年5月18日。彼は自身名義での音楽シーンへの復帰を宣言し、解凍公演を同じ武道館で行います。”He is Back”としてWOW WOWでの放送とライブDVDも発売して商売再開です。凍結期間中も他のアーティストのアルバム・プロデュースや別名義での活動など、決してゆっくりと休養してい

角松敏生 2005〜2023

私の大学時代の同じバンドサークルの同級生、角松敏生のキャリアを振り返っています。2005年から23年までの軌跡をたどります。 ・2005.10 映画「ミラクルバナナ」オリジナル・サウンドトラック ・2005.10 THE PAST&THEN (RE-make BEST) ・2006.07 Prayer ・2007.12 Players Presents Ballad Collection ・2008.11 TOSHIKI KADOMATSU 1 ※限定盤 名盤『Praye

角松敏生 “MAGIC HOUR -Lovers at Dusk-“ (2024)

角松敏生の2024年新譜『MAGIC HOUR~Lovers at Dusk~』届きました。先にティーザー動画が公開されていたので、大体の方向性は想定できましたが、曲を通して聴くのはもちろん初めてでした。 イメージ映像付きwティーザー動画はこちら。彼がアルバムで表現したかった世界観が伝わります。 『MAGIC HOUR ~Lovers at Dusk~』  01. Lovers at Dusk  02. Magic Hour  03. Power of Nightfall

角松敏生 PERFORMANCE 2024 C.U.M. Vol.1 こだわりのアーバン・サウンドを体感。

2024年の角松敏生コンサートツアー、6/15 東京ドームシティ2日目の公演を見に行きました。隣接する東京ドームでは欅坂?の集会のため、外周通路は超絶な人混み。メトロ駅からホールに辿り着くのに何分かかったことか・・・。 この日は東京公演だけあって満員御礼!さすがです。事前の情報で、この日は新入りドラマーの伊吹くん出演というので楽しみにしていましたが、会場に入るとドラムセットが2つ…真央樹くんとツインなんだと。残念というか、先に発売された新譜のアルバム『MAGIC HOUR』

”角松敏生 / SEA BREEZE”

角松敏生のデビューアルバム『SEA BREEZE』(1980)のご紹介です。彼とは大学時代の同じバンドサークルの同級生。当時のエピソードも交えてお話しします。 1981年8月21日、アルバム『Sea Breeze』とシングル「YokohamaTwilight Time / Summer Moments」同時リリースされました。 アルバムA面(笑)はいきなりマンハッタンズを思わせる、ホーンが印象的なM1「Dancing Shower」から始まります。続くデイヴッド・フォスタ

"角松敏生 / SEA IS A LADY 2017" 俺のギターを聴け。こだわりのサマー・フュージョン再来。

1987年にリリースされた角松敏生の全曲インストゥルメンタル・アルバム『SEA IS A LADY』。当時、商業的には既にマニア化していたインスト物ファンのみならず、角松サウンドを支持していた普通のJ-POPファンにも受け入れられ、一定のセールスをあげることができました・・・何て書き方をすると業界人っぽいですけど、私は違いますw。 商業的な成功が無ければ、どんなに優れたミュージシャンでもアルバムは作れません。角松は幸い一定のセールスが見込まれると業界では認知されました。本当