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RADIO DAYZ : 1970年代前半 洋楽

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あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介しています。当時は知らなかった事情などを改めて知る機会となり、楽しみながら更新しています。
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#ポップス

[RADIO DAYZ] あの頃の音楽は全てラジオから流れてきた

こんな記事をネットで目にしました。 私がこの年頃だった1970年代前半は、テレビで歌番組はありましたが、GS世代の後でアイドル全盛ということでもなく、演歌か、いわゆる歌謡曲 (雑な表現ですみません)が主流でした。ニューミュージックという言葉もまだ定着していなかったように思います。 私の家ではテレビのチャンネル優先権は親にあり、当時の人気のアニメや特撮モノもそれほど記憶にありません。そんな中での楽しみは子供部屋でこっそりと聞くAMラジオでした。 ラジオDJの軽妙なトークに

”Crocodile Rock / Elton John” 

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 伝説のピアノマンとしてレジェンドのエルトン・ジョンですが、1970年の「Your Song (僕の歌は君の歌)」のスマッシュ・ヒット以降は、やや低迷の時期を過ごします。とはいえ作詞家バーニー・トービンとの黄金コンビはその後のブレイクに向けて仲を深めていたようです(苦笑)。 翌年リリースされる名盤『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player (邦題

"Daniel" Elton John–1973 

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年に「Your Song (僕の歌は君の歌)」のヒットでスターダムに上り詰めたエルトンでしたが、商業的に成功を収めるのは1973年になります。 73年1月リリースのアルバム『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player (ピアニストを撃つな!)』収録曲からヒットシングルが生まれます。 アルバムリリース前の72年にリリースした先行シングル「

” My World / Bee Gees”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ビージーズはUK出身のバリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・キブの3兄弟によるポップ・グループ。父親の仕事の関係でオーストラリアに移住し、幼い頃から地元で歌うようになり、地元ラジオ局でその活動が紹介されたのをきっかけに、1963年にAUSでレコードデビューを果たします。 1966年にビートルズのマネージャーだったブライアン・エプスタインに見出され、UKに帰国した後の1967年にバンド

“Without You / Nilsson”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 USのシンガーソングライターがニルソンの1971年にリリースしたアルバム『Nilsson Schmilsson 』に収録されている「Without You (当時の邦題: ウィザウト・ユー)」です。 この曲のオリジナルはUKロック・バンドのバッド・フィンガーが1970年に発表したアルバム『ノー・ダイス』に収録されています。シンプルなアレンジで野太く歌う男のバラードといった雰囲気です。

”Superstition (迷信)/ Stevie Wonder”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 スティーヴィー・ワンダーはUS出身のシンガーソングライター。改めて紹介するほどのこともない世界的なスーバー・スターですね。スティーヴィーの1972年リリースのアルバム『Talking Book』からの1stシングルが「迷信」です。 テンポの良いクラヴィネットのリズムに思わず身体が動き出す、そんなスティーヴィーの代表曲と言ってよいでしょう。 あまり深く考えずに曲を聞いてきましたが、「

”Alone Again (Naturaly) / Gilbert O’Sullivan” 

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ギルバート・オサリヴァンはアイルランド出身のシンガー・ソングライターです。11歳の時に家族でロンドンに移り住み、16歳の頃から地元のバンドで音楽活動を始めます。 本国UKでは、1971年にデビューアルバム『Himself (邦題: ギルバート・オサリヴァンの肖像)』がリリースされると、収録曲の「Nothing Rhymed」がUK国内ではトップ10入りします。続く1972年に「Alo

“Question 67 and 68 / Chicago”

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 シカゴ(Chicago)はUSのブラス・ロックバンドで、ブラス・セクションがメンバーにいるのが特徴です。1967年に「ビッグ・シング」というバンド名で結成され、メンバーはウォルター・パラゼイダー (Woodwinds)、ロバート・ラム (Vo,Key)、テリー・キャス (Vo,G)、ジェイムズ・パンコウ (Tb)、リー・ロックネイン (Tp)、ダニー・セラフィン (Dr)。 1969

”Saturday in the Park / Chicago”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 USのブラス・ロック・バンドのシカゴ5作目のアルバム『シカゴ V』からシングル・カットされた「Saturday in the Park」(1972年7月)です。メンバーのロバート・ラムの作。ツアー中の独立記念日に、NYセントラル・バークで様々な人々が自由に休日を満喫している光景を見て歌にしたそうです。 奇特な方がおいでになって、アメリカ独立記念日の7月4日が土曜日なのは何年なのか調べ

“American Pie / Don McLean”

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ドン・マクリーンはUS出身のシンガー・ソングライターで、10代の頃からフォーク・ソングに惹かれてプロ・ミュージシャンを目指して地元のクラブなどで活動していました。そんな彼の歌声やソングライティングの才能に注目が集まり、1969年にボブ・ディランのプロデューサーに見出されてレコード契約に至ります。 1971年にアルバム『America Pie』をリリース。タイトル曲のシングルが翌年大ヒ

”Superstar” Carpenters - 1971・1972

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい曲を紹介します。※2024.06.21 追記しました。 1970年リリースの2枚のシングル「Close to You (遥かなる影)」と「We've Only Just Begun (愛のプレリュード)」でヒットメーカーとしての地位を確立したカーペンターズ。続く1971年もその勢いは止まりません。 1971年1月リリースのシングル「For All We Know (二人の誓い)」は、同年公開のコメディ映

“Two Divided By Love (恋は二人のハーモニー)/ Grass Roots”

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 グラス・ルーツはソングライター兼プロデューサーのP.F.スローンとスティーヴ・バリによる覆面バンドとして1966年にデビューしました。スティーヴ・バリは後にモータウンの役員に就任するなど、多くの作品の作詞やプロデュースを手掛けて、アメリカ音楽界の重鎮になります。 「恋は…」は1971年にシングル盤としてリリースされて、翌年リリースのアルバム『Move Along』に収録されます。