マガジンのカバー画像

RADIO DAYZ : 1970年代前半 洋楽

50
あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介しています。当時は知らなかった事情などを改めて知る機会となり、楽しみながら更新しています。
運営しているクリエイター

#カーペンターズ

[RADIO DAYZ] あの頃の音楽は全てラジオから流れてきた

こんな記事をネットで目にしました。 私がこの年頃だった1970年代前半は、テレビで歌番組はありましたが、GS世代の後でアイドル全盛ということでもなく、演歌か、いわゆる歌謡曲 (雑な表現ですみません)が主流でした。ニューミュージックという言葉もまだ定着していなかったように思います。 私の家ではテレビのチャンネル優先権は親にあり、当時の人気のアニメや特撮モノもそれほど記憶にありません。そんな中での楽しみは子供部屋でこっそりと聞くAMラジオでした。 ラジオDJの軽妙なトークに

“Close to You" Carpenters-1970

[RADIO DAYZ] 1970 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 カーペンターズはUS出身のポップスデュオで、兄のリチャードはピアノ、妹のカレンがボーカルとドラムを担当しています。ロックバンドが全盛の中で、メロディ重視のポップスで勝負して世界中で大成功を収めています。 1969年にA&Mレコードと契約して、デビューアルバム『Ticket to Ride (涙の乗車券)』をリリース。これはもちろんビートルズのカバーです。 そして続く1970年には名

”Superstar” Carpenters - 1971・1972

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい曲を紹介します。※2024.06.21 追記しました。 1970年リリースの2枚のシングル「Close to You (遥かなる影)」と「We've Only Just Begun (愛のプレリュード)」でヒットメーカーとしての地位を確立したカーペンターズ。続く1971年もその勢いは止まりません。 1971年1月リリースのシングル「For All We Know (二人の誓い)」は、同年公開のコメディ映

“Yesterday Once More” Carpenters - 1973

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 洋楽ポピュラー音楽の世界に確固たる地位を築いたカーペンターズ。世界的な人気に勢いをつけた年になったような気がします。 通算5枚目のアルバム『Now & Then』が1973年5月にリリースされます。このアルバムはA面に5曲、B面にメガヒット「イエスタディ・ワンス・モア」とそのリプライズに挟まれるように16分にも及ぶDJスタイルの往年のアメリカンミュージックのカバーメドレーとなっていて

”I Won't Last a Day Without You (愛は夢の中に)” Carpenters - 1974

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1974年3月にカーペンターズがシングル・リリースした「愛は夢の中に」。初出は72年リリースのアルバム『ア・ソング・フォー・ユー』でした。このアルバムにはシングル・ヒットした「トップ・オブ・ザ・ワールド」、「動物と子供たちの詩」が収められています。 この「愛は…」はポピュラー・シンガーとして有名なポール・ウィリアムス作曲、SSWのロジャー・ニコルスが作詞しました。楽曲の目利きに秀でて