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RADIO DAYZ : 1970年代前半 洋楽

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あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介しています。当時は知らなかった事情などを改めて知る機会となり、楽しみながら更新しています。
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2024年6月の記事一覧

“Sugar Baby Love / The Rubettes”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ルベッツは1973年にイギリスで結成されたバンドで、ポップ・ロックやグラム・ロックの要素のあるキャッチーでメロディとハーモニーが特徴でした。当時ステージではメンバー全員が白いスーツとボータイを本当に着用していたとのことです。 1974年のデビューシングル「Sugar Baby Love」が全英チャートで8週連続で1位を獲得するなど大ヒットしました。 このPVを見る限り、アイドル路線

”Can’t Get Enough Your Love / Bad Company”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 バッド・カンパニーはUKのロック・バンド。元伝説のバンドフリーのメンバーのポール・ロジャース(Vo)とサイモン・カーク(Drs)、ミック・ラルフス(G,元モット・ザ・フープル)、ボズ・バレル(Bs, 元キング・クリムゾン)の4人により1973年に結成。74年6月にレッド・ツェッペリンのレーベル、スワンソングからアルバム『Bad Company』でデビューします。 メンバーの経歴をみれ

”James Paul McCartney"-TV Show

[RADIO DAYZ] 1973 番外編 世界のワンマンショー (NHK総合) この番組はUKとUSでは1973年4月にTV放映され、日本ではNHKの"世界のワンマンショー"第1回として翌年1974年に放映されています。リアルタイムだったのか再放送?だったのかは記憶の彼方ですが、当時夕方のこの放送を食い入るようにして見ていた記憶があります。 こちらの記事で紹介していますが、73年のポールは立て続けにシングルヒットを飛ばし、個人的には大好きなアルバム『Red Rose S

“Mind Games / John Lennon”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 元ビートルズのツートップ、ポール・マッカートニーが自身のバンドとしてウィングスを結成して精力的に活動する中で、もう一方の雄のジョン・レノンはオノ・ヨーコとの共作で政治色の強い作品を連発していきます。 当然のように?ヒットチャートを賑わすでもなく、セールスは低迷します。そんな中で少しは大衆にも受け入れられるアルバムにしようと1973年7月に制作を始めたのが『Mind Games (邦題

“Give Me Love (Give Me Peace on Earth) / George Harrison”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年に解散したビートルのメンバーで、最初に本格的なソロ・アルバムをリリースしたのはジョージ・ハリスンでした。ビートルズ最後のレコーディング・セッションの最中に、このラスト・アルバムに収録したいとの思いでリハーサルを繰り返していたものの願い叶わずお蔵入りした作品を収録した、同じプロデューサー氏の下で制作されたアルバム『オール・シングス・マスト・パス』(1971年11月リリース)は、

“My Love” Paul McCartney and Wings - 1973

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1971年のアルバム『Wild Life』の低迷をうけて、さすがのポールも負けず魂に火がついたようです(何の根拠もありません^^;;)。翌1972年には3枚のシングル盤をいずれもヒットさせ、さらにウィングス名義での初のヨーロッパツアーを敢行するなど精力的に活動します。 そしてその合間で次回作となるアルバム『Red Rose Speedway』(1973年5月リリース)の膨大な曲数のセ

“Photograph (思い出のフォトグラフ) / Ringo Starr”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年9月のカントリーアルバムリリースと、71年にはシングル「It Don’t Come Easy (邦題: 明日への願い)」をリリースしていたリンゴ・スターでしたが、その後の自身の身の振り方として俳優業に転身することを念頭においていたといいます。 ビートルズの活動でも、リンゴのドラマーとしてはともかくも、シンガーやソングライターとしての存在は微妙なものがあるのは事実です。とはい

“The Show Must Go On (道化師の孤独) / Leo Sayer”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 レオ・セイヤーはUS出身のシンガー・ソング・ライター。小柄な体型からついたあだ名が「レオ 」(ジャングル大帝レオは白ライオンの子どもが主役でした)だったそうです。1973年にアルバム『Silverbird』でデビューします。このアルバムから同年シングル・カットされたのが「The Show Must Go On」です(日本国内の発売は翌74年)。 公式CHにPrelude付きの音源があ

“Part of Union / Strawbs”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ストローブスは1964に結成されUKたロックバンド。当初はブルーグラスのバンドでしたが、その後様々なスタイルに変遷していたようです。デイヴ・カズンズ (G, Vo)、トニー・フーパー (G, Vo)を中心に活動し、一時期、あのイエスのキーボードとして有名なリック・ウェイクマンも在籍して、プログレッシヴなサウンドを演奏していた時期もあるようです。その後ソングライターのデイヴ・ランバート(

”Angie (悲しみのアンジー) / The Rolling Stones”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 言わずと知れたロックレジェンドローリング・ストーンズの、1973年8月リリースのオリジナル・アルバム『Goat's Head Soup (邦題: 山羊の頭のスープ)』からの先行シングルとしてリリースされた「Angie (邦題: 悲しみのアンジー)」です。 ストーンズは1962年結成以来、一貫してブルースとロックン・ロールを基調としたバンドとして人気を博し、同時期に世界を席巻していたビ

“Can the Can / Suzi Quatro”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 スージー・クアトロはUS出身のミュージシャン。1964年から姉らとガールズバンドを組んで活動していましたが、1969年にジェフ・ベックのプロデューサー氏に見出されて渡英し、1972年にソロ・デビューを果たします。それまでのフォーク調の音楽から、1973年にハード・ロック路線にイメージチェンジしたセカンド・シングルがこの「キャン・ザ・キャン」です。UKチャートで1位を獲得する大ヒットとな

”Crocodile Rock / Elton John” 

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 伝説のピアノマンとしてレジェンドのエルトン・ジョンですが、1970年の「Your Song (僕の歌は君の歌)」のスマッシュ・ヒット以降は、やや低迷の時期を過ごします。とはいえ作詞家バーニー・トービンとの黄金コンビはその後のブレイクに向けて仲を深めていたようです(苦笑)。 翌年リリースされる名盤『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player (邦題

"Daniel" Elton John–1973 

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年に「Your Song (僕の歌は君の歌)」のヒットでスターダムに上り詰めたエルトンでしたが、商業的に成功を収めるのは1973年になります。 73年1月リリースのアルバム『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player (ピアニストを撃つな!)』収録曲からヒットシングルが生まれます。 アルバムリリース前の72年にリリースした先行シングル「

“We’re An American Band / Grand Funk Railroad”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 グランド・ファンク・レイルロード(GFR)はUSのロックバンドで、60年代末にマーク・ファーナー(vo, G)、メル・サッチャー(Bs)、ドン・ブリューワー(ds)の3人で結成されました。バンド名の由来はUSの老舗鉄道会社「グランド・トラック鉄道(Grand Truck Western Railroad)」とのこと。鉄オタだったのでしょうか?w。 ハードロックスタイルで1969年にア