転勤は出世の条件?

月曜日お疲れさまでした。

今日、ビジネスビルに入っていく4人組を見かけました。
この時期は異動に伴うあいさつ回りの時期ですね。

私も会社勤めのころは上司が毎年変わったり、担当者の交代であいさつにいくのが慣例行事となっていました。

しかも、異動前の上司、異動後の上司、前担当者、現担当者 という4人になったりするので、アポの予定を合わせるのも一苦労です。そんなに大人数で行く必要あるのかな、といつも思ってました。

私が勤めていた会社は全国に営業所があり、毎年やたらと転勤、異動を繰り返すところでした。

私は営業職で会社に入ったときは、結婚しているし転勤になったら困るということで、自宅から通える範囲の営業所にしか異動しない「地域限定社員」でした。そちらを選ぶ場合、給料は10%カットでした。
・・・会社に忠誠を誓えない罰金、ということでしょうか。

数年後にはその制度も廃止されて、全員が全国転勤可能社員となりました。

結婚している、まして子供がいる女性は転勤はできないのは当然です。
男性は家族を伴っての引っ越し、または単身赴任が当たり前とされています。

それでも社内には、出世したければ転勤を経験しろ、という暗黙のルールがありました。

私が45歳のとき、引っ越しを伴わない営業所に異動となりました。
一年後、営業所での人間関係で悩み疲れ、通勤の負担も増えたため本部長に相談したところ元の職場に戻すと言われたのですが、その時に
「もう所長のポストは用意できない」
と言われました。

最初はたまたまポストが空いていないということで、来年は所長に戻れるのかと思っていたのですが、そういう話ではなかったと後から分かりました。

サラリーマンは上の命令に逆らってはいけないのです。所長を続けたければ、我慢して命ぜられた営業所での任務を続けるべきでした。

でも、部下からの逆イジメを我慢してまで所長でい続けたいという選択は私はできませんでした。



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