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魔々勇々について

いつかは書いたほうがいいのかなと思っていたのですが、本当にモチベーションがなかったんです。
つらい。

多分作品の完結を祝福して送り出すのが一番いいんでしょうが私には無理です。多分ずっと呪詛の言葉を吐く気がするので読みたくない人は読まないほうがいいと思います。

最終話については、とりあえず、大筋のストーリーはつつがなく完結したように思います。
エンドとエヴァンの関係性や、そこにグリシャがどう絡んでくるのか。ハロハロの正体と紋章の謎も分かりましたし、絶対抑えなくちゃならない伏線はきっちり攫ってくれました。
エンドの過去もすごく良かったですね。今まで登場したキャラたちもコルレオを除いてもれなく激重の過去を持っていましたが、さすがラスボスは違いましたね。一線を画す重さでした。
紋章術の存在する世界でおそらく一番の鬼畜な所業の結果、あの異形の怪物が生まれたんですね。
「死こそ愛だ!」
コルレオも変に闇落ちしたりせず、主人公らしく主人公を全うしていたので、すごく嬉しかった。

ただ、逆に言えば細かい伏線は未回収のものも多かったですね。
刻印解放とか、エスカバ、ラルフまわりもまだ掘り下げ出来そうですよね。
木の上で弁当食ってる彼もよくわかんないままですし。

改めて全員揃ってるところをみると本当にいいキャラばかりですね。
私は大アイドル魔王ミネルヴァちゃんが好きです。


一応物語としては完結を迎えましたが、やっぱり悔しいですね。

久しぶりにこんなに嫌な気分になりました。
以前応援していた「PPPPPP」も打ち切られてすごく落ち込んだ記憶があります。
それ以来ですね。

林快彦先生は読み切りから知ってずっと連載してくれと待ち望んでいた作家さんだったのですごく嬉しくて、しかも一話が衝撃的に面白かった。
今まで読んできた一話で一番完成されてるんじゃないかと思いました。
本当に面白かった。

本当に連載中は毎週が楽しみだったのですが、同時に掲載順も割と厳しい回が多かったです。本当に打ち切られるのは悲しかったので毎週アンケートを出すようにしてたんですが、まあ、残念ながら、でした。

なんというか、別に誰が悪いとか言いたいわけじゃないんですけど、どこか一つに原因が集中しているわけではないですし、そもそも、「打ち切られた漫画は何が悪かったのか」というのを考察する風潮はおかしいですしね。
面白い打ち切り漫画とか山程ありますから。
ただ、なんというか。
私は魔々勇々のファンアートとかも何枚か書いていたので、Xのトレンドで界隈の話題が流れてくることもしばしばあって、比較的好印象の意見が多かったですし、打ち切りを心配する声も散見されたのですが、別にそれは私と同意見ですごく嬉しいし良いことだなと思うんですけど、その中で一体どれだけの人間がアンケート出したり単行本買ったりしてるんだろうと思うと、やっぱり私個人としては、読者が作品に対して「行動」として返せるものはたくさんあったんじゃないかなと思います。

単行本を何冊も買ったわけじゃないですが、正直、私は一読者としてこの漫画にできうる貢献はほぼすべてした自信があります。
もちろん、それを自分以外の誰かに求めることは出来ませんが、自分でできる貢献はしっかりやったつもりなので、どうしても打ち切りという事実に対して他責的な思考になってしまうんですよね。

多分これ以上書いても呪いの言葉しか吐かないので終わりにしますね。
結果として打ち切りにはなりましたが面白い作品であったことは確かです。今まで読んできた中でもトップクラスに好きな作品の一つでした。
だからこそまだ続きが読みたかったな。


まあ、また機会があれば読み切りでも連載でもいいので林先生の漫画が読みたいですね。できれば読み切りを一本くらい読みたい。林先生の読み切りはどれもすごく完成度高いので。
すごくありきたりで、ややもすると嘲笑として使われることもある文句ですが、林先生の次回作に期待してます。
まじで。



別にどうでもいい話ですが、正直ジャンプを買う意味がなくなってしまったし、漫画を読む気力もあまりないので、ジャンプの感想を書く企画は辞めます。
以前冗談半分で、もしままゆうが打ち切られたらサンデーに乗り換えてフリーレンを読むぞ!とか言ってたんですが、想像以上にショックで、今は漫画とかあんまり読みたくないし、漫画の話もあんまりしたくないです。
唯一「宝石の国」の完結だけは、それを押しても見届けたいというモチベーションが保てているので、今月の宝石の国最終話を最後に漫画を読むのはしばらくの間やめようと思います。なんか疲れた。

漫画という文化そのものが嫌いになったわけじゃないのでそのうち復活するとは思います。

それまではJpopとボカロの記事でも書こうかなと思います。


林先生連載お疲れ様でした。
楽しみに待ってます。







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