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連れションの洗礼

ジャイナです。

私は職場まで車通勤をしているのですが、毎朝小学生が通学しているのをよく目にします。ジャイナの住んでいる地域では一年生は黄色い帽子を被り、ランドセルには黄色いカバーがついているのですぐに一年生と分かります。

そろそろ学校生活にも慣れた頃かな?

私が小学一年生の時には、その黄色いカバーにデカデカと名前が記入してあって、地域の皆さんに名前を晒しながら歩いて通学していました。
防犯上、今ではちょっと考えられないよね。

私が小学校に上がったばかりの時、どこに何があるのかも分からない私達のために、先生が学校の中を案内してくれました。クラスのみんなで隊列を組んで先生の後に続き、トイレ、体育館、給食室など順番に教えてもらった記憶があります。
もう何十年も前の話なのに、鮮明に覚えているのはトイレを案内してもらった時のこと。
先生が
「ここは女子トイレですよ。」
というようなことを言って、おそらく使い方なども説明してくれたんだと思います。
その時にクラスの女の子が
「先生、ターちゃんおしっこ!!」
と叫びました。
もちろん先生は優しく
「はい、どうぞ。」
とターちゃんにトイレに入るように言いました。
みんなでターちゃんのトイレ待ちです。
すると数十秒後ターちゃんが個室の中から
「先生、ターちゃんウ○チも!」
と叫んだのです。

先生はニコニコしながら再び
「はい、どうぞ。」
と言ったのだけど、子供の頃から硬派だった私は、その一言にビックリしてしまいました。
まだよく知りもしない子達がたくさん聴いてるのに、よくそんな恥ずかし事を・・・。
と一人困惑しておりました。

そんなトイレ紹介があった日、お昼休みに私は一人の女の子に声をかけられました。
「あの、ジャイナちゃん、一緒におトイレに行かない?」

小学校に上がったばかりで、連れションという文化をまだ知らなかった私は、トイレに誘われたことにビックリしたけど、断る理由もなかったので、黙って頷いてついていく事にしたのです。

先ほどターちゃんに困惑した場所に着くと、その女の子は私にこう言いました。

「ね、一緒に入ろ?」

そして私を個室に誘導したのです。

次回に続きます

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