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私とポルノグラフィティ

noteを書き始めた当初から、きっといつかは書くだろうと思っていた話題。
ジムの話をも一つするか、ポルノが先か...と悩んだ。だけど、ご学友にアルバムを2つもオススメ(という名のゴリ押し)してしまってから、もうずっと書きたい衝動が抑えきれなかった笑

先に断っておくと、あくまで全て個人の感想・感情です。
表記ミスとか略称とか諸々雑なにわかファンの戯言なので、大目に見てくれるとありがたいです。




初めて彼らを音楽番組で見た時、私は怖いと思った。大好きなアイドル目当てに見た音楽番組で、彼らは異色を放っていた。
金髪ツンツン、ロン毛でサングラス、ポルノグラフィティというバンド名、ものすごくやばいバンド出てきたよ怖いと思った。
別にハルイチさんを無視したわけではないけど、とにかくシラタマさんとアキヒトさんのビジュアルが当時の私には怖く思えた。
加えて、クレヨンしんちゃんすら教育に悪いと判断し排除するような超過保護な親の下で育った私には、バンド名は「名前を言ってはいけないあの人」みたいな恐怖の対象となってしまった。刺激が強すぎた。

衝撃的な出会いから時が経ち、当時の恐怖を忘れかけた頃、私の街にアニメイトが出来た。
そんなにアニメや漫画を見ていなかったが、部活の友達が行くと言うので興味本位でついて行った。
様々なアニメや漫画のグッズがひしめく中、私が最も心惹かれたのは店内で流れている音楽だった。
スっと心に入ってきて興味をかき立てるベース音、そこに間髪入れずやって来るめちゃくちゃ勢いがあって伸びやかなボーカルの声、間奏のギターもまるで歌っているように何かを訴えかけてくる。
かっこいい!テンション爆上がりソングっぽいのに、隠していた心の弱い部分をそっと包み混むような優しさも兼ね備えてる!!この曲すごい!!!!
音楽が最も聞こえる位置から微動だにしない私を見て友だちが一言。
「ポルノ好きなの?メリッサいいよね〜」

雷に打たれた気持ちだった。
以前拒絶したあのバンド、こんな素晴らしい曲を作っていたのかと。
それから詳しい経緯は割愛するが「愛が呼ぶほうへ」という楽曲に出会い、私は完全にポルノの虜となった。世の中こんなにラブソングが溢れているけど、愛の目線で歌うという発想が凄すぎた。2度目の雷に打たれた。
それからは胸を張ってファンと言えるように歌詞をノートに写して全て覚えようとしたし、歌詞に出てくる知らない単語は逐一調べた。
リリースされた楽曲は大抵何かの思い出が残っているし、幾度となくどん底に落ちた私の心の支えになってくれた。


時を経て歌詞ノートは作っていないし、単語の意味もあまり調べなくなったけれど、今もポルノを聞き続けている。
ファンの方々のようにライブグッズをさらに実用的でオシャレにリメイクしたり、素敵ファンアートを創作したり、特出した才能は何もない。
上記の理由と初心忘るべからずという自戒を込めて、私は自分をにわかポルノファンとカテゴライズしている。

何より彼らは常に進化していて、知れば知るほど奥深く、全てを知るのにはまだまだ時間がかかるのだから。

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