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【福祉note】たかさんと私

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だいたい500文字で綴る、たかさんと私の物語✏大安に更新しています⭐たかさんと奏でる【福祉の音】が、あなたの心に優しいメロディーを奏でますように⭐
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記事一覧

【福祉note】『たかさんと私』#38 家族のチカラ

たかさんが一時帰宅の日、靴屋さんでの買い物を終え、私達はたかさんの自宅へと向かいました。…

けん
6か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#34 ゴールの向こう側を目指す

突然の入院から約1ヶ月半、この頃になると「退院」に関する話題が増えてきました。 ご家族さ…

けん
7か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#33 「さっぱり」がこんなに嬉しいなんて

「ロク・イチ・ゴ〜!」 病室に響くたかさんの声。 不意を突かれてビクッとなる私。 この日、…

けん
7か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#28 HIJIKIは輝いていた

たかさんは、とても偏食さんです。 基本的に、ご飯とお肉類を食します。 野菜とフルーツ、汁…

けん
8か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#27 病室雨漏り事件・後編

ある日、たかさんの病室にある窓の上の天井部分から、雨漏りしてしまう事態が発生しました。 …

けん
9か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#26 病室雨漏り事件・前編

今日はリハビリを再開する1週間ほど前まで時間を巻き戻します。 たかさんの病室には、入り口…

けん
9か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#24 いざ! リハビリ室へ! ・前編

化膿性膝関節炎の治療で、膝にチューブを取り付けているたかさんでしたが、いよいよチューブを抜くときがやってきました。 主治医の先生が、病室で処置してくれたので、私も立ち会いました。 自分の事ではないとわかっていても緊張してしまい、自分の体じゃないと思っていても膝が痛くなる…でも、見てしまう…。っていうか、抜く瞬間小さな声で「痛っ」って言っちゃったし。 そんな私と違い、たかさんはチューブを抜く瞬間、少し体をこわばらせる様子が見られたものの、終始落ち着いていました。 その目は

【福祉note】『たかさんと私』#23 検温マン、爆誕!

化膿性膝関節炎のため、膝にチューブを取り付けることになり、退院に向けたリハビリが一時中断…

けん
10か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#22 たかさんと食事と私

たかさんは入院中、点滴をつけていました。 点滴は利き手と反対につけることが多いらしいんで…

けん
10か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#21 たかさんのひとりごと

たかさんは、時々思い出したようにひとりごとを呟いてくれることがあります。 思わず笑顔にな…

けん
10か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#20 手をたたいて笑う

リハビリ再開の目処が立たず、1日の大半をベッドに横になって過ごすたかさん。 ある日、ふと…

けん
10か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#19 「少し切ない金曜日のくまちゃん」

化膿性膝関節炎(かのうせいしつかんせつえん)で、緊急処置をしたたかさん。実はその3日前か…

けん
10か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#18 予期せぬトラブル

ご家族さんへの引継ぎのために書いていた記録を見ていると、当時の対応がいかに予期せぬものだ…

けん
10か月前
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【福祉note】『たかさんと私』#16 たかさんと病院のスタッフさん

入院から2週間ほど経つと、病棟のスタッフさんの顔と名前が少しずつわかるようになりました。 「おっす!」 毎日、たかさんに明るく声をかけてくれる「アラタさん」というナースエイドさんがいました。ナースエイドさんとは、看護の現場で医療行為以外の身の回りのお世話などをしてくれる人です。 アラタさんの一声で、病室がパッと明るくなります。初めて合う人には少し身構えてしまうたかさんですが、そんな「身構えモード」も軽々乗り越えるほどの笑顔でたかさんに声をかけてくれます。 見ていて気持ち