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彼のポルシェでスリリングなデート
●利恵・25歳・薬剤師
彼が「すごいもの見せるから遊びに来て」というので訪ねたら、自宅の駐車場に真っ赤なポルシェが止まっていたんです。
「えっ、信じられない!これ高かったでしょう?」
「まぁ、乗れよ」
「どこへ連れて行ってくれるの?楽しみだな」
「実はこれ、台風の水没車で動かないんだ。エンジンも電気系統も全部ダメで、廃車を友人から安く譲ってもらったわけよ」
結局、プラモデルみたいに飾っておくだけの車だと知りました。どうりで中がカビ臭いと思ったんです。
「どこか行きたいところあるか?俺に任せろ」
「じゃあ、走り屋が行くような峠を攻めて」
互いに冗談を言うと、彼は15型パソコンを取り出し、助手席に置きました。ユーチューブで検索すると、そんな動画がすぐ出てきたんです。
スピーカーからはタイヤがキュルキュル鳴る音が響き、ハイスピードでドリフトする臨場感に思わず「ギャーッ、怖い」と悲鳴が出ちゃったの。
彼は「腐ってもポルシェだ。一生の思い出になるぞ」と囁いてキスしてきたんです。手取り15万円、親と同居の彼だけど、このときだけは高級車ポルシェでスリリングなドライブをしている私を想像しました。
だからメンタル部分が充実して、すごく感じやすい体になったんです。背中を触られただけで、ショーツがグチョ濡れになっているのがわかります。
この日はヒモパンを穿いていたので簡単に下着が外れ、お尻を上げなくても女性器が丸出しに…。
彼の舌先がクリトリスをまさぐると、体が跳ねて低い天井へ頭をガンガンぶつけました。とても狭い車内ですが、シートをギリギリまで倒し、彼が上になってどうにか一つになりました。一旦奥まで入った後は、小刻みに腰を動かします。
窮屈だからこそ、非日常が味わえてとても興奮し、「あん、いいわ。もっと動いてよ」と自然に卑猥な声が出てしまいます。
「はあっ、私…。もうイク」
先に果てようとした瞬間、窓がコツコツと叩かれました。
「弘、何やってんだ?もう夕食の支度できたわよ」
声をかけてきたのは彼のお母さん。意地悪なことに、恥ずかしいところをしっかり見ていて、昇天の寸前に声をかけたと知りました。
(書き手・奈倉清孝)
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