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今日から君もシャルルの夢女子!マスターデュエルで0から始める焔聖騎士(純寄り)


はじめに

マスターデュエルで焔聖騎士新規が来た!!これは焔聖騎士布教のチャンス!
シンクロリンクフェスも来るので備忘録も兼ねてゼロから始める人用に布教記事僕の焔聖騎士研究の成果をnoteに書き記そうと思います。
また以前の記事の後に煙玉が禁止になり、咎姫が増えたことにより、展開ルートが変わりました。そのため、大幅に展開ルートの改築する必要性が出てきたのです。
今回は自分が純寄りの構築で使っているのと初心者向けに話すために出張ギミックなしの構築メインで話します。
記事に説得力を持たせるため、現状の自分のマスターデュエルのランク帯を記しておくとマスター5です。ほかテーマの出張ギミックなしでもマスター帯までは行けるよ!という前提で読んでいただければ幸いです。
またこれから実装されると思うので、未実装カードは先んじて記載している場合があり、OCGのデッキレシピや状況も触れます。予めご了承ください。
混ぜ物や出張ギミックはほかの動画投稿者やnote記事に丸投げします。


焔聖騎士って何するの? 焔聖騎士の基礎展開

※このパートはすでに焔聖騎士を知っている方には不必要な説明パートだと思いますので読み飛ばしていただいて構いません。

改めてですが、「焔聖騎士新規を使って何をすればいいのか?」という焔聖騎士初見さんの疑問点を解決していきたいと思います。焔聖騎士を展開する上で大事なことは「とにかくアンジェリカを出せ!!」ということにつきます。

騎士がくっついて来ようとすると逃げる姫
入館料1200円。安いのでいくらでも払いましょう

デザイナーズコンボの動きを文章化したものがこちらです。

手札:レベル4非チューナー焔聖騎士とレベル1チューナーになれる焔聖騎士

書いてあることの割にはかなり強いイケメン
1枚2000円オーバーだった強いイケメン(私はその時紙で買った)
  1. レベル4非チューナー焔聖騎士を通常召喚

  2. レベル1焔聖騎士を特殊召喚(リナルドやオリヴィエ)

  3. 2体でレベル5シンクロ。聖剣を巡る王妃アンジェリカ

  4. アンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える

  5. 大聖剣博物館発動。そのまま②効果発動し、聖剣装備魔法を手札に加える

  6. 墓地のレベル4焔聖騎士の共通の装備効果をアンジェリカを対象にして発動。この効果に直接チェーンしてアンジェリカ②の効果を発動。

  7. アンジェリカを除外し、焔聖騎士─テュルパンを墓地へ送る。その後焔聖騎士導─ローランを召喚(この時レベル4焔聖騎士共通効果は対象不在で不発になります)。

  8. 焔聖騎士導ローランに手札の聖剣を装備

  9. 装備カードが存在するため、テュルパン①の効果を発動。自身を墓地から特殊召喚(この後、状況に応じて焔聖剣の①効果を発動しても良いです)。

  10. レベル5シンクロチューナー焔聖騎士導ローランとレベル4テュルパンでレベル9焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚。

  11. シャルルを対象に墓地の焔聖騎士導ローラン②の効果を発動。シャルルに装備。

  12. 装備カードを装備したレベル9の焔聖騎士帝シャルルがいるため、シャルル大帝をリンク召喚。

最近はアンジェリカから出ることがほとんどなので①は使うタイミングがあまりないです
この御仁のレリーフで私の人生は狂った
焔聖騎士の絶対的エース!!


焔聖騎士レベル4モンスターのほとんどは非チューナーであり、共通して自身を装備カードとしてフィールドの戦士族モンスターに装備する効果があります。

あまり採用されてないけどリソース回復が強いイケメン
書いてあることが強すぎてもっぱら誘発を受ける強いイケメン

そしてレベル1焔聖騎士の多くはチューナーまたは自身をチューナー化する効果を持ちます。

この人1体でアンジェリカが立つ強いイケメン

例外的にオリヴィエはレベル4の共通効果を持つチューナーでありながら、レベル1チューナーに変化するという特性があります。

①の特殊召喚も②の対象耐性も強いイケメン

大きく分けて2種類の焔聖騎士を駆使してアンジェリカをシンクロ召喚し、アンジェリカ②の効果を起動してシャルルをシンク召喚する。それが焔聖騎士の戦い方となります。


前回記事から追加されたものに関して(MD未実装含む)

天子の指輪について

煙玉の後釜

相手が発動した魔法カードの効果をチェーンブロックを作らずに無効にすることができます。
展開した返しのスタンバイに増殖するGなどを投げると、このタイミングで発動できる魔法カードは速攻魔法に限られるため、墓穴の指名者や抹殺の指名者は確実に無効化できるというメリットがあります。
また超融合や冥王結界波を無効にできるという性質を持ちます。超融合はチェーン不可の魔法ですが、天子の指輪はチェーンブロックを組まない無効のため、妨害できます。モンスター効果による妨害が多い焔聖騎士では冥王結界波を受けると一気に総崩れになります。そこをケアできるのは大きいですね。
ただし強制発動のため、天子の指輪で無効にする魔法カードをこちら側で選べないです。そのため融通はきかず、使う順番を入れ替えられると貫通するので心許ないです。と、私も考えていました!
しかし!なんと!「最初に発動した魔法でもチェーンしてシャルル大帝などで発動を無効にすると、すでに発動を無効化された魔法カードの効果を無効化できないため、天子の指輪は2回目以降に発動された魔法カードの効果を無効化する」という性質があるのです!!

実際の検証動画がこちら

この性質によって「冥王結界波や超融合があると困るから、先にシャルル大帝で無効にして天子の指輪を温存するか?」という妨害の切り方も考える必要が出てきました。
ただ、装備魔法の数が膨れるため、環境のメタカードを読んで不採用にするかメタルシルバーアーマーを優先するかを検討すべきかもしれません(この記事では天子の指輪を優先して採用している前提で解説します)。
2024年2月シーズン現在そして今後もシェア率が高くなるであろうスネークアイ・罪宝の魔法に対してはどれが最初に来てもほぼ無効化できるという利点が有ります(蛇眼神殿は墓地へは送れませんが発動時の効果処理は無力化できますし、先述の通り先にシャルル大帝で無効にすれば以降の魔法カードを無効化することになります)。
装備カードを装備しているモンスターのみ装備可能なため、騎士帝シャルルの②効果で装備するにはあらかじめ装備カードを装備しておく必要があります。大帝を2体並べている時は騎士帝シャルルを装備している方で騎士帝シャルル②の効果を使いましょう。


賜炎の咎姫について


もはや言わずと知れた炎属性ならではのパワーカード。
焔聖騎士はイゾルデルートで展開すると盤面にイゾルデがぼっ立ちで終わるということがありました(詳しくは前回記事参照)。
賜炎の咎姫の登場により、イゾルデを余すことなく妨害に繋げられるようになりました。墓地に送るのもシャルルで破壊することができるため、自然に組み込むことができます。リンク値をさらに要求されますが、②の蘇生効果によって使った素材が戻ってくるため負担が少ないのがメリット

ただし焔聖騎士─リッチャルデットが②効果を使うと戦士族しか特殊召喚できない縛りをつけるため、そこだけは注意。リッチャルデットの効果発動のタイミングを覚えておく必要があります。


フェニックス・ギア・ブレードについて

早く実装してくれ


MD未実装のカード。ワンキル能力を上げることができ、コストとして墓地へ送られるか除外されると手札に戻ってくる効果があります。
特に戻ってくる効果はオリヴィエのコストを踏み倒せたり、イゾルデ②の効果でデッキから実質サーチになったり、ドロバ貫通の役に立ったりと取り回しが良いです(ドロバの貫通に関しては後述の見出し参照)。
実装されたら是非入れたいカード。

S:Pリトルナイトについて


MD未実装のカード。
戦士族であるため、種族が共通するのでリッチャルデットの縛りに引っかからないというメリットがあります。また、増殖するGに弱い焔聖騎士にとっては展開の止まり所でもあります。汎用カードなので入れない理由がないと言うべきでしょうか。おまけでマスカレーナを出力するほどの展開力がないことやリッチャルデットの縛りの都合上、リトルナイトだけでいいかもしれません。




次からは応用編として実戦で使う展開例を紹介します。
アンジェリカ到達までの経路が長くなりますが、展開途中でやることは前述の基礎展開とほとんど同じです。

焔聖騎士の実戦展開(エクス・パラディン1枚初動編)

名誉焔聖騎士1号
名誉焔聖騎士2号そしてデッキのマスコット(強い)

ここからは昇華騎士─エクス・パラディン1枚(もしくはフィールドに2体の戦士族モンスターを並べられる場合)の展開例を紹介していきます。
エクスパラディン①の効果でチューン・ナイトを装備すると、チューン・ナイト②の効果でフィールドに2体の戦士族が並ぶ……という定番のイゾルデルートですね。
レベル4焔聖騎士が手札にいる場合、組み合わせ次第では最善の展開が変わるため、後述を参照ください。

※イゾルデはテーマ内カードです

またこの後の展開例からはデュランダルを温存する必要があるか否かも記載していきます。
デュランダルを温存できると展開が上振れますが、無理して温存すると苦しい場面もあるかと思います。

宇宙最強装備魔法

①イゾルデ装備魔法4枚落とし型(デュランダル温存の必要なし)

手札:昇華騎士─エクス・パラディン1枚(後攻ならデュランダル1枚でも可能)

盤面:シャルル大帝    
   バロネス
          アンジェリカ
          装備カード3枚    
   大聖剣博物館
妨害:天子の指輪によるチェーンブを介さない強制魔法無効    
   導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回    
   魔法罠無効    
   魔法罠モンスター無効   
   墓地に咎姫

  1. 昇華騎士─エクス・パラディンを召喚。召喚成功時に①の効果で手札・デッキからチューンナイトを装備。

  2. チューンナイトの②の効果で装備を解除して特殊召喚(①のチューナー化の効果は使わない)

  3. チューンナイトとエクスパラディンの2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  4. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(返しのターンのリソースを確保します)

  5. イゾルデ②の効果を発動。天子の指輪を含む4種類を墓地へ送り、焔聖騎士─オジエを特殊召喚。

  6. オジエの①効果で焔聖騎士─リッチャルデットを墓地へ送る。

  7. オジエとイゾルデを使い賜炎の咎姫をリンク召喚。

  8. 咎姫の②効果発動。リッチャルデットを墓地から特殊召喚。

  9. オジエとリッチャルデットでレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  10. シンクロ召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  11. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣─デュランダルを手札に加える。
    墓地のオジエの②の装備効果でアンジェリカを対象に発動。

  12. アンジェリカ②の効果発動。焔聖騎士─テュルパンを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導ローランを特殊召喚。

  13. 焔聖騎士導ローランを対象にデュランダルを発動。

  14. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を蘇生。

  15. デュランダル①の効果で焔聖騎士─リナルドを手札に加える。

  16. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(この時テュルパンは除外される)

  17. 騎士帝シャルルを対象に墓地の騎士導ローランの②効果で騎士帝シャルルを対象に装備。

  18. 焔聖騎士帝シャルルの①効果。自分の咎姫を破壊。

  19. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  20. 大聖剣博物館③の効果で装備カードとなっている騎士帝シャルルを特殊召喚。

  21. 手札から焔聖騎士─リナルド①の効果によりチューナーとして特殊召喚。

  22. リナルド②効果により墓地のデュランダルを回収。

  23. リナルドとシャルルの2体でフルール・ド・バロネスをシンクロ召喚。
    手札のデュランダルをシャルル大帝に装備(効果の発動は名称ターン1だが、装備自体は可能)

  24. エンドフェイズにシャルル大帝がコピーした騎士帝シャルルの②効果を発動。墓地から天子の指輪を装備して、デッキから炎属性・戦士族を装備する(オジエを装備すると咎姫で対象に取る自分側のモンスターは破壊されなくなる)

  25. アンジェリカが帰還


展開例動画


この展開の利点

  • エクスパラディンによる1枚初動。

  • 下振れはするが、デュランダルを使うタイミングが固定化されない(デュランダルを先に使ってエクスパラディンなどのサーチを行った場合、バロネスが出なくなります)。

この展開の弱点

  • 装備魔法を4枚以上(5〜6枚)デッキに投入する必要があり、事故率が上がる

  • 大量に装備魔法を墓地に落とすため、博物館のサーチ先を失いかねない。残り装備魔法数を管理する必要がある。


②イゾルデ装備魔法1枚落とし型(デュランダル温存の必要あり)

手札:昇華騎士─エクス・パラディン1枚

盤面:シャルル大帝
   バロネス
   アンジェリカ
   装備カード2枚
   大聖剣博物館
妨害:導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回
   魔法罠無効
   魔法罠モンスター無効
   墓地に咎姫

  1. 昇華騎士─エクス・パラディンを召喚。召喚成功時に①の効果で手札・デッキからチューンナイトを装備。

  2. チューンナイトの②の効果で装備を解除して特殊召喚(①のチューナー化の効果は使わない)。

  3. チューンナイトとエクスパラディンの2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  4. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(後述のオリヴィエで捨てる用のカードになります)

  5. イゾルデ②の効果を発動。焔聖剣─デュランダルを墓地へ送り、焔聖騎士─リナルドを特殊召喚。

  6. リナルドの②効果を発動。墓地からデュランダルを回収する。

  7. デュランダルを発動し、フィールドのモンスターに装備。①効果を発動。焔聖騎士─オリヴィエを手札に加え、デュランダルを破壊。

  8. オリヴィエの①効果を発動。イゾルデ①効果で加えたモンスターを墓地へ送り、自身をレベル1として特殊召喚。

  9. イゾルデとオリヴィエを使い賜炎の咎姫をリンク召喚。

  10. 咎姫の②効果発動。オリヴィエを墓地から特殊召喚(オリヴィエは墓地から蘇生したため、レベルが4に戻る)。

  11. オリヴィエとリナルドでレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  12. シンクロ召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  13. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣─アルマスまたはジョワユーズを手札に加える。

  14. 墓地のオリヴィエの②の装備効果でアンジェリカを対象に発動。

  15. アンジェリカ②の効果発動。焔聖騎士─テュルパンを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導ローランを特殊召喚。

  16. 焔聖騎士導ローランを対象にアルマスまたはジョワユーズを発動。

  17. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を蘇生。

  18. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(この時テュルパンは除外される)

  19. 墓地へ送られたアルマスの②効果発動。墓地からリナルドを手札に回収(ジョワユーズの場合、シャルルをシンクロ召喚する前に①効果を発動します)。

  20. 騎士帝シャルルを対象に墓地の騎士導ローランの②効果で騎士帝シャルルを対象に装備。

  21. 焔聖騎士帝シャルルの①効果。自分の咎姫を破壊。

  22. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  23. 大聖剣博物館③の効果で装備カードとなっている騎士帝シャルルを特殊召喚。

  24. 手札から焔聖騎士─リナルド①の効果によりチューナーとして特殊召喚。

  25. リナルドとシャルルの2体でフルール・ド・バロネスをシンクロ召喚。

  26. エンドフェイズにシャルル大帝がコピーした騎士帝シャルルの②効果を発動。墓地からデュランダルを装備して、デッキから炎属性・戦士族を装備する(オジエを装備すると咎姫で対象に取る自分側のモンスターは破壊されなくなる)

  27. アンジェリカが帰還

こちらの展開はRAMさんのYouTubeに展開例が上がっていますので、そちらをご参照ください(イグナイトや罪宝ギミックの採用も解説されています)

この展開の利点

  • エクスパラディンによる1枚初動。

  • 装備魔法の必要枚数が少ないため、事故率が少ない。

この展開の弱点

  • デュランダルを使うタイミングが決まっているため、自由度が低い(そのため、上述の利点である1枚初動がほぼエクスパラディン素引きとなる)。

  • 手札によってはイゾルデ①にうららなどの誘発を受けるとオリヴィエのコストを切れなくなる可能性がある

  • 天子の指輪やメタルシルバーアーマーなどの妨害装備魔法を落とせないため、妨害数が減る(そもそも天子の指輪を採用してない構築ならこの弱点は無視できます)。

イゾルデの墓地落とし枚数に関しては正直プレイヤーの好みなところもあります。
デュランダルのタイミングも1枚落とし型の場合はデュランダル1枚採用だったら必然的に素引きの可能性は低くなるため、気にならないかと思います。
自分は4枚落とし型なのですが、事故率は高いですが状況に応じた動きができると感じています。後述しますが、レベル4焔聖騎士との2枚初動の場合は1枚落としで十分です。そのため、先述の博物館のサーチ先がなくなることは多くないです


焔聖騎士の実戦展開(2枚初動編)

基本的に焔聖騎士は2枚初動デッキであることは変わりません。しかしその分エクスパラディン初動より強い盤面を築けることもあります。
レベル4の焔聖騎士を引いていると展開がまた変わります。先述の通り、イゾルデで墓地に落とす枚数が少なくなるからです。
またオジエや展開途中で墓地へ落とす必要があるテュルパンを引いていると墓地アドを1枚多く稼ぐことができるため、上振れます(テュルパンが上振れるのはアンジェリカで落とすものがすでに落ちているため、ゴフェニなどに変えられるからです)。
ここからはいくつか手札の状況による2枚初動を紹介していきます。
この章でもデュランダルの温存の必要性を追記していきます。ただしエクスパラディン初動と違い、デュランダルの温存の有無で使うカードが変わるわけではないので、(デュランダルを温存しない場合)か(デュランダルを温存する場合)とニュアンスを変えて追記します。


①レベル4非チューナー焔聖騎士(モージと誘発を受けたオジエ)とデュランダル(デュランダルを温存しない場合)


※後攻の場合は最初のデュランダルを相手に装備できるため、リナルドなどの特殊召喚モンスターとデュランダルでも展開できます。またデュランダルの代わりにアルマスや聖杯の継承でも成立します(ただし聖杯の継承ならデュランダル経由しない方が強いです)。

相手フィールドのモンスターに装備しても意味がないため、デュランダルより優先度は低いです
聖騎士専用の増援。サルベージもあるため、ドロバ中でも使えます

盤面:シャルル大帝2体
   アンジェリカ
   装備カード3枚
   大聖剣博物館
妨害:天子の指輪によるチェーンブを介さない強制魔法無効
   導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回
   魔法罠無効2回
   墓地に咎姫

  1. レベル4非チューナー焔聖騎士を召喚

  2. 焔聖剣─デュランダル装備で焔聖騎士─リナルドを手札に加える

  3. 炎属性・戦士族がいるのでリナルドを①の効果で自身を特殊召喚しチューナー化

  4. デュランダルを墓地から回収

  5. 戦士族2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  6. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(この展開なら使っていないエクスパラディンを手札に)

  7. イゾルデ②の効果を発動。天子の指輪1枚を墓地へ送り、焔聖騎士─リッチャルデットを特殊召喚(召喚成功時の②効果はここでは破棄する)

  8. イゾルデと2体で賜炎の咎姫リンク召喚

  9. 咎姫②効果でリッチャルデット蘇生

  10. 特殊召喚成功時、リッチャルデット②の効果発動。レベル4非チューナー焔聖騎士を蘇生(以降戦士族しか特殊召喚できない)

  11. 4+1でレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  12. 特殊召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  13. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣を手札に加える

  14. 墓地のレベル4焔聖騎士の②の装備効果を発動し、アンジェリカを対象に取る。

  15. アンジェリカ②の効果発動。焔聖騎士─テュルパンを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導─ローランを特殊召喚。

  16. 博物館で手札に加えた焔聖剣を発動し、焔聖騎士導ローランを対象に装備。

  17. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を特殊召喚。

  18. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4焔聖騎士テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(墓地から出たテュルパンは除外される)

  19. 墓地の騎士導ローランの②効果で焔聖騎士帝─シャルルを対象に装備。

  20. シャルル①効果で賜炎の咎姫を破壊。

  21. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  22. 大聖剣博物館③の効果で装備カードとなっている騎士帝シャルルを特殊召喚。

  23. 焔聖騎士帝シャルルにリナルド②の効果で加えた焔聖剣デュランダルを装備(効果の発動はいずれかターン1ですが、装備するだけならデュランダルは同一ターンに何度も行えます)。

  24. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝2枚目をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  25. エンドフェイズにシャルル大帝の②効果を発動。墓地から天子の指輪を装備して、デッキから焔聖騎士─オジエを装備する。

  26. アンジェリカが帰還

シャルル大帝2枚に天子の指輪という布陣は魔法罠を警戒しすぎているように思えますが、ここはあえて最大展開として書いています。手札次第ではバロネスを出せるかもしれません。
また誘発を受けたオジエ、素引き率が低いモージとデュランダルを温存しない場合とかなり最悪な状態を想定した展開でもあります。あくまで「最低でもこれくらいは動けるよ」という展開プランです。


②レベル4非チューナー焔聖騎士(モージまたは誘発を受けたオジエ)とリナルドかキリビ・レディ(デュランダルを温存する場合)


盤面:バロネス
   シャルル大帝
   アンジェリカ
   装備カード3枚
   大聖剣博物館
妨害:天子の指輪によるチェーンブを介さない強制魔法無効
   導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回
   魔法罠無効
   魔法罠モンスター効果無効
   墓地に咎姫

  1. レベル4非チューナー焔聖騎士を召喚

  2. 炎属性・戦士族がいるのでリナルドまたはキリビ・レディ自身を特殊召喚。

  3. 戦士族2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  4. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(後述で特殊召喚するオリヴィエ用のコストとして捨てるカードを手札に加えても良いです)

  5. イゾルデ②の効果を発動。天子の指輪1枚を墓地へ送り、焔聖騎士─リッチャルデットを特殊召喚(召喚成功時の②効果はここでは破棄する)。

  6. イゾルデと2体で賜炎の咎姫リンク召喚

  7. 咎姫②効果でリッチャルデット蘇生

  8. 特殊召喚成功時、リッチャルデット②の効果発動。オジエを蘇生(以降戦士族しか特殊召喚できない)

  9. 4+1でレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  10. 特殊召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  11. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣─デュランダルを手札に加える

  12. 墓地のオジエの②の装備効果を発動し、アンジェリカを対象に取る。

  13. アンジェリカ②の効果発動。焔聖騎士─テュルパンを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導─ローランを特殊召喚。

  14. 博物館で手札に加えたデュランダルを発動し、焔聖騎士導ローランを対象に装備。

  15. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を特殊召喚。

  16. デュランダルの①効果発動。焔聖騎士─オリヴィエを手札に加える(イゾルデを作るのにリナルドを使用していない場合リナルドでも可能。その場合はリナルドの効果でデュランダルを回収します)。

  17. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4焔聖騎士テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(墓地から出たテュルパンは除外される)。

  18. 墓地の騎士導ローランの②効果で焔聖騎士帝─シャルルを対象に装備。

  19. シャルル①効果で賜炎の咎姫を破壊。

  20. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  21. 大聖剣博物館③の効果で騎士帝シャルルを特殊召喚。

  22. 手札のオリヴィエ(またはリナルド)①の効果発動。オリヴィエの場合はイゾルデ①の効果で手札に加えたカードを捨て、自身を特殊召喚。

  23. シャルルとオリヴィエ(またはリナルド)の2体でシンク召喚。フルール・ド・バロネスをシンクロ召喚。

  24. 墓地のオリヴィエの②効果発動。シャルル大帝を対象に装備(リナルドを使用した場合、回収したデュランダルを装備)。

  25. エンドフェイズにシャルル大帝の②効果を発動。墓地から天子の指輪を装備して、デッキから焔聖騎士─オジエを装備する。

  26. アンジェリカが帰還

前述のデュランダルを温存しない場合と比べてバロネスが加わってモンスター効果にも強くなる布陣です。
この展開で覚えていただきたいのが「オジエに無効系の誘発を受けてもバロネスまで展開できる」ということです。

③テュルパンと特殊召喚できる戦士族(デュランダルを温存する場合)

※特殊召喚できる戦士族はキリビ・レディで今回は解説

名誉焔聖騎士3号

盤面:ゴッドフェニックスギアフリード
   バロネス
   シャルル大帝
   アンジェリカ
   装備カード3枚
   大聖剣博物館
妨害:天子の指輪によるチェーンブを介さない強制魔法無効
   導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回
   魔法罠無効
   魔法罠モンスター効果無効
   モンスター効果無効
   墓地に咎姫

  1. 焔聖騎士─テュルパンを召喚

  2. 戦士族がいるのでキリビ・レディ自身を特殊召喚。

  3. 戦士族2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  4. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(今回はルートで使用しないエクスパラディンを手札に加えます)。

  5. イゾルデ②の効果を発動。天子の指輪を含む4枚枚を墓地へ送り、焔聖騎士─オジエを特殊召喚。特殊召喚成功時、オジエ①の効果で焔聖騎士─リッチャルデットを墓地へ送る(装備魔法が足りない場合、装備1枚落としで直接リッチャルデットをリクルートでも可能)

  6. イゾルデと2体で賜炎の咎姫リンク召喚

  7. 咎姫②効果でリッチャルデット蘇生

  8. 特殊召喚成功時、リッチャルデット②の効果発動。テュルパンを蘇生(以降戦士族しか特殊召喚できない)。

  9. 4+1でレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  10. 特殊召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  11. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣─デュランダルを手札に加える

  12. 墓地のテュルパンの②の装備効果を発動し、アンジェリカを対象に取る。

  13. アンジェリカ②の効果発動。ゴッドフェニックス・ギア・フリードを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導─ローランを特殊召喚。

  14. 博物館で手札に加えたデュランダルを発動し、焔聖騎士導ローランを対象に装備。

  15. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を特殊召喚。

  16. デュランダルの①効果発動。焔聖騎士─リナルドを手札に加える。

  17. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4焔聖騎士テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(墓地から出たテュルパンは除外される)。

  18. 墓地の騎士導ローランの②効果で焔聖騎士帝─シャルルを対象に装備。

  19. シャルル①効果で賜炎の咎姫を破壊。

  20. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  21. 大聖剣博物館③の効果で装備状カードとなっている騎士帝シャルルを特殊召喚。

  22. 手札のリナルド①の効果発動。自身を特殊召喚。

  23. リナルド②の効果でゴッドフェニックス・ギア・フリードを墓地から手札へ加える。

  24. シャルルとリナルドの2体でシンク召喚。フルール・ド・バロネスをシンクロ召喚。

  25. 墓地のオジエ②の効果。シャルル大帝を対象に発動し、装備。

  26. エンドフェイズにシャルル大帝の②効果を発動。墓地から天子の指輪を装備して、デッキから焔聖騎士─オリヴィエを装備する(イゾルデから直接リッチャルデットを出した場合、過程でオジエを装備できないため、天子の指輪が装備できなくなります)

  27. アンジェリカが帰還


この展開では他と違ってテュルパンを展開途中で落とす必要がないため、ゴッドフェニックスギアフリードが増えます

終身名誉焔聖騎士

展開例動画


展開例動画の通り、リナルドをイゾルデを作るために使用した場合はゴフェニが立たなくなります。しかしデュランダルでサーチするカードはオリヴィエでも良いため、バロネスは成立します(コストはイゾルデでサーチしたもので賄えます)。
また、ほか3枚の中に過程でサーチするカードが手札にある場合は博物館でジョワユーズやアルマスをサーチするとゴフェニが立ちます。3枚初動が成立しやすい組み合わせ、と考えておく方が良いかもしれません。

④テュルパンとデュランダル(デュランダルを温存しない場合)

盤面:ゴッドフェニックスギアフリード
   シャルル大帝2体
   アンジェリカ
   装備カード3枚
   大聖剣博物館
妨害:導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回
   魔法罠無効2回
   モンスター効果無効
   墓地に咎姫
   天子の指輪によるチェーンブを介さない強制魔法無効

  1. 焔聖騎士─テュルパンを召喚

  2. 焔聖剣─デュランダル装備で焔聖騎士─リナルドを手札に加える

  3. 炎属性・戦士族がいるのでリナルドを①の効果で自身を特殊召喚しチューナー化

  4. デュランダルを墓地から回収

  5. 戦士族2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  6. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(この展開なら使っていないエクスパラディンを手札に)。

  7. イゾルデ②の効果を発動。天子の指輪を含む4枚枚を墓地へ送り、焔聖騎士─オジエを特殊召喚。特殊召喚成功時、オジエ①の効果で焔聖騎士─リッチャルデットを墓地へ送る(装備魔法が足りない場合、装備1枚落としで直接リッチャルデットをリクルートでも可能)

  8. イゾルデと2体で賜炎の咎姫リンク召喚

  9. 咎姫②効果でリッチャルデット蘇生

  10. 特殊召喚成功時、リッチャルデット②の効果発動。オジエまたはテュルパンを蘇生(以降戦士族しか特殊召喚できない)。

  11. 4+1でレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  12. 特殊召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  13. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣─ジョワユーズ(未使用の場合アルマスでも可)を手札に加える

  14. 墓地のテュルパンの②の装備効果を発動し、アンジェリカを対象に取る。

  15. アンジェリカ②の効果発動。ゴッドフェニックス・ギア・フリードを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導─ローランを特殊召喚。

  16. 博物館で手札に加えたジョワユーズ(またはアルマス)を発動し、焔聖騎士導ローランを対象に装備。

  17. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を特殊召喚(ジョワユーズの場合、装備後に①効果でゴッドフェニックスギアフリードを手札に回収します)

  18. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4焔聖騎士テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(アルマスを装備している場合、この後に②効果を発動し、墓地からゴッドフェニックスギアフリードを手札に回収します)。

  19. 墓地の騎士導ローランの②効果で焔聖騎士帝─シャルルを対象に装備。

  20. シャルル①効果で賜炎の咎姫を破壊。

  21. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  22. 大聖剣博物館③の効果で装備カードとなっている騎士帝シャルルを特殊召喚。

  23. 焔聖騎士帝シャルルにリナルド②の効果で加えた焔聖剣デュランダルまたは墓地のオジエを装備(効果の発動はいずれかターン1ですが、装備するだけならデュランダルは同一ターンに何度も行えます)。

  24. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝2枚目をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  25. エンドフェイズに騎士帝シャルルを装備している方のシャルル大帝の②効果を発動。墓地から天子の指輪を装備して、デッキから焔聖騎士─オジエまたはオリヴィエを装備する(シャルル大帝2体目を出すためにデュランダルを使用した場合オジエが余るため、オジエオリヴィエによる対象・効果破壊耐性となります)。

  26. アンジェリカが帰還

この場合、手札にすでに装備魔法があるため、イゾルデ4枚落としは現実的ではないです。先述の通り、1枚落としリッチャルデットでも展開はできます。博物館のサーチ先がなくなっては本末転倒です(一応できる最大値ということで書いてます)。


⑤オジエ+リナルド(デュランダルを温存する場合)

盤面:シャルル大帝(対象耐性、効果破壊耐性)
   ゴッドフェニックス・ギア・フリード
   バロネス
   アンジェリカ
   装備カード3枚
   大聖剣博物館
妨害:天子の指輪によるチェーンブを介さない強制魔法無効
   導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回
   魔法罠無効
   モンスター効果無効
   魔法罠モンスター無効
   墓地に咎姫

  1. 焔聖騎士─オジエを召喚。オジエの①効果でゴッドフェニックス・ギア・フリードを墓地へ送る。

  2. 炎属性・戦士族がいるので焔聖騎士─リナルドを①の効果で自身を特殊召喚しチューナー化

  3. ゴッドフェニックスギアを墓地から回収

  4. 戦士族2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  5. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(後述で特殊召喚するオリヴィエ用のコストとして捨てるカードを手札に加えても良いです)

  6. イゾルデ②の効果を発動。天子の指輪1枚を墓地へ送り、焔聖騎士─リッチャルデットを特殊召喚(召喚成功時の②効果はここでは破棄する)。

  7. イゾルデと2体で賜炎の咎姫リンク召喚

  8. 咎姫②効果でリッチャルデット蘇生

  9. 特殊召喚成功時、リッチャルデット②の効果発動。オジエを蘇生(以降戦士族しか特殊召喚できない)。

  10. 4+1でレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  11. 特殊召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  12. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣─デュランダルを手札に加える

  13. 墓地のオジエの②の装備効果を発動し、アンジェリカを対象に取る。

  14. アンジェリカ②の効果発動。焔聖騎士─テュルパンを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導─ローランを特殊召喚。

  15. 博物館で手札に加えたデュランダルを発動し、焔聖騎士導ローランを対象に装備。

  16. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を特殊召喚。

  17. デュランダルの①効果発動。焔聖騎士─オリヴィエを手札に加える。

  18. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4焔聖騎士テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(墓地から出たテュルパンは除外される)。

  19. 墓地の騎士導ローランの②効果で焔聖騎士帝─シャルルを対象に装備。

  20. シャルル①効果で賜炎の咎姫を破壊。

  21. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  22. 大聖剣博物館③の効果で装備カードとなっている騎士帝シャルルを特殊召喚。

  23. 手札のオリヴィエ①の効果発動。イゾルデ①の効果で手札に加えたカードを捨て、自身を特殊召喚。

  24. シャルルとオリヴィエの2体でシンク召喚。フルール・ド・バロネスをシンクロ召喚。

  25. 墓地のオリヴィエの②効果発動。シャルル大帝を対象に装備。

  26. エンドフェイズにシャルル大帝の②効果を発動。墓地から天子の指輪を装備して、デッキから焔聖騎士─オジエを装備する。

  27. アンジェリカが帰還

展開例動画

オジエとリナルドの2枚初動が最大数の妨害を構えることができます。
ただしエクスパラディン1枚初動と比べると、特定のカードが2枚揃った時であることは留意しましょう。
①の展開ルートでも想定されていたように、オジエは焔聖騎士初見さんから誘発を受けることが多いです。そういう意味でも上振れ中の上振れですね。


⑥オジエとデュランダル(デュランダルを温存しない場合)

盤面:シャルル大帝2体
   ゴッドフェニックス・ギア・フリード    
   アンジェリカ   
   装備カード3枚   
   大聖剣博物館
妨害:天子の指輪によるチェーンブを介さない強制魔法無効  
   導ローラン装備によるシャルルの選んで破壊1回  
   魔法罠無効2回
   モンスター効果無効   
   墓地に咎姫

  1. 焔聖騎士オジエを召喚。成功時、①効果でゴッドフェニックスギアフリードを墓地へ送る。

  2. 焔聖剣デュランダルまたはアルマスを発動し、デュランダル①の効果を発動。リナルドを手札に加える。

  3. オジエがいるのでリナルドを①の効果で自身を特殊召喚しチューナー化。

  4. リナルド特殊召喚成功時、②効果で墓地のデュランダルを手札に加える。

  5. 戦士族2体を素材にして聖騎士の追想イゾルデをリンク召喚。

  6. リンク召喚成功時、イゾルデ①の効果で戦士族を手札に加える(返しのターンのリソースを確保します。このルートの場合は昇華騎士エクスパラディンが良いでしょう)。

  7. イゾルデ②の効果を発動。天子の指輪1枚を墓地へ送り、焔聖騎士─リッチャルデットを特殊召喚(リッチャルデットの②効果は破棄)。

  8. 2体のモンスターで賜炎の咎姫をリンク召喚。

  9. 咎姫の②効果、リッチャルデットを蘇生。

  10. 特殊召喚成功時、リッチャルデット②の効果発動。焔聖騎士オジエを蘇生(この効果の使用後、戦士族しか特殊召喚できなくなります)。

  11. オジエとリッチャルデットでレベル5聖剣を巡る王姫アンジェリカをシンクロ召喚。

  12. 特殊召喚されたアンジェリカ①の効果で大聖剣博物館を手札に加える。

  13. 大聖剣博物館を発動。②の効果で焔聖剣─ジョワユーズ(未使用の場合アルマスも可)を手札に加える。

  14. 墓地の焔聖騎士オジエの②の装備効果を発動し、アンジェリカを対象に取る。

  15. アンジェリカ②の効果発動。焔聖騎士テュルパンを墓地へ送り、自身を除外。その後、EXデッキから焔聖騎士導ローランを特殊召喚。

  16. 焔聖剣ジョワユーズを発動し、焔聖騎士導ローランを対象に装備。

  17. 装備カードを装備したモンスターがいるのでテュルパン①の効果で自身を蘇生。

  18. 焔聖剣ジョワユーズの①効果を発動。墓地のゴッドフェニックスギアフリードを手札に加え、ジョワユーズを破壊。

  19. レベル5焔聖騎士導ローランとレベル4焔聖騎士テュルパンで焔聖騎士帝─シャルルをシンクロ召喚(アルマスの場合、この後②効果を発動しゴッドフェニックスギアフリードを回収します)

  20. 墓地の騎士導ローランの②効果で騎士帝シャルルを対象に装備。

  21. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  22. 大聖剣博物館③の効果で装備カードとなっている騎士帝シャルルを特殊召喚。

  23. 焔聖騎士帝シャルルにリナルド②の効果で加えた焔聖剣デュランダルを装備。

  24. 装備している騎士帝シャルルを素材にシャルル大帝をリンク召喚。召喚時、大帝①の効果で騎士帝シャルルを装備して同名カード扱いとなる。

  25. 墓地のジョワユーズを除外してゴッドフェニックスギアフリード①の効果で自身を特殊召喚。

  26. エンドフェイズに騎士帝シャルルを装備しているシャルル大帝の②効果を発動。墓地から天子の指輪を装備して、デッキからオジエを装備する。

  27. アンジェリカが帰還

デュランダルを先撃ちしていますが、⑤の展開ルートと比べても妨害数は変わりません。
バロネスがいない分モンスター効果に対してやや脆弱ですが、「サーチ魔法をなどを無効化し続けてモンスターにアクセスさせない」というプレイングで補えもします。そう考えるとデュランダルは温存せずにオジエとリナルドを揃えるというのが強いのかもしれないですね(今も昔も最強の組み合わせが変わっていない)。

展開についてまとめると

・誘発を受けると1妨害減る
・デュランダルを温存しないと妨害の質が落ちる

ということになります。
しかしマストカウンターをされない限りは安定して4妨害前後を立てられるという強みがあります。

では次に誘発に対する考え方を解説していきます。

誘発に対する考え方

無効系誘発をどこに受けるのが痛いですか?

結論:イゾルデ②にうららもや泡影、ヴェーラーがマストカウンター

前述の展開のまとめの通り、無効系の誘発を受けると妨害数が1つ減ります。しかし、マストカウンターでない限り展開に支障はないため、1:1交換が成立しているとも考えられます。ですのでイゾルデ②以外に誘発が撃たれた時はよほど展開できない時以外はスルーで良いです。
また、シャルル大帝①の効果に泡影やヴェーラーを撃つと大帝の力が半減し、以降の展開も止まるという弱点もあります。しかし泡影の場合は手札に装備魔法を抱えているという裏目が存在するので悩みどころですね。

次に問題になってくるのが「イゾルデ①に泡影やヴェーラーを撃たれても問題ないのか?」です。結論、手札次第では貫通できるのでスルーできます。理由は「純構築焔聖騎士のイゾルデ効果の本命は②であるため、②をまだ使っていないなら2体目のイゾルデを出せば解決するから」です。
簡単に言い換えると「戦士族モンスターが3体並んでいる時ならイゾルデを素材にさらにイゾルデ出して②効果を通せばいいよね」という話になります。イゾルデがいる時にキリビレディを出したり、エクスパラディンとチューンナイト初動の時に一緒にリナルドも出してしまったり……外部ギミックなしでもこのあたりは貫通できるわけです。

と、マストカウンターを解説しましたが「焔聖騎士対面はイゾルデ②を止めればいいんだ!!」という話ではなかったりします。
どこに誘発撃っても裏目があるというのもそうなのですが……問題はイグナイト型が存在することです。
イグナイトを取り入れることでさらに展開が伸びます。そのために、イグナイト型はイゾルデ①の効果で通常イグナイトをサーチすることに意味があります。なのでイゾルデ①の時点で泡影やヴェーラーを撃つと止まることもあるでしょう。ですが、相手がイグナイト焔聖騎士かどうか判明するのはイゾルデ①の効果で手札に加えた時なのです。
また罪宝ギミック採用も流行っているため、無効系のマストカウンターを鵜呑みにしないでいただければと思います。

そのほかの誘発について

展開系デッキなので当たり前ですが、増Gはどうしようもないです。マストで止めろ。
同様の理由でニビルにも弱いです。2024年2月現在のマスターデュエル環境ではそこまで流行ってない印象です。もはや食らったら交通事故ですね(増Gより採用率は低いのでそう割り切ります)。
どうしてもニビルが気になったり、ニビルが流行ったりしたら罪宝ギミック採用も視野に入れていいのかもしれません。
あとアトラクターを食らった場合は動けません。除外されてもリナルドやモージでリソースの回復は一応できるため、できる範囲の動きをするのは問題ありません(マスターデュエルだとアーデク、紙だとリトルナイトなど)。
また、今現在は流行ってはいないですが、イゾルデ①の効果に幽鬼うさぎやPSYフレームγを受けると致命傷になることがあります。簡単に言うと「戦士族3体を同時に並べることはできても4体並べるほど出力はないから」です。シンクロとリンク召喚が得意なテーマである以上、「数珠繋ぎのように特殊召喚を連鎖するタイプのデッキ」なのです。
最後にドロール&ロックバードですが、なるべくなら指名者系で止めたいです。ですが……貫通できます。

ドロバを貫通した試合の動画


しかも、自分のドロバケアして動いてる!!


動画内では手札が上振れていたため、ゴッドフェニックスギアフリードでダメ押しの制圧とアストルフォの展開補助で助けられていますね。しかし、シャルル大帝を出すだけならアンジェリカで落としたテュルパンが墓地にいるため、アストルフォが装備魔法や聖杯の継承(墓地から聖剣回収)の場合でも成立します!

フィールドにほかのカードがなくても特殊召喚できる地味に強いイケ……カワメン


いやぁそんなこと言ったって手札2〜3枚揃ってないとだし、増Gケア考えるならドロバも自分の手札にないとだし……
と成立条件が難しいように見えますが……実は先に紹介していたカードがあれば手札に装備魔法がなくても成立するのです……それが!フェニックス・ギア・ブレード!!

未実装!!

未実装なのでマスターデュエルでの現状についてはなんとも言えないのですが……まあ焔聖騎士の未来は明るいということで。

ただ一つ言えるのはドロバ下でも最低限の動きができ、天敵である増援Gはなんとも防ぎたい焔聖騎士からしたらドロバの採用は十分あり得るのではないでしょうか?
総じて無効系誘発に耐性があり、効果持続系や破壊系誘発に弱いというのが焔聖騎士の特徴ですね。


誘発を受けることを考えた展開の仕方

なんのカードから使っていくか?はかなり難しいところだと思います。
しかし前述の通り、無効系誘発へはある程度耐性があるため、誘発チェックは召喚スタートからでいいかと思います。
エクスパラディンに泡影とヴェーラー受けたなら、手札から特殊召喚できるモンスターを出したり、サーチできるカードがあればそれらをサーチしたりすることでイゾルデまで辿りつけるでしょう。
オジエはさらにうららも受けるため、ほとんどの誘発を受けてくれます。先述の通り、オジエが誘発を受けても展開には支障はありません。
聖杯の継承やデュランダルのサーチカードはその後に使ってもいいかもしれません(もちろん展開できない場合は先に使わないとですが)。
相手がイゾルデの無効を狙っていると感じた時や念には念を入れておきたい時は2枚目のイゾルデを使うことを考慮して3体目の戦士族を展開できるように動きましょう。
増Gはだいたいエクスパラディンに装備されたチューンナイトがフィールドに出てくる時にチェーンで使われます。リナルドやシンクロ・リンク召喚はチェーンを作らないため、撃つタイミングを逃す人もちらほらいます。
ドロバで増Gをケアしたい時はチューンナイト特殊召喚より先にサーチカードを使っておいた方がいいかもしれません。
ニビルはすごく流行っているわけではないですが、食らう時は食らいます。ニビルを気にせずぶん回していても、一応手札が良ければリカバリーすることもできる時はできます。
そのほかの誘発を受けた時は交通事故と割り切る方がいいかもしれません。ビビって展開をコンパクトにしてしまうと本末転倒なこともあります。


(おまけ)エクスパラディン1枚からアクセスコードトーカーを出すルート

最後におまけでエクスパラディン1枚でアクセスコードトーカー(リンク4モンスター)を出す方法を掲載しておきます。
エクスパラディン1枚でできますが、エクスパラディン1枚=イゾルデ成立と同じ意味なので戦士族2体でもできます。
後攻からワンショットするのに役に立つこともありますので覚えておいて損はないかと。

  1. 昇華騎士─エクス・パラディンを召喚

  2. エクスパラディン①の効果発動。デッキからチューン・ナイトを装備

  3. チューン・ナイト②の効果発動。自身をフィールドに特殊召喚。

  4. 2体のモンスターで聖騎士の追想─イゾルデをリンク召喚(イゾルデ①の効果は任意で大丈夫ですが、後述のユニコーンの発動コストにできます)

  5. イゾルデ②の効果発動。デッキから焔聖剣─デュランダル(または焔聖剣─ジョワユーズまたはリビング・フォッシル)を墓地へ送り、デッキから焔聖騎士─リナルドを特殊召喚(基本はデュランダルなので以降はデュランダルで説明します。墓地に特殊召喚できるモンスターがいる場合はジョワユーズで代用可能。リビングフォッシルならば確実ですが、装備枠の都合で不採用が多いです)。

  6. リナルド②の効果発動。イゾルデの効果で落とした装備魔法を手札に加える。

  7. フィールドのモンスターを対象にデュランダルを発動。①の効果を発動し、キリビレディまたはリナルドを手札に加える(2枚初動の場合はこのターン使っていない方をサーチします)。

  8. キリビレディまたはリナルドを自身の効果で特殊召喚。

  9. イゾルデと1体のモンスターを使ってトロイメア・ユニコーンをリンク召喚。

  10. ユニコーンリンク召喚成功時の効果発動。イゾルデで加えたカードを捨て、フィールドのカードをデッキへ戻す。

  11. ユニコーンと残った1体でアクセスコードトーカーをリンク召喚


この展開によりユニコーンのデッキバウンス、光と闇のリンクモンスターが墓地にいるため、アクセスコードによる2回破壊が可能です。合計3枚も除去できまず。
また、ユニコーンを素材としたアクセスコードは攻撃力5300のため、攻撃力3000のゴッドフェニックスギアフリードが手札にいると合計8300でワンターンキルが可能となります。
オジエリナルドの2枚初動でゴフェニを落としつつ、ジョワユーズまたはデュランダルかそれらをサーチできるカードを持っていると成立します(つまり3枚初動でワンキルが成立)。
また最後まで警戒をしたい場合はアクセスコードで先に攻撃し、ゴッドフェニックスギアフリードを後にするといいかもしれません。その場合ゴフェニのダメージステップ開始時の効果でアクセスコードを装備できるため、500アップとモンスター効果無効が加わります。

デッキレシピ

マスターデュエル

チューンナイトを素引きしたくなかったり装備魔法が多いのでデッキ枚数は41〜43枚くらいがいいかもしれません。

OCG(誘発あり)

マスターデュエルとの違い
フェニックスギアブレード→リビングフォッシル
リトルナイト→アークデクレアラー

OCG(誘発なし)

先攻でブン回ると強いのでカジュアル向きじゃないかも?

終わりに


今回の記事、いかがでしたでしょうか?
色々知っている風に書いていますが、私の焔聖騎士道はまだ始まったばかりです。初心者よりも多少多くのことを知っているという点と備忘録が欲しいという点で自分の知識を書き出してみました。
紹介した展開もごく一部でしょう。探すとまだまだいっぱい見つかると思います。全てを網羅するのは気が向いたら……というより私が知らない展開を皆様から教えていただけると幸いです!
非環境テーマの難点は「集合知が少ないこと」だと思います。
自分の展開を教え、そして今度は教わり……という連鎖が焔聖騎士というデッキを強くしていく。そう信じて私はこの記事を書き終えようと思います。

では、皆様……良き焔聖騎士の夢女子ライフを!!


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