![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102496915/rectangle_large_type_2_422846e49ebe45251d083146dded913a.png?width=800)
ひとことで語れない「人」
深すぎる歌詞にやわらかな曲調に穏やかな世界観。
AgustDの先行公開曲「사람 Pt.2」(people pt.2)
人(사람・サラム )と言うタイトルの通りの人の歌でもあり
パッチム一文字違いの、愛(사란・サラン)の歌だ。
MVにも日本語訳はついているので意味はわかるのだが
사람と사란、細かいニュアンスを本当にちゃんと理解しようと思ったら
韓国語をちゃんと理解したい、と思った。
ハングルの読み方から始めなきゃ。
そして、ビルボードのインタビューでもタイトルに触れていた!
もともとタイトルは「サラ(사라)」で、韓国語の「ム(ㅁ)」の子音を抜いていますした。"人 "を表す「サラム(사람)」より子音が1つ少ないですね。サラ(사라)の語尾にどの子音を付けるかによって、「サラム(사람)」で「人」になったり、「サラン(사랑)」で「愛」になったりするんですよ。つまり、「サラ(사라)」の最後にどの子音をつけるかは、聞き手の自由だと。
でも、この子を友達に聞かせたら、みんな韓国語で「生きる」という意味の「サラ(살아)」に聞こえるというので"これじゃダメだ "と思ったんですよ。それで、最終的にタイトルは「People」に決定しました。
「生きる」でも通じるものがありそう。「人生は寂しさとの戦い」なんて
「流れていく人 流れていく愛 愛の終わりって一体何なんだろう」なんて
恋愛の終わりを歌っているようでもあり、人間愛でもあり。
「あなたはもう愛されるに値しているのだから」なんて
まるでおふとんにくるまれているような優しさ。
MVは曲調そのままのやわらかい空気感。
真っ白いきれいなお家で、真っ白なシャツを着て
ノートに手書きで歌詞を書き、ギターを弾き
自宅の作業室でコーヒー飲みながら作業をする
(※ペットボトルを溜め込んだりはしない)
ちょっとバムちゃんみのある犬と過ごしたり。
IN THE SOOPばりに癒やされる・・
![](https://assets.st-note.com/img/1680956873150-A6zpO59gbC.png)
特に印象的なシーンが
![](https://assets.st-note.com/img/1680956419769-GFTjpdaxEB.png)
真っ白な洗面所で手を洗っているところ
ちょうどラップ→歌パートに切り替わるところでもあり
やさしくて柔らかい美声✕美しい横顔にハッと息を飲むシーン
![](https://assets.st-note.com/img/1680957066917-XduXKY464F.png)
でもなぜ手のクローズアップ?
MVの最後に入るコメント
「コロナの状況の中でできることが限られてすべてを失ってしまった」
ときに作った曲。
![](https://assets.st-note.com/img/1680956462549-P0IaRG5YR9.png?width=800)
多くの人に伝えたいメッセージでもあり、
自分自身にも語りかけている、自分自身に伝えたい話でもあると
「手洗い」がクローズアップされたパンデミック。
日常の行動でありながら、この曲が作られた頃の、
パンデミックを一切連想させない穏やかな空気感の中で唯一
パンデミックを連想させる映像。
そして、元の曲は3分半。
さらにMVはこのコメントがついて4分半。
シュチタでユンギが長さにびっくりしていた「Wild Frower」とほぼ一緒。
最近の曲トレンドで1分台の曲もあることを当然認知している
ミンPDがあえてそのトレンドを無視しても映像を足したのは
「ストリーミングされるには不利な状況」になっても
多くの人に伝えたかったことがあるからだろう
あーー。ちゃんとニュアンスを汲み取りたい。
ユンギの語りかけるラップとふわふわおふとんばりの優しいボーカル。
IUちゃんの透明感のある高音と合わさるとより甘みが増す。
更にコーラスにADORAちゃん!(seesewみはこれか)
熟成具合の違う上質なお酒を
職人がこだわって作ったきれいなグラスで頂く感じ。
女性ボーカルとユンギの音との化学反応は本当に気持ちよく酔える。
熱愛云々余計な騒音なんか気にしないで、
遠慮なくどんどん女性ボーカルとのコラボをやってほしい。
chapter2なんだから。
ここまで書いていたら、まさかのIUちゃんと共演!!
しかも生バントでのライブセッション!
![](https://assets.st-note.com/img/1680957497713-j8sP5objx0.png?width=800)
生バンドバージョンはオリジナルとはまた違った大人の味わい。
フルバージョンが楽しみ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?