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Diffusers/Stable Diffusion まとめ

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Diffusers使用の自作GUIなど、Stable Diffusion関連
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#diffusers

WindowsローカルでJupyerlabを動かす(後編)

前編からの続きです。前編ではjupyterlabと使用ライブラリのインストールを行いました。 Colab環境との違いに対応するため、ソースを一部変更します。 ソース変更フォルダ作成 # 使用するnotebookでの実装の都合から、notebook-dirの下にcontentフォルダを作成しておくrootDir = "C:/Path/To/NotebookDir"content_dir = f"{rootDir}/content"os.makedirs(content_d

WindowsローカルでJupyerlabを動かす(前編)

先日PCが寿命を迎えました。お金はないものの、この機会に思い切ってそこそこのGPU(GeForce RTX 4060 Ti , VRAM 16GB)を積んだPCを買いました。計算性能はそれなりですが、VRAMの大きさが画像生成にとって魅力的です。 GoogleColabで作っていたノートブックを新PCのローカル上で動かせるようになったので、その方法をメモします。ゲーム制作の記事とは違い、狭い内容でもないのでnoteに書きます。 目標・Diffusersを使用するノートブック

立ち絵を作ってみた

前回の記事である程度形にしたStable Diffusionの自作GUIを使って、ゲーム素材に使う立ち絵を作ってみました。正確には立ち絵を作る練習。幅990px ×高さ1320px の絵を作ります。 作業の手順は備忘録として以前にも似た記事を書いたのですが、改めて手順を整理しました。 txt2imgで背景を作るまず背景画をtxt2imgで作成します。後の工程でほぼ背景は消えるので、ここで作る背景画はシード値の一種という意味合いではあるものの、キャラの絵に与える雰囲気を形に

StableDiffusionPipelineの改造に手を出した

マスクの向こう側の世界には何がある? まだ機能が足りない 前回の記事の後、体調を崩しましたがすぐ治りました。疲労がたまっていたのかもしれません。  さて先月にDiffusersベースの自作GUIをある程度作りこんだのですが、素材を作ろうとして機能が足りないところが出てきました。 ・768サイズのモデルで画像生成がうまく動かない → Diffusers公式のコミュニティパイプラインにあるLPW pipelineなら動作する (Long Prompt Weighting, カッ

DiffusersベースのStable Diffusion自作GUIをGitHubに置きました

依然として休養中ですが、生活に変化がありました。メインPCが戻ってきました。メインとは言え事務用PCの性能ですが、キーボードが打ちやすい…! 自作GUIをGitHubに置きました さてタイトルの通り、上の記事にもある自作GUIをGitHubに置きました。記事の後も修正を続けたり、Readmeという名の説明書を作ったりしました。GitHubを使うのも初めてなので、うまく出来ているかどうか。 格好つけて完成した段階でまとめてrebase & pushしたものの、ちょこちょこミ

DiffusersベースのStable Diffusion自作GUIを使う

 既存のDiffusersベースのGUIだと画像生成の試行錯誤がしづらかったので、自作GUIの作成を続けています。AUTOMATIC1111版web UI(以下本家)が心の師匠です。 前回からの変更点 ・七師氏のDiffusersベースライブラリ "Unstable Diffusion" を使用して画像生成。latent noiseでのinpaintを実現できた https://github.com/nanashi161382/unstable_diffusion ・U