見出し画像

noteスタート!転機を振り返る

note初投稿となります。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、タイトル「noteスタート!転機を振り返る」について下記進めてまいります。
目次 
1.シュロスバーグの理論 4S
2.私に当てはめて、振り返る

1.シュロスバーグの理論 4S
皆さま、「ナンシー・K・シュロスバーグの理論」という理論をご存知でしょうか?キャリアコンサルタントの資格を持ってらっしゃる方には馴染みがあるのですが、いかがでしょうか?
「人生の転機(transition)と乗り越えるための考え方」を説いた理論です。
1.転機と乗り越えるための「4S」

まず、転機とは大きく以下の二つに分けられます。
・ある出来事が起こること⇒イベント
・予期したことが起こらないこと⇒ノンイベント

イベントには、予期していた転機と予期していなかった転機に分かれますが、このように何かが起こるということと、何も起こらなかったという転機がに分けられます。

何も起こらなかった転機とは、「今月は予約していた旅行のはずだったのに、いけなかった」のようなという転機です。

そしてそのような転機に見舞われた場合は、以下の四つの変化が伴います。

  1. 役割:人生の役割のうち、どれかがなくなるか、または大きく変化する

  2. 関係:大切な人との関係が強まったり薄れたりする

  3. 日常生活:物事をいつ、どのように行うかが変化する

  4. 自分自身に対する見方:自己概念が影響を受ける

その転機を乗り越えるために、4つのSという項目を意識すると良いそうです。(自分のリソースです)

・Situation(状況)
・Self(自己)
・Support(支援)
・Strategy(戦略)

Situation(状況)は、その転機が自分にとってどんな意味を持つのかを判断すること。

Self(自己)は、自分の感情の動きを把握すること。

Support(支援)は、文字通り第三者からどんな支援が得られるのかということ。

Strategy(戦略)は、上記を整理したうえで有効な手段は何なのかを考えること。

もっと知りたいと思われた方はネットで調べればいくらでも出てくるので、ぜひチェックしてみてください。

私がここで言いたいのは、理論よりも出来事そのものではなく、出来事を自分がどう捉えるか、受け取るか、そしてどう対処していくのか、ということです。(シュロスバーグ先生も同じように強調されております)

つまり転機自体に何か意味があるのではなく、そのうえで状況や自己、支援を考え戦略を立てることで、転機の意味はいかようにも変えられるということではないかと考えています。

予測していない出来事なんて生きていれば山のように起こります。
それに振り回されるのではなく、自分がどう捉えて対処していくかを考えるほうが、確かに建設的な考え方かもしれません。

転機、出来事の意味は自分でつける。

人は出来事で変わるのではなく、その解釈やその後の行動によって変わるのだということが、この理論の伝えたいことではないかと考えます。

2.私に当てはめて、振り返る
ということで、私自身に当てはめて、振り返ってみます。
私にとっての直近の転機というとまさしく社労士事務所を開設したこと。
ただ、この事務所開設までもいろいろなイベントがありました。
◎損保会社退職
私の人生これ迄の職業に関しての最大の転機は損保会社を退職したことになります。自己都合退職という形ですが、複数の要素があります。

a.異常な業務量
仕事量が今でいう過労死ラインは言うまでもなく、精神障害認定基準160時間@月は優に超えるレベルのものでした。いわゆる担当が属人化していて、私一人が抱え込むという仕組みの中におりました。課長代理という立場ではあったものの、担当業務ははじめての業務です。医師の賠償責任保険というのを損保会社は商品として揃えており、その事故、つまり医師の医療過誤等が起こって、その事故調査業務をひとりで担当しておりました。それまでは営業とシステム関係に携わっておりました。課長に相談するも、能力不足を指摘されてしまいました。
ここでは状況(situation)と自己(self)あたりが汲み取れます。
異常な業務量で耐えるにかねて、相談するも改善の見通し全くなし、で自分の精神状態の危機を知り、退職の選択肢が浮上。

b.父他界
父は損害保険代理店業を長年営んでおりました。知らず知らずのうちに影響を受けたか、就職先に損保会社を選んでおりました。顧客も比較的多かったので、一旦知り合いの代理店様にお願いして、引き継いでいただいておりました。
ここでは支援(support)と戦略(strategy)が汲み取れます。
父の懇意の代理店様のフォローサポート、戦略は直ぐに引き継げないため、その間を懇意の代理店様にサポート頂いておりました。

その後代理店を立ち上げて、引き継ぐ形となっております。今は損保会社営業時代に担当させていただいていた代理店様のところで一緒に保険業務を担当しております。
ここでも支援と戦略が汲み取れます。

◎今回の社労士事務所開設
社労士試験合格し、事務所を開設するのですが、いわゆる副業許可を頂き、開設に至ります。
事務所開設に伴って、HPを作成したり(正確には作成中)、noteを始めたり、という流れにつながります。
ここでは状況・自己・支援・戦略すべて汲み取れます。

長くなりすぎますので、詳細は割愛しますが、皆さまも何か転機があった方はぜひ、一度このシュロスバーグの理論を参考に物事を捉えるようにしてみてください。

ほんの少しでも、ご自身の考え方、捉え方が、ひいては人生が、変わるかもしれません。

私は転機に対しては特に4Sを意識しながら方向性を決めております。
他にもクランボルツ先生のプランドハップンスタンス(計画的偶然性理論)など、いろんな考え方を取り入れております。
またの機会にお披露目したいと思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?