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どうする団塊ジュニア世代(その六)<ヒトラーの尻尾>


『団塊生産計画』稼働

敗戦後の第一次ベビーブームにより誕生した世代は「団塊世代」と呼ばれ、戦後日本の復興に大きな影響を与えました。
「団塊世代」は文化的、思想的な部分で共通しているという特徴を有しており、この特徴こそが戦後日本復興の大きな要因であると考えます。
私は戦後日本を早急に復興せさるため、何者かが恣意的に第一次ベビーブーマーを団塊化(以下『団塊生産計画』)させたのではと推察します。
あくまで今までとは別の角度から捉えた個人的な見解です。
団塊Jr.世代が好きそうなネタを織り交ぜながら、脱線しまくりで進めていきますので、ホラ話と思って読んで下さい。

前回は一般幹部攻撃魔法『パージ』により、『団塊生産計画』の障害となる面倒臭い人たちを一掃した話を書きました。

今回は実際どのように『団塊生産計画』が進められたのかを説明します。

歴史は繰り返す

私は歴史が好きなこともあり、社会の教員を目指しておりました。
教員免許も取得しましたが、団塊Jr.世代は就職超氷河期に直面します。

教員になる為にはスタバ福袋くらいの倍率を勝ち抜く必要があったのです。
心が折れた私は畑違いの職場に就職してしまいましたが、今でも暗記科目と嫌われがちな歴史の魅力をどうやったら伝えられるか?などと教員になった時の事を考えてしまいます。

歴史は暗記科目でコテコテの文系と捉えがちですが、時系列に俯瞰してみると、法則性や再現性がある論理的な学問である事がわかります。

目先の暗記に囚われているうちは点にしか見えませんが、連続して捉えていくと点が繋がり線になり、更に続けると波のような曲線になります。
日経平均株価や円ドル為替の動きが曲線になるのと同じです。
どちらかに大きく動くと必ず振り返しがきます。

それを歴史から読み解き、様々な想像を膨らませる。
そこが歴史の魅力です。
歴史を動かしているのは人です。
歴史上の人物に様々な出来事があり、沢山の要因が複雑に重なり合った結果、自分が今ここに生きているのです。
これは因果関係以外の何ものでもありません。

再現性について、歴代幕府(鎌倉、室町、江戸)の将軍(執権含む)を例に挙げて説明してみます。

初代は当然に有名(源頼朝、足利尊氏、徳川家康)です。
次に3代目も有名(北条泰時、足利義満、徳川家光)です。
8代目(北条時宗→元寇、足利義政→応仁の乱、徳川吉宗→享保の改革)あたりで何らかのターニングポイントがあり。
15代前後(北条16代、足利15代、徳川15代)に終焉を迎えます。

いづれも、テスト対策でココら辺を押さえておけば、赤点は免れるくらいの重要人物揃いであり、不思議と共通性が見受けられます。

更に興味深いのは、
鎌倉幕府を滅ぼした尊氏は、頼朝や北条家の教訓を学び、「自分はこうはならない」と固く誓ったハズです。
ド慎重な家康も、歴代幕府の教訓や様々な歴史を学び潰し、万全に万全を重ね、江戸幕府を開いたハズなのです。

なのに、
幕府がヨレヨレになる時期は徐々に遅くはなりますが、結局は同じ代で幕府を絶やすことになります。
皮肉なものです。

何の因果関係なのでょうか?
「歴史は繰り返す」のです。
次男から「歴史を勉強する意味があるの」とよく聞かれますが。
それが答えの1つだと思います。

「ヒトラーの尻尾だな」
「歴史は繰り返す」ということをデギン・ザビ公王が、戦局が読めない息子のギレン・ザビ総帥に知らしめた言葉です。
*団塊Jr.世代が大好きな『機動戦士ガンダム』ネタです。(ご存知がない方は、気にしないで下さい。)

それでは、
それを踏まえて(何を?)、GHQによる占領政策(団塊生産計画)は、「何が変わり」「何が変わらず」「何が振り戻された」のかを考えて行きたいのですが、随分と長くなったので、次回に持ち越します(結局、脱線)。
<続く> 



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