ミステリアスじゃない秘密主義者の物語
前に秘密主義者は周りに何か隠している事を気づかせないと書いた。
何か隠しているのでは?と周りに疑問を持たせない為に、自分すら騙す為に、全くミステリアスではない別の自分を作り上げているキャラクターが私は好きらしい。リズと青い鳥の希美だったり、新世紀エヴァンゲリオンのミサトだったり。
実はこういう事は自覚的に、あるいは無自覚的に多くの人が経験していると思う。だから、何というか、青臭くて好き。
だけど、それをテーマとした話って何だか他人事のように書かれている事が多くて、自分もこんな経験あるわーって思わせるような感じじゃない。多分、物語自体がその秘密主義者の気持ちをぼかして書いて、秘密にしているからだと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?