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Case5:何度でも、何度でも、何度でも。

※コミュニケーション上で、自分自身(あおまる)が、上手く対応できなかった状況・物事について、職場や登場人物等を含め、すべて架空の設定に当てはめ、理解・対応を検討しようと考えています。認知行動療法・7つのコラム法を参考にしながら、記載するように努めています。



【職場設定】

  • A社:主に食品倉庫の(在庫)管理を行う会社。食品の配達をB社に委託している。土日祝は休み。

  • B社:A社から食品の配達、配達前の数量チェックを委託されている。


【登場人物/キャラクター情報】

  • あおまる/30代後半、A社の正社員、勤続3年目(異業種からの転職)、対応が難しいとき等、閉口してしまう傾向あり。

  • 女A/60代前半、A社の再雇用職員(フルタイム)、勤続30年以上、在庫管理のリーダー、自身のミスは軽い謝罪で済ませ、他人のミスは、その大小に関わらず強く非難する傾向あり。

  • 女B/50代前半、A社のパート職員、勤続15年以上、女Aの前では女Aに同調するが、女Aが不在時は女Aをこき下ろす傾向あり(男Cにも同様の対応をする)。某男性ボーカルグループ(20~30代のメンバー所属)のファン。

  • 男B/60代前半、A社の再雇用職員(パートタイム)、勤続30年以上。

  • 男C/60代前半、A社の再雇用職員(パートタイム)、勤続30年以上。正社員として勤務していた時は、数量チェックのリーダーであった。

女A、男Bと男Cの3人は、”勝手知ったる”仲である。

【状況】

女B:「上司さん、聞いてください。女Aさんが、また、発注内容と数量を間違えているんです!先週も、同じミスをしていて、男Bさんに指摘されたから、その時の発注分は調整したみたいだけど、次の発注分の調整はかけていない…。これじゃあ、B社の職員から”数が足りないだの何だの”って、また来ますよ。もう、本当に、いい加減にしてほしい!!!」

男B:「いつも、”ごめんね~。 今、直すね!”なんて返事は良いけど、反省は見えないし。本当に分かっているんだか。」

男C:「本当に、昔から変わらないよな、そういうところ。」

女B:「ねえ。本当に、何回も同じことを指摘されているのに、同じミスをしてる。これ、他の人がしたら、絶対、女Aさんは怒り狂うよ。自分のミスは”ごめんね~”だけで済ますくせに。いつも女Aさんに指摘してくれて、男Bさんと男Cさんには感謝してる。」

男B:「もう、女Bさんも、女Aさんに直接、発注ミスを伝えたらいいんじゃない?」

女B:「絶対にイヤー!女Aさんから、どんな嫌みを言われるのか、考えるだけで怖いわ。」

上司:「分かりました。私の方で、その点を修正して、女Aさん出勤後、本人に伝えます。」

女Bが席を立ち、書類を手に、上司の隣に立つ。

女B:「上司さん、ありがとうございます。実は、そこだけじゃなくて、他にも修正してもらいたいところがあって。ここと、ここと、あとここと。あっ、ここもだ。」

女Aが仕事を休む日は、女Aの業務に関する話と、女Aが実施した発注を修正する話が、必ず上がる。必ずだ。

女Bは、女Aに、直接、発注の修正の必要性については伝えない。女Aの前では、女Aを支持することが常である。例えば、男Bが、女Aに修正を依頼したときは、いつもこのような流れになる。

男B:「女Aさん、また、ぶどうジュースを注文してるよ。このジュース、もう、どこの取引先も使ってないんじゃなかったけ?」

女A:「あ!そうだった。もう、私ったらバカなんだから☆ごめんね~。今、直すー!」

男B:「今すぐ、直してください。お願いします。」

女A:「分かったって~!もう!そんなに強く言わなくてもいいじゃん。」

男Bがその場を去る。

女B:「男Bさんは、いつも言い方きついよね。たった、一か所の修正じゃんね。本当に、いやだいやだ。」

女A:「ねえ。もっと優しく言ってくれても、いいのに~!」


女Bさんが発揮している二面性は、日本社会(すくなくともA社)では必要なのかもしれない。


【あおまるの気分】

  • 困惑 100%

  • 不快   80%


【あおまるの思考】 〇:ホットな思考

  • 〇女Aさんがいないところで、女Aさんの業務に関するマイナスな(?)他者評価を聞くことが辛い。耳にタコが出来そう。(100%)

  • 私も、同様に、私の業務に対して、マイナスの評価をされているだろう。(99%)

  • 女Aが担当をしていた部分のミスであっても、外部から見れば、A社としてのミスになる。A社内で、カバーし合えれば、それで良いでのはないか。女Aの態度?まで、話題にしなくてもよいのではないか。(80%)


【思考の根拠】

  1. 女Aの不在時に、女Aさんの業務についてネガティブな側面だけ話すことが、陰口のように感じる。

  2. 入職してから、この3年間ずっと、女Aの不在時は、同様のことが話されている。

  3. 私も、同様のミスをすることがある。

  4. 外部から見れば、A社としてのミスとみられる。誰のミスか、個人まで特定することは、そこまで重要ではない。


【思考の反証】

  • 陰口ではなく、単なる、他者評価である。

  • 勤続30年以上の職員もミスをする。その職員よりも経験の浅い職員がミスをすることは十分に考えられる。

  • 実際に、あおもりの業務について、同様の話がされているかどうか、分からない。


【今、考えられる理解・対応など】 2024年7月時点

  • 特定の職員の業務に関する相談事項は、上司にのみ、伝え・指示を仰ぐようにする。

  • ミスをしたとしても。ミスを繰り返さないための対策を考え・実施することが重要である。

  • 女Aの業務に関する話であり、あおもりの業務に関する話ではない。あくまでも他者による、他者への評価であり、そこまで気にする必要はない。


【気分の変化】

  • 困惑 50%

  • 不快 20%

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