#8 2022/10/4(ノーベル物理学賞)

ベルの不等式って何?

ベルの不等式とはなんぞや?本日ノーベル物理学賞を受賞した理由がベルの不等式の発見?らしい。TwitterにてKEKの研究者の方がライブしていたため、メモをここに残してみる。

かきもち ねことノーベル賞
サイエンスライティングと絵を描いてる科学の人らしい。最近ノーベル賞関係の本を書いているらしい。

てんそるたん
産総研究所のポスドクとのこと。KEKに元々学生として在籍。量子測定していたためベルの不等式を知っているかもということで登壇。

量子のもつれ
局所実在論を前提にするとベルの不等式の範囲内にあるはず、しかし実験をするとベルの不等式の範囲をはみだしてしまう。

そもそも物理とは何か?に関する前提認識がないと話がわからないらしい。物理というと?方程式を用いて物体の動きを予測する。現実の世界を数で表して方程式を解いている。流体シミュレーションなどが典型例で、物体の特徴量を数字で表して動きを表現するというのが物理の本質。すなわち、数字のペアでこの世を表せるというのが大事な前提。実験・測定というのは世の中の物体を数字として表すための操作。

量子論の前に19世紀後半になってくると、300年に及ぶ歴史を持つ物理がほぼ完成してくる。この中の一つで量子論が組み上げられた。両城には問題がある。重ね合わせ問題というのがある。これは、例えばコインの裏表を観測する操作を考えると、観測する前まではコインが裏と表の状態の重ね合わせの状態にあるものとして捉えられるということ。この気持ち悪い状態というのはありえないと考える人がいる。この人たちはこのような気持ち悪い状態を容認せず、コインの裏表を厳密に正しく予測できるのであれば、最終的に裏と表のどちらでコインが落ちるのかがわかるのではないかという考え方をしている。

確率論をやめたとしても、また別の気持ち悪いことが生じてしまう。その差異を解消するための理論の一つがベルの不等式。

この記事めっちゃわかりやすい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?