ばーち

今日、新板橋の葬儀場の前を通った
すると、ふと蘇るおばあちゃん通称ばーちの葬儀

じーち(おじいちゃん)のスピーチの途中、今まで積もり積もっていた気持ちが溢れてしまい、大号泣。じーちもそれにつられ我慢できなくなり大号泣。わたしより身近なママやおばさんより大号泣してしまった。多分ドン引きだっただろうな。

なんであのときあんなに泣いてたの？

ママに聞かれたことがある。その時は何とも言えなかったけど、あの時はママ(ばーちの娘)より悲しんじゃいけないなっていう気持ちと、ほんとに死んじゃうの?って気持ちと、なんでたくさん会いに行かなかったんだろうっていう悔しい気持ちが混じって混じって、言語化できないモヤモヤが溢れてしまったからだろうな
と今は思う。

ばーちは、気づいた頃にはボケていて、気づいたころにはもう喋れない寝たきりになっていた。最後に話した会話も覚えていない。ボケてて、あんま笑わなくなったばーちも、食べることが大好きだったばーちも死んじゃう前の何年間は見ることはできなかった。
笑顔が素敵で、いつもばーちの家に行けば美味しいものがでてきて、一緒にこたつで食べて…そんな思い出が光るから、それができなくなったばーちの姿や気持ちを考えるとほんとに切なくなる。そして、そんなばーちになんのお返しもできなかったお礼も碌に言わなかった私を恨む。
まあ、これを泣きながら買いているわたしを見たら、ばーちは
何泣いてんの、はははははは
って言うだろうから、こんな姿見せれないけど

ばーちはお惣菜屋さんをやりたいと言ったいたらしい。ばーちの抜群の料理と、あの笑顔があれば絶対いいお店だろうと今想像してもほんとに思う。
代わりにわたしが開いてあげるよ、っていう気持ちではなくて、自分のやりたいこととたまたま重なってるんだよね。このばーちのやりたかったことと、わたしのやりたいこと。

飽き性だから、この思いがどうなるかわからないけど、実現できたらいいな。

なーーんて考えると、今の悩みとか、小さなことやったなって思える😮‍💨ばーちありがとう😮‍💨

大仏のヘッダーは、
ばーちが編んだポコポコ帽子は、通称"大仏"と読んでいたので。