［夢日記の続き］うっかり忘れはけっこうするほうとはいえ、ここまで派手に物忘れするのかと夢のなかの私は衝撃を受ける。目利きならぬ味利きの老人がひとの料理の塩加減を腐した後、自分の味覚のほうが衰えているからだと気づいて涙とともに高笑いするまんがのひとコマが、後で脳裏をよぎった。