こんな夢をみた(2024年11月10日)
私は有人探査機の一員。おそらく木星探査船。人工冬眠によって地球に帰還する。大気圏突入の熱で、白い宇宙服姿の誰かが焼けていくのを、冬眠カプセルから私は目にする。足の先でその服の物体をこづいて、こっちくるなとこづく。そこでばっと暗転。私はうつぶせの姿勢で、棺桶にいる。中にではなく棺桶に対して蓋のような恰好で、うつぶせ。工場とも講堂ともつかない広い場所で、ほかの乗員たちの棺桶だかカプセルだかも並んでいて、それぞれ目覚めていく。各人の血縁者たちが、目覚めを見届け、帰還を祝福する。私は血縁者がいないので誰もこないのだなと思っていたら、見知らぬ白人の老婆が私のもとにやってくる。そしてやはり白人の老人男性に引き合わされる。私はその男性の片方の手を取って挨拶する。この二人は私のホストペアレンツなのだろうか、義母と義父なのだろうか。起床までのあいだに長い長い年月が経っているのを実感する。
そこで目が覚める。毛布の中で私は横向きに横たわっているのに気づく。うつぶせで起床する夢をみたのはこの体位のせいか、と気づく。
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はっきりいって寝覚めがよくない。リアリティらしいリアリティのない夢でありながら妙にリアル。
火葬場、体育館、公民館、昔見たSF映画の諸々が混ぜ合わさったものなのがわかる。そういえば羽佐間道夫のナレーションだか吹き替え声だかが聞こえた気もする。