ポエム　作品:3987『恐怖だけの日々』

ポエム
　作品:3987
『恐怖だけの日々』
　・完全にあの"どもり"が
　消えていったよ
　いまの私は
　このすばらしい時間を
　大切にしている。
　自分の意志を
　伝えることが
　本当にうれしく
　それが出来る。
　あたりまえだろ
　つまらないこと
　何を喜んでいる
　そう思っている人
　ばかりだろう
　あの苦しさ
　なにやって楽しくない
　人の前で話すことが
　恐怖しかない
　会話から逃げていた
　あの時代よ
　さよなら
　いつもひとりきり
　人は孤独が
　私が好きだと
　思っている人
　ばかりだったらしい
　孤独が好きな人間などいない
　普通に会話している人を
　見るとうらやましかった
　毎日が
　さびしいさびしい
　さびしいさびしい
　それだけ
　自分の名前言う恐怖
　今は忘れた
　あのどもりのまねごとも
　あの記憶がないので
　出来ない
　本当完全に直ったんだ
　それは嘘だろと思う人
　100%完治は
　無理のどもりは
　精神科でも
　直らなかったのに
　神は私は信じない
　私のどもりを
　直してくれたのは
　このことばを
　くれただけでなく
　私が何を
　やらないといけない
　教えてくれたのも
　女性の神だった。
　いつも言う
　それは詩（ポエム)
　ありがとうありがとう
　何度言ってもたりない
　この感謝だけ
　私はあとは詩を書くだけ
　詩を書くだけだ
〔作家:中谷美咲〕