第9週のあれこれ
体調不良&リアルが忙しく放置してました。とりあえず今週は文章だけで。
おさらい
本拠地NRGスタジアムで行われたイーグルス戦は29-17でイーグルスの勝ちでした。ESPNの(というかCaesars Sportsbookの)ハンデはイーグルスが-14。ちょっと舐めすぎじゃないかと思いますが、最下位争いをしてるうえスタメンが何人も欠場していることを考えると、仕方がないですね。
前半終わって14-14と接戦でしたが、1試合平均得点28点のイーグルスと16.6点のテキサンズがそれぞれいつもと同じくらいの点数でフィニッシュ。テキサンズの見せ場はありましたが終わってみれば順当な内容だったと言えます。
オフェンス
イーグルスの弱点のランDをこれでもかというくらい攻めた試合でした。ハンドオフのほとんどを受けたDameon Pierceは27回139ヤード、平均5.1ヤードの活躍でした。希望の星のPierceを酷使することを心配する人がいるのはわかります。ただWR1、2がいないうえ、ランに弱い相手ですから地上戦で勝とうとするプランには賛成です。イーグルスはランを出されてもアジャストできてはいなかったように見えます。もしくはランはある程度出される腹づもりだったんでしょうか。12パーソネルに対してニッケルディフェンスしたり、DLを増やしてもLBはいても2人だけでしたし。
パスオフェンスはどうだったか。ランをコールする余裕がある前半はよかったんですがね。前半に投げたパスは9回、うち8回成功。その多くがタッチダウンや1st down更新など効果的なものでした。ランが出たからたまのパスも通った、のではなく今回はデザインが良かったと考えてます。
レシーバー3人を片側で密集させるバンチフォーメーションはタイタンズ戦でMillsが使いこなせていませんでしたが、改善されていました。シフトやモーションの回数も増えたのも嬉しいです。Chris Mooreを左右にモーションさせて、パスカバーが苦手な方のLBを振り回しつつスイングパスなんかは見ないプレイだったので面白かったです。シーズン序盤に嫌というほど見た(本当に見るのが嫌でした)全員クイックアウトやカール、ではなく奥を狙うプレイが増えました。
ただ第3Qのインターセプト以降、立て続けに2つタッチダウンされて12点を追いかける展開になると前に進むことができなくなりました。パスプレイを強いられたときに、待ち構えるディフェンスを突破する攻撃力がありません。イーグルスのHCが言う通り、CJGJのインターセプトが試合を変えました。ベアーズ戦で「いくらランが出ても関係ない。いつか来るパスシチュエーションを抑えればいい」と書きましたが、やられる側になって実感します。
ディフェンス
Jalen Hurtsはスクランブラーというイメージがありましたが、パサーとしての実力は驚くほど向上しているようです。カバレッジの隙間を突かれてサクサク進まれました。テキサンズのディフェンスは体感では去年よりもカバー1、3が増えてブリッツも多くなったと思いますが、それでもカバー2やタンパ2の割合は高いですね。今回はSFとLBCBの間、ディープのサイドライン際をTEを使って狙われました。RBを使って浅いゾーンを守るCBを前のめりにさせて、SFとCBの間にTEを走らせるパス。あれをレッドゾーンで決められたときに「マズイ、研究されてる」と思いました。TEのGoedertは8キャッチ100ヤードの活躍です。
なんだかもったいないなぁと思うのは、Derek Stingleyに浅いゾーンを、Jalen Pitreにディープ1/2を守らせること。それやらせるならベアーズが指名したKyler GordonとBriskerでよかったのでは、とか思ったり。やっぱり試合を通してStingleyがマンツーしたり、Pitreがブリッツしてる(NelsonやKingにはガンガンさせてるのに)とこ見たいですねぇ。とはいえカバー1にしたらSteven NelsonがDeVonta Smithに置き去りにされてたりして「そううまくいかんよなぁ」とも思ったり。Nelsonがゾーン向き、マンツーでシャットダウンするタイプではない、というのはありますけど。
そういえばパスラッシュの仕方ちょっと変えましたね。DEのOgbonnia Okoronkwoを2ポイントにしてました。元々は3-4のEDGEなのでそっちの方が慣れてるんでしょうね。っていうかなんで3-4の選手を集めてるんだろうというオフの疑問は晴れないままです。
あとはDTが1人だけ3ポイント、あとは全員3ポイントで4メンラッシュしてたのとか、いろいろ試しているんだなとは思います。
まとめ
というわけで50点を取られる大敗とはなりませんでしたが、順当に実力差が出た敗戦でした。ケガで主力を欠く中でどうにか勝ちを模索していたし、なにより内容自体は先週に比べてずっと良くなっていたのが救いです。ラッシングヤードリーグ3位となったPierceや初陣でTDレシーブのTQ、スナップ参加率100%のChristian Harrisなどルーキーの活躍したことも嬉しいです。
低迷することは覚悟していました。今シーズンの残りも今まで通りルーキーの成長とチームがどう変わっていくかに注目していきます。
ところで来年上位指名候補のDLたちエグくないですか?ぜひテキサンズに来てほしい選手ばかりでワクワクしてます(QBは今のところどれもピンとこないんですよねぇ…)
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