赤ヘル解禁!

はじめに

 発表からずいぶん経ちました。いよいよバトルレッドヘルメットの週です。TNFなので全米中継でお披露目ですね。チームカラーが赤のチームは数あれど、キラッキラなメタリックの赤いメットは無いと思います。サイン付きレプリカヘルメットとか欲しいです。
 しかし対戦相手がなんともしんどい。唯一の無敗チーム、イーグルスとは…これまでで一番強い相手でしょう。テキサンズのホームとはいえ最近の客入りを見るとホームアドバンテージは考慮しなくてもよさそう。

イーグルスのD#

 イーグルスのディフェンスは、一言で表すとパスに強くてランに弱い。具体的な数字を書くと、Football OutsidersのDVOAというレーティングではパスD#はリーグ2位、ランD#は22位です。
 DBの個人技も、パターンマッチをスムーズに行う連携も、リーグでトップクラスのユニットだと舌を巻きます。LBは新加入のKyzir Whiteが厄介です。彼が上手いことフィールド中央を守っています。
 ランDはルーキーのJordan Davisがいないのは大きいです。DLにかなりの投資をしているイーグルスですが、Davisがいるときといないときでかなりの差があります。DTのFletcher CoxとJavon Hargraveのパスラッシュは脅威ですが、ランは素通りな場面が多いです。

 というわけでいつもの通りランをどんどんコールしたらそれなりに進めると思います。ただこの「それなり」って、いつも通り80ヤードくらい(もしかしたら100ヤード)走るけど勝因にはならない程度なんですよね…当然ですが、やはり勝つにはパスを通さないと。Nico Collinsはケガで欠場、Brandin Cooksもいません。信じられないくらいコマ不足で戦う羽目になりました。

イーグルスのO#

 イーグルスのオフェンスは去年まではラン一辺倒でしたが、A.J Brownの加入とJalen Hurtsの成長によりパスでも勝てるチームになっています。
 縦に走らせてもよしショートパスからRACもよしのBrown、卓越したルートランナーのDeVonta Smith、ブロッカーとしてもレシーバーとしても優秀なDallas Goedertは厄介です。チーム一の瞬足Ques Watkinsや先週活躍したスロットのZach Pascalまでカバーしきれないです。
 OLもRBも昨シーズンとほぼ変わらないのでランの強さは健在です。先週のタイタンズのようなリーグ随一のRBがいるわけではないですが、優れたOLがよく練られたデザインのブロックで走路を開くイーグルスのランは怖いです。

 ランパスどちらも強力なオフェンスを止めることは至難の技です。1試合あたりの得点は28点、これはチーフスとビルズに続いてリーグ3位です。もしかしたらインターセプトを1つは取れるかもしれませんが、焼け石に水かもしれません。

見どころ

 テキサンズ視点では勝敗よりもここのマッチアップやルーキーの活躍に注目する試合になりそうです。
 例えばDerek Stingley対DeVonta Smith。ハイズマン賞を受賞した年、SmithはLSU戦で大暴れしました。その時の対面はStingleyです。2年越しの対戦になるわけで、ここはかなり気になるマッチアップです。もちろんA.J. Brownが対面になるかもですが、それはそれで面白そうです。
 Steven Nelsonは去年イーグルスでした。データ調べてないですが今年は去年よりもイイ動きをしてると思います。古巣との対決はいつでも誰でも注目ポイントです。
 上でFletcher CoxやJavon Hargraveを少し下げましたが、パスラッシュ時の彼らは非常に強烈です。我らが期待のルーキーKenyon Greenがどれだけ戦えるか、ワクワクしています。
 パスラッシュといえば、EDGEのHasson RiddickやJosh Sweat、Robert Quinn(今年2回め)とLaremy Tunsil&Tytus Howardの勝負も見どころでしょう。1試合平均3サック以上の彼らを0サックに抑えられたら、なんて考えてます。

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