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映画『DEATH DAYS』

森田剛の映画『DEATH DAYS』は観といたほうがいい。

私、V6のファンでもあるため、バイアスかかっていることは否定しない。
それでも、まだ観ていない方へ大きい声で言いたい。V6解散とか森田剛・宮沢りえ夫婦とかそういうゲイノーニュース的な好奇心からでもいい。映画『DEATH DAYS』は観といたほうがいい。

森田剛の出演作はおしなべて暗い。
公開が終わった『前科者』といい、その前々作といい、すごい考えさせられるものばかり。
簡単に観られるものじゃないから、他のでもっと気楽なドンパチや恋愛映画やっているとついそちらに流れてしまうのはわかる。
同じV6のメンバー坂本氏をして、森田の舞台は難しいといわしめているし。

ですが、今、コロナウイルスやウクライナ侵攻でかつてないほど「死」のイメージが間近にある中、『DEATH DAYS』は心理面で真に迫ってくる映画。こういうダークな世界感を何の違和感もなく表現できる森田剛は、今の時代に本当に必要な役者だと思う。
人間のもろさとかかなしさとかある意味あまり見たくない隠しておきたい感情を、彼ほどメジャーの立場で、大人数に訴えられるひとはいない。

観た後に、かならず、何か残る。
むしろ、残させてみせる!と強い気持ちで、森田剛自身が、参加する作品の監督・スタッフ全員が、同じ方向に向かって動いていることが、ありありとわかる。


今日も死んでない。ヤッタネ。

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