私の俳句の作風の分類…とは?

世界一どうでもいい

皆さんこんばんは。みつかづです。

何故か分かりませんが、皆さん作風について、
「~派」、「古風」、「現代風」だとか仰いますけど、
そもそも分類したがる理由は何ですか? する必要ありますか?

俳句のルールは、「有季定型」じゃないのですか?
他に何かありますか?
(句会独自のルールは別です)

だったら、別に作風についていちいち分類する必要無いですよね。

『俳句添削道場』に、2024年4月15日(月)に
以下の句を投句いたしました。

AIはいさ気も知らず躑躅の香

有季定型で5・7・5の定番型。
季語が下五にありますが、基本形に属する変化ですよね。
上五の「AI」。いきなり超現代的な単語。横文字ですよ。
中七の頭の副詞「いさ」。この単語、飛鳥時代~奈良時代にかけての頃には
既に存在していました。しかし、中世中期頃からは「いざ」と
混同になりました。
皆さんご存知の通り、俳句は江戸時代にできたものですよね。
そして、季語は1つだけ。晩春の季語である躑躅(つつじ)。

これね。実際につつじの花が咲いていて、その香りをね、
つつじの花に鼻を近付けてクンクン嗅いだんですよ、私は。
つつじなので強い香りじゃないですからね。
そうすると、ホンワカした甘い感じの香りだったのですよ。
そして、「ああ、春も深くなってきたな。いいねえ」と思ったんです。
その時に、「私には甘い香りでホンワカした様な感じを受けたけど、
AIの多くには感情は無いので、一般化された言葉で
具体的に表現するのかな」と考えて、その場で作句しました。
投句すると案の定、「「いさ」とは何の事?」と
皆さんから質問から殺到しました。
そこから私が知らない間に「作風がどーのこーの」ですとか、
「これは写生句だ」、「違う。これは観念句だ」という話に広がりました。

皆さん、考えてみてください。
言葉の繋がりがですよ。超現代的な横文字から始まって、
飛鳥時代まで遡って、詩の形は江戸時代なんですよ。俳句という形。

こんな句、どう分類します? そもそも分類できるの?
写生句? 観念句? どちらなの? となりませんか?
古風? 現代風? 何派? 一体どれ? となりませんか?

そして、そもそも私の思考は仏教的ではないのですよ。
「唯物弁証法」というドイツのカール・マルクスが
提唱した考え方で万物、物事を捉えています。

西洋哲学に基づいて作句されているのですよ。
日本語が飛鳥時代、現代、江戸時代になってるんですよ。
作者の私は実際につつじの花の香りを嗅いでいたんですよ。
そして、「つつじの香りについてのAIの気持ちはさあ、
どうだか私には知らないけど、いい香りですっかり春だねえ」と
私はその場で思ってる句な訳です。

こんな句何に分類するの?って事なんですよ。
分類する事自体が無駄でしょ? 誰が得しますか?

結論:私の作風の分類なんて世界一どうでもいい。するならご勝手に。

以上です。
ご覧くださりありがとうございました。

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