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猫がいる毎日

幸せだ。

我が家には、猫が2人(あえて、2匹とは言わない。)いる。
私にとっては、彼らは愛玩動物ではなく、自我を有する一個体なのだ。
極端に言えば、好奇心旺盛で内弁慶な2歳児と同居している感覚なのだ。

2人とも子猫のときに保護されて、それぞれ生後3ヶ月ほどで縁あって我が家にやってきた。

完全家猫なので、首輪はつけていない。着飾ったりもしない。
家ではフリーアドレスにしているが、そこかしこに爪とぎを置いているのが奏功したのか、壁や家具で爪とぎをすることもなく、その日その時気に入った場所で、それぞれ付かず離れずの距離で思い思いに過ごしている。

食事は、基本的に自動給餌機で決められた時間に決められた量が出てくるようにセットしているが、どうやら物足りないらしく、頻繁におやつを要求してくる。

私は、愛猫にとって、「おやつ係」で「トイレ掃除係」で、「甘えたい時に甘えられる存在」でいたい。

私のエゴで迎えた子たちだから、外に出られない不自由さと引き換えに、安心して家で伸び伸びと過ごしたらいい。

自己主張が強い愛猫2人は、よく喋りかけてくる。
私は猫の言葉はわからないので、お互い試行錯誤しながら、何となく意思疎通ができつつあるのかな、と思う時もある。
動物と話せるドリトル先生が、心底羨ましい。

だけど、わからないから理解しようと努力するし、相手の眼や態度から推測して正解を探す。それは、きっと猫たちも一緒なんだろう。

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