ブライオファイタ運用考察-遅めの誕生祝いを兼ねて
はじめに
初めましての方は初めまして。そうでない方も初めまして。
れざぴと申します。
種族リーベリでの攻略を専門としているドクターです。
今回は、ブライオファイタというオペレーター、その運用法に関して私が調べた中での見解を書き連ねようと思います。
先述した通り私は種族リーベリを専門としており他種族のオペレーターをほとんど使っていないため意見に偏りがある可能性があること、また個人の見解であることをご留意ください。
新聞のコラム欄読むくらいの温度感で見て頂ければ幸いです。
経緯
先述した通り私は種族リーベリを専門としていますが、このブライオファイタの種族はリーベリ、少し大袈裟に言うなら私の領域になります。
私は種族リーベリのオペレーター達の性能を最大限引き出すことを大目標としてリーベリ縛りでの攻略をやっているのですが、このブライオファイタに関してはその強みを引き出せたと思える経験が無いというのが正直なところになります。
自分で触ってみてもいまいち個性を掴みづらく、また他の人が使っている動画を探そうにも資料があまり見つからずこのオペレーターと十分に向き合えないまま実装から何ヶ月も経過してしまいました。
ところで、先日9月29日はこのブライオファイタの誕生日でございました。
誕生日ということにかこつけて少し力を入れてブライオファイタが使用されている攻略等を調べてみたところ、様々な素晴らしい攻略が見つかり、自分の見識の浅さを痛感する結果となりました。
そこで、本記事ではブライオファイタの基本的な性能を紹介した後、私が個人的に衝撃を受けた攻略をご紹介しながらブライオファイタの性能面における魅力を考え直していきたいと思います。
そしてどうか今回紹介させて頂く攻略の攻略者皆様方、引用するにあたり許可を取っていないことをお許しください。勿論何か不都合等あれば速やかに対応致します。
ブライオファイタの性能
素質は防御バフ。注目して頂きたいのはただ「周囲8マスにいる近距離オペレーターの防御力〜」という文言に終わっていないこと。なんとこの素質、ブロックしていない時は味方にかかるというメイン効果に加えブロック中は自身にかかるという能力まで合わさっており、単純な話どんな状況にあっても誰かしらに防御バフは乗るというとても無駄のない設計になっています。
s1はシンプルな強撃、味方の後ろからこのスキルでペチペチ殴っているだけでもある程度雑に強いです。
先述した素質で防御力、ブライオファイタ自身の肉体でブロック数、そしてこのスキルでコンスタントな物理火力を補助的に提供することができ、攻防両面にコンスタントに手が届くと言えるかもしれません。
そしてこれは執筆上での都合なのですが、シンプルすぎて特筆して説明することがない。この後に登場するs2がブライオファイタを象徴するような部分でもあるのでs1はこのあたりで。
一応軽い紹介という形にはなりますが、ブライオファイタs1が採用された攻略としてはこちら
すずめさんによるZT-EX-7 通常 男リーベリ縛りが存在します。ご興味があるなら是非。
s2、本編と言っても過言ではありません。
一定時間自身の攻撃性能を強化しつつ味方に強烈な防御バフをかける、スキル終了後にブライオファイタが5〜6秒スタンするというなんとも難解な性能をしています。
切り所は非常にシビアかもしれません。必要sp50持続30秒と取り回しの良いスキルではありませんし、やはり地上オペレーターがスタンするという事象は怖いものがあります。防御バフはあれど攻撃面においてはそこまでの解決力があるとは言い難く、スペクターs2のような前例を考えるとスタンというデメリットに見合っていないように見えるかもしれません。
しかし、では弱いと結論づけるのは早いかもしれません。防御バフをかけると言いましたが、その防御力バフは最大で99%にも到達。ここまでの割合の防御バフは他に類を見ないレベルであり、なんとシャイニングs3に次いでアークナイツ2位の座に君臨します。
防御バフと聞くと地味に見えますが実際は防御バフ界屈指の大技、何かやってくれそうな可能性を感じるスキルではないでしょうか。スタンという代償を払って莫大な防御バフを得る、ある意味切り札的スキルと言えるかもしれません。
ブライオファイタを象徴するようなスキル。ここからは他の方の攻略を紹介しながら、このs2にスポットライトを当ててブライオファイタの魅力を考えていこうと思います。
余談ですが、ネタ寄りの話として防御数値参照の反撃を持っているバブルに対しブライオファイタ含めた防御バフをありったけ添えることで、バブル反撃ワンパンチャレンジだなんて遊び方も模索されているとかいないとか。
攻略①:IS-EX-5
https://x.com/saihatesaiha/status/1795122961453621747?s=46&t=kDCmFLKOYX-S2jE03WULQw
さいはてさんによるIS-EX-5 強襲 星5以下攻略。
以前星5ナイツ専門の方とお話した際に「防御バフを持っていない重装にブライオファイタで防御バフつける動きが強い」といった趣旨のお話をお伺いしたことがあるのですが、この攻略に関してはそれがお手本の如く実現されているように思います。
シラクザーノマップ最大の特徴とも言える血債からの粛清の時システム。
実はこの粛清の時は35秒であり、ブライオファイタs2の持続が30秒であることを考えるとそのほぼ全てをカバーすることができる。
これが実際にどのように活かされているのかと言うと、粛清の時にあたって出現する掃除人。ステルス・強烈な攻撃力・ちょっとやそっとでは倒れない耐久、全てを併せ持った難敵です。
掃除人の攻撃を受け止める盾として採用されているのがニアール。しかしニアールは防御自慢の職分と言うよりは治療能力を有することを特徴とする庇護衛士。掃除人の攻撃はしっかり痛手となり、自前の回復でもカバーし切れないほどに消耗します。
そこで活躍するのがブライオファイタs2。高倍率の防御バフをニアールにかけることによりダメージ面での負担を減らし、ニアール自前の回復と合わせて受けがきく状況を作り出すことに成功しています。
ここから見て取れるブライオファイタの魅力として
① 味方の耐久力補助
が挙げられるでしょう。
自前で十分な防御力を持たないオペレーターに対しs2を使うことで難所を切り抜ける耐久を与える。ブライオファイタの理想的なムーブの1つと言えるのではないでしょうか。
また、血債と粛清システムに対しブライオファイタs2の持続や回転が噛み合っていることも、限定的ではありますが個人的には目から鱗でした。
攻略②:CCB#1 第13区跡地 360点
https://x.com/deardreil/status/1801916712973181384?s=46&t=kDCmFLKOYX-S2jE03WULQw
しとみさんによるCCB#1 第13区跡地 360点攻略。
現在は危機契約期間真っ只中ですが、1つ前の危機契約において緊急試験区画のラストを務めたのがこのマップ。
このマップの特徴としては投擲兵の凶悪さにあります。契約によって投擲兵のHPや攻撃力が強化されているだけでなく、攻撃速度+200という恐ろしい強化がなされており、敵全体の攻撃力やHPを強化する契約と組み合わさり投擲兵が怪物と化しています。
この化け物と化した投擲兵に対する有効な回答としては
①射程外から一方的に火力を押し付けて倒す
②圧倒的な防御力で無力化する
の2パターンになるように思われ、特に②については、攻撃速度こそ盛られているものの攻撃力に関しては防御力がそれを上回ることができれば何発投げてこようと大した痛手にはならないので、回復と合わせればほぼ無力化できると言って差し支えありません。
しかしその圧倒的防御力を実現するためのハードルは高く、並の重装では蹂躙されて終わってしまいます。そこで採用されたのがバイソン。スキルまで使用した際のバイソンの防御力は屈指であり、投擲兵を無力化するだけの防御力を実現します。
しかし、バイソンのスキルは永続等ではありません。当然ながら時間経過でスキル切れが発生し、スキル無しのバイソンには投擲兵の攻撃は痛手となります。実際動画中にもスキル未発動のバイソンが投擲兵にゴリゴリ削られているシーンが存在します。
つまり、バイソンがスキルを発動できない時間は別の手段で補う必要が生じることになります。
そこで採用されたのがブライオファイタ。30秒という長い持続でバイソンに強烈な防御バフをかけ投擲兵を無力化しつつ、教官の射程を利用し投擲兵に対して攻撃を入れることすら実現しています。
ここで注目したいのが、「防御バフスキルを持っている重装に対し、スキルクールタイム中の防御バフが乗らない時間を埋める形でブライオファイタs2が利用できる」という着眼点です。30秒という持続があればスキルによっては再発動のためのsp回復が十分間に合いうるでしょう。
ここから
② 防御スキルのクールタイム埋め
というブライオファイタの運用法が見えてきます。
ただ上乗せするだけではない、同じ上乗せでもその切り所によって全く異なる戦略に切り替わるのが非常に奥深いところです。
おわりに
様々な素晴らしい攻略を見てきました。
総括して
① 味方の耐久力補助
② 防御スキルのクールタイム埋め
という2つの運用法を見ることができました。こうして文字に起こしてみると単純な理屈のようですが、それを実現して上手く当てはめることの難しさはアークナイツをやればやるほど感じるものではないでしょうか。
勿論今回紹介した用法が全てではありませんが、ブライオファイタというオペレーターの輝きの一端をご紹介できれば嬉しく思います(と同時に、自分の攻略を使ってその紹介を出来ていないことを不甲斐なく思います)。
私がブライオファイタの魅力を再認識したく始めた本記事、終始勢い任せに書き散らし本当にこれで大丈夫なものになったのか不安はありますが、これにて以上となります。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
あなたのロドスの防護壁をもう1枚強固にしてくれる可能性を秘めたオペレーター、ブライオファイタ。興味があれば育ててみてはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?