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【ワーホリ】オーストラリアで日本語教師をした話

 こんにちは、皆さん!私は現在、日本の大学を休学し、ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在しています。今回はオーストラリア・ブリスベン滞在中に経験した「日本語教師」としての素晴らしい経験を皆さんにシェアしたいと思います。 私は日本語教室でのアシスタントボランティア、また、日本語家庭教師として、日本語を教える機会を得ました。このnoteを見ている方々はきっと、海外で日本語教師や日本語教育に興味がある方が多いのではないでしょうか?このnoteが少しでもそのような方々の役に立てれば嬉しいです。また、私のオーストラリアでの経験・思い出を備忘録として書き残すことも目的なので、「こんなことを経験した人もいるんだな~」くらいで読んでいただけたら嬉しいです!(長めです)


日本語教室でボランティア

 一つ目の経験は、ブリスベンにある日本語教室でのティーチャーアシスタントとしての経験です。その日本語教室でティーチャーアシスタントとして約2か月間ボランティアをしました。この日本語教室は早期バイリンガル教育を目的としていて、私が担当していたクラスは、3歳から5歳の未就学児で日本にルーツを持つ子供たちを対象としたクラスでした。
毎週金曜日、午前9時30分~午後12時30分まで週1回のクラスで、場所は地元の図書館の一室を借りて授業をしていました。

レッスンの内容としては、4技能(読む・書く・話す・聞く)を中心とした授業を行っていました。
具体的には、
・絵本の読み聞かせ
・ひらがなや数字の練習プリント
・日本の幼児向けの歌を一緒に歌う
・生徒が絵日記について発表。(これは○○です。など)
・簡単なクラフトづくり
  などなど

上記のような内容をすべて日本語で行っていました。私が感じたことは未就学児クラスなので、「文字を上手に書けるようにする!」「今日はこの単語を覚える!」というよりかは、「とにかく日本語にたくさん触れて、楽しく日本語を学んでいこう!」という方針で毎授業行っていたように思います。


実際に授業をしていた図書館!

 子供たちの言語の学習能力や言語変換能力は凄まじく、前週はすらすらと英語を話していたのに、次の週にはきれいな日本語ですらすらと話していたりと、英語学習中の私は「羨ましい、、、」と思っていました。。笑 普段、あまり日本語ではなく、英語が優先的に出る子でも、日本語の歌を歌う時はすごく上手に歌えていたり、ひらがなを上手に書ける子、数字をすらすらと言える子、自分の書いた絵を日本語で上手に説明できる子など、本当に十人十色で、私自身がこの授業に参加することがとても楽しかったです!!
また、日本語を教える上で、どんな風に教えているのか、どのような教材を使っているのか、子供たちにどんな声掛けをするのか、などなど、日本語教育に興味がある身としても、とても勉強になりました。海外での日本語教育に興味がある人はボランティアを経験してみるのはとても良い経験になるので、ぜひ挑戦してみて下さい!

実際にお世話になった日本語教室

すみれ日本語教室  https://sumireedu.com/(ホームページのURLです)
オーストラリアのブリスベンとゴールドコーストの2拠点で日本語教室を開講している日本語教室です!私はホームページを見つけ、そこに載っていたメールアドレスに直接、「ボランティアをしたいです!」という旨のメールを送り、ボランティアをさせていただきました!ボランティアを受け入れて下さり、本当にありがとうございました。興味のある方はぜひ、ホームページを覗いてみて下さい!

家庭教師としての挑戦!

 さらに、ボランティアと並行しながら、家庭教師として自分自身でも日本語を教える機会も得ることができました。 ボランティアの他に、自分でも教える経験をしたいな~と思っていたので、家庭教師にもチャレンジしました!実際に生徒さんの家に訪問し、自分で用意した教材を使って日本語を教えていました。 なので今回は「生徒募集方法」「値段」「お金の支払い」「場所」「レッスンまでの流れ・内容」について私が経験したことを書きたいと思います!
 何件かレッスンをしたのですが、2か月ほど一緒にレッスンをした生徒さん(小学生)の話を中心にしたいと思います!(ここではAちゃんと呼ばせていただきます。)

1.生徒の募集方法

Webサイトで募集
私はこの方法で生徒さんを募集しました。一つ目の私が使ったサイトはGumtreeです。
https://www.gumtree.com.au/
このサイトはシェアハウス探しや仕事探しの際に、よくオーストラリアで使われているサイトですが、自分自身でもGumtreeに登録して、広告を載せることができます。Gumtreeは実際に多くの人が使っているので、3件ほど返信が来て、Aちゃんの親御さんもここでの私の広告を見て、連絡をしてくれました!
 
二つ目のサイトはTutorfinderというサイトです。
https://www.tutorfinder.com.au/
このサイトはいろいろな教科の家庭教師を探せるサイトで、私はこのサイトに日本語家庭教師として登録していました。1,2件ほど連絡が来て、何回かのレッスンをしました。
 
 私はこの2つのサイトを使いましたが、他にもFacebookコミュニティや日豪プレスなどに広告を載せるのも良いかもしれません!(日豪プレスは日本人向けのサイトなので、日本人の親御さんなどが日本語教師を探している可能性があります!)

生徒募集時に実際に掲載した英語テンプレート
タイトル
Native Japanese speaker teach Japanese!
本文
Hi, my name is ○○ from Japan. I'm ○○ years old.
I’m looking for students who wants to learn Japanese in ○○(住んでいる地域) area.
 
・Available: 2~3hours in a day. 2 to 3 days per week.
・lesson fee: 1時間の値段/per hour
・Best way to contact me : 自分のメールアドレスや電話番号など
・Location: My location, student's house, public library, etc
・Levels I can teach: Beginner, Pre-Intermediate
 
I’m flexible, so I will suit whatever you want me to do for lesson! If there’s any question and you’re interested, please message me!
 このような内容を掲載していました。自分の顔写真や趣味なども一緒に書くと、よりどんな人物なのか相手にとって想像しやすいため、返信が来やすくなるかもしれません!

2.値段

私は、1時間$20で設定しました。
オーストラリアの最低時給が現時点で$23ほどで、また、Tutorfinderなどで資格や経験を持っている先生の時給を見ると、$50ほどに設定していたので、経験のない私は1時間$20にしました。
ただ!Aちゃんの親御さんが、「$20は少ないから$40払うよ!」と言ってくださり、1時間$40貰っていました、、ありがたい、、

3.支払いについて

 私はその都度、授業後に現金でもらっていました。お金の支払いについては、振り込みなのか現金なのか、生徒さんとしっかり話して決めたほうが良いと思います!

4.授業までの流れ・内容

 授業までの流れとしては、生徒さんの親御さんからメールで連絡を貰い、授業をスタートする前に一度、親御さんから、直接会ってお話ししたいと言われたので、一度お会いして、その時にレッスンの頻度や曜日、いつからスタートするか、生徒さんの日本語レベルやなぜ日本語を学びたいかどんな授業を希望するかなどについてお話ししました。
 授業内容については、正直これについては、生徒さんの今の日本語レベルや希望によって変わると思います。
Aちゃんの場合は、通っている小学校で日本語の授業がある為、親御さんからは、「その授業の補強として日本語を教えてほしい」とのことだったので、実際に行った内容としては、
・ひらがな、レベルにあった漢字練習プリント
・絵カードを使って単語を覚える
・リスニング教材を使った単語の聞き取り
・前回のレッスンのミニテスト
・小学校で出された日本語の宿題の手伝い

などを行っていました。
 教材については、自分でネットで探したり、自分なりに絵カードを作ったり、休憩時に遊ぶ用の折り紙を持っていったりなど、その都度教材を作成していました!教材作成については、その生徒さんに合わせた教材準備がとても大切だと思います!!


自分で作成した教材の一部です!


 
 日本語家庭教師を経験して、本当にやってよかったー!!という気持ちでいっぱいです。とにかく達成感でいっぱいでした。最後の授業の日にAちゃんの親御さんからは「いつでも連絡してね。あなたは私の娘のように思う。これからも連絡取りあいましょ。」と言われて、本当に素敵な家族にも会えて、私にとっては一生忘れられない経験となりました。


最後の日に貰ったお手紙とチョコレート

まとめ

 今回は私が経験したオーストラリアで日本語教師をした話について書きました。これを読んで、「経験も資格もないけど日本語教えていいのかな?」と思っている人が居ると思います。私も最初はそうでした。しかし、せっかくワーキングホリデーを使ってオーストラリアに来たので、「やりたいことやろう!」という気持ちと「自分で日本語を教えてみたい!」という気持ちだけでチャレンジしました。最初は分からず、手探り状態でしたが、回数を重ねるうちに自信を持てるようになってきます!また海外では、「日本語を話せること」というのはスキルにもなり得ます。「自分の持っているスキルを活かして、自分で何かを始めて、誰かに雇われず、お金を稼いだ」という経験はとても有意義で、大きな自信となりました。
また、日本語教師を始める前はこんなに素敵な縁と経験に出会えるなんて思ってもみなかったです。とりあえずやってみる。これが本当に大切だと思いました。沢山働いてもいいし、オーストラリア中を旅行してもいいし、自分のしてみたいことにチャレンジできるのが、ワーキングホリデーの良いところだと思います。どんなワーキングホリデーを創るのかはすべて自分の行動次第だと思います!私も残りのオーストラリア生活、思う存分楽しみたいと思います!
とっても長くなりましたがここまで読んでくださった方ありがとうございました。このNoteが少しでも誰かの役に立っていたら嬉しいです。


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