#3 目標に向かう時、見るべきは「高度」じゃなくて「角度」
目標に向かう時、フォーカスするべきなのは「高度」ではなく「角度」だ。
要は自分のモチベーションをどう維持するかという話なんだけど、いきなり結論からぶっこんでしまった。
順に書いていこう。
「高度」というのは文字通り「どのくらい高いところにいるか」ということで、ここではあるタイミングでの実績とか今時点での成功とかそんな意味だ。受験で言えば、ある時点での模試の点数のようなイメージ。
一方で「角度」というのは「過去よりどのくらいよくなっているか」の度合いで、カッコよく言い換えると成長とか改善といった意味合いだ。
ちなみに「目標」に関しては、「達成したいこと」とか「今頑張ってること」とかそんな感じで読み替えてほしい。
具体的には、●●大学に入るだとか金メダルを獲るだとかそういったもので、小さいものも含めるなら、ソシャゲのデイリーミッションをクリアするだとか、今日は定時に上がるだとかもあるだろう。
そういった目標に向かってアレコレ頑張っている過程では、どうしても「高度」=「今どれだけ高いところにいるか」をばかりを気にしてしまいがちに思うのよね。
…ちょっと抽象的過ぎるな。
僕はブログをやっているので、ブログ運営で例を出してみよう。
例えば「月間●万PV」を目標にしたとしよう。
※PV:アクセス数みたいなもん
毎月のPVを記録して、下記のような感じになったとすると、ある月のPV数が高度で、先月との差が角度と言える。
目標に向かって記事を書いてみたり、記事の書き方の勉強をしてみたりするが、もちろん毎月PVが順調に増えていくわけもなく、普通に先月より落ち込んだりする。
ここで毎月のPVだけを見ていると、多かっただの少なかっただので一喜一憂してしまうし、前の月よりPVが少なかったりするとヘコむ人は多い。
人によってはヘコみ過ぎてやる気もなくなって、最悪やめてしまったりする。
せっかく目標を立てて頑張ってみたのにコレは非常にもったいない。
ではちょっと見方を変えてみる。現状をこれまでのPVの合計で見てみよう。
PVの合計で見ると、当たり前だけど毎月プラスされていくし減ることはない。
こっちに目を向けていると、常に角度が上向きなので毎月の結果でモチベーションが振り回されることがない。
実際僕のブログも最初は全然PVがなかったのでこの方法で序盤をしのいだ。
常にプラスで上向きなのは精神衛生上とても良い。やる気が出る。
……え?
目標は「月間●万PV」なのにトータルのPVで見るのはズルだろって?
じゃあ、別の見方をしてみよう。今度は目標自体はズラさず、もっとロングスパンで見てみよう。
いつまでにという期限がすぐ目の前に迫ってるということでないなら、ちょっとメンタルの強さが必要だけど長期で見るという手もアリ。
目標を達成することを決めているなら、ぶっちゃけ途中の経過がどうあろうと大した問題ではない。
途中つまづいたりすることもあるだろうが、最終的に目標を達成するなら、長期で見れば結局上向きになるのだ。
他にも、その月に学んだ新しいこととか、記事の書き方の改善点とか、Twitterのフォロワー数とか、目標を達成する過程で蓄積されていく(「角度」が上向きのもの)はたくさんあるし、そっちに目を向けた方がモチベも出るし楽しく頑張れる。
目標達成する前のある時点での「高度」=「毎月のPV数」だけを見て一喜一憂するのはハッキリいってあまり意味がない。
「高度」が高くても「角度」が下向きならメンタル的には相当追い詰められるし、逆に「高度」が低くても「角度」さえ上向いていればメンタルのコンディションは良好に保てる。
言い換えると「前よりも良くなっていってる」という実感が、何よりもモチベーションになると思うんだよね。
例ではブログのPV数の話だったけど、他にも色々当てはまることはあるんじゃないかなー。
結果から目をそらしちゃえ!ってわけではないけど、角度が上向きになっているものを探して、そっちにフォーカスしていくとモチベーションも上がるし、結果的にアウトプットも良くなるよね。
なんであれ目標を達成するのって気持ちいいし、せっかくならその過程も楽しんだ方がオトク!
途中途中の結果にこだわっていくのもいいけど、そのために自分が良くなっていってる部分にフォーカスしてくのもいいんじゃない?って話でした。
では!
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