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<i5+8GBベンチマーク>VAIO Z、ベーススペックの速度やいかに?

あまり見かけることのなさそうな、VAIO Z Core i5のベンチマーク。
今回、当店店頭展示は、あえて、Core i5+8GBという、ベーススペックをチョイスしているのは、すでにお知らせしたとおり。その展示機を使っていろいろ測定してみた。

VAIO Z基本スペックおさらい

CPUは、「Tiger Lake H35」という開発コードネームで、TDP 35Wのゲーミングノート向けプロセッサ「Core H35シリーズ」を搭載。
(2015年発売の前モデルVAIO Zは第6世代Core UプロセッサーTDP28W、SX14は第10世代Core UプロセッサーTDP15W)

選べるCPUは、以下の3種類
・Core i7-11375H 3.30GHz(最大5.00GHz)(SIGNATURE EDITIONのみ選択可)
・Core i7-11370H 3.30GHz(最大4.80GHz)
・Core i5-11300H 3.10GHz(最大4.40GHz)

内蔵GPUは、Intel Iris Xe Graphics。
SSDは、第四世代PCIe Gen.4 SSD。M.2(2280)。
メモリーは、PDDR4X規格。32GB、16GB、8GBから選択可能。

画像1

↑公式に公開されているグラフ。今日の主役i5は、SX14のi7と比較しても、162%の数値を出す。
これだけみても、かなりのスペックであることがわかるよね。

CPUベンチマーク

画像2

※CINEBENCH R23.200で測定

・Core i5-11300H 3.10GHz(最大4.40GHz)
 マルチコア:6470
 シングルコア:1410
(参考その1)
・Core i7-11375H Special Edition(5GHz)(VAIO Z|SIGNATURE EDITION)
 マルチコア:6832
 シングルコア:1625
(参考その2)
・VAIO SX14 Core i7-10710U
 マルチコア:4068
 シングルコア:818
(参考その3)
・VAIO Z(第4世代 2015年モデル)
 マルチコア:2234
 シングルコア:908

Core i5、恐るべし!SIGNATURE EDITIONに迫る数値だ。

グラフィックスベンチマーク

●ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.51

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SIGNATURE EDITIONでは、14486だった。

●FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.3

画像4

SIGNATURE EDITIONでは、2488だった。

●3DMark

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SIGNATURE EDITIONでは、1844だった。

ということで、内蔵GPUは、SIGNATURE EDITIONと同じ、Intel Iris Xe Graphicsなので、CPU違えど、大きな差はない。

ストップウィッチによる各種計測

※()内は、SIGNATURE EDITION

●起動時間(WiFi接続するまで)

パスワードなし
・通常シャットダウンから:7秒(12秒)
・完全シャットダウンから:17秒(20秒)

●シャットダウン時間(電源ランプ消えるまで)

・通常シャットダウン:8秒(10秒)
・完全シャットダウン:10秒(12秒)

●RAW現像

・使用データ:α7RⅣ RAW(圧縮)59MB×50
・使用ソフト:ソニー Imaging Edge
4分6秒(1枚当たり平均4.9秒)(3分50秒1枚当たり平均4.6秒)

起動時間&シャット時間においては、i5のほうが早いという驚きの数字だが、これは、測定したSIGNATURE EDITIONのOSが、Windows 10 Proで、i5実機が、Homeだったためだと思われる。
とはいえ、i5は、起動シャットダウン時間ともに、早い!!!!!

まとめ

VAIO Z(i5+8GB)は、想像以上に高速処理であることがわかった。
メモリー容量にはあまり影響しない実測ばかりだったが、メモリー容量は、15,000円で16GBにできるので、用途にあわせて選べばいいかと。
VAIO Zだけに、i5は存在感がかなり薄いが・・・予算に合わせて選択肢に入れるのも大アリだ!


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