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まつり公開前に溢れた言葉

ファーストアルバムから2年、最初の突風を今改めて追体験すると、藤井風の凄さに改めて気付かされる。スペースシャワーTV、FM802、JWAVE、ニッポン放送、テレビ朝日…比較的早くから彼を取り上げていたメディアは、すごい選択眼だと思った。

そして、何と言ってもずっずさんです。よくぞ彼を選び、彼から選ばれてくれた。あなたがいなければ、藤井風は、今もここまで世の中に認知されていなかったのかもしれません。或いは知る人ぞ知る存在でしか無かったかもしれません。

彼のような人が世に出ることで、確実に、今、変化の兆しが見え始めています。その浸透力、また、水が高きから流れるように、その勢いは誰も止められない。風だけに、また、風の時代だけに、その勢いは時に突風だったりするけれど、その後には澱みない新鮮な空気が残されている。

武道館、日産スタジアム、紅白の三段跳びを、たったこの2年で、やってのけた。あとは、グラミー賞ぐらいしか、想像力が貧困な私には思いつかない。

まつりMV撮影の写真を昨夜ずっずさんがアプリに上げていました。その写真を見ると、知った顔があまりいない。そして、みなさん大学生ぐらいに見え、なんだかとてもまだお若い。あの歴史ある建物に、たまたま居合わせたスタッフかお客さんに見えるんだよね。あるいは、ゼミ合宿?

彼の通った後には、綺麗な気が残されている。ご飯は美味しいし、ふわふわした多幸感に包まれ、自己の人生を肯定したくなる。ありのままの自分の肯定と共に、次に、他者の肯定ができるようになってくる。或いは、他者に振り回されないような強さが、優しさと共に生まれてくる。

自己啓発本読んでるくらいなら、藤井風の音楽を聴いた方がよい。でも、聴いた方が良い人に限って、実はあまり聴いていない。無意識に避けてるんだろうね。自分が変わらないように。

汚い環境が結局は好きなんだろう。清き川には住めない魚もいる。聴く人を選んではいないのに、なぜか選ばれてしまう。だから、藤井風のいったい何に惹きつけられているのかは、当初なかなか気づけない。

何より才能の塊である彼の魅力が、あの端正な外見、声、すらっとした肢体、素直な表情、岡山弁、英語、ユーモアセンス…これらに隠されてしまう。何に惹かれるのかが、非常に曖昧になり、混乱する。

惹かれるのは、藤井風に纏わる全てなんだと思う。とにかく魅力的な人。こんな言葉が今朝溢れ出し、止まらなくなった、そんなまつりの朝でした。

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