1歳の誕生日の前に
天地とともに天子の寿命の限りないことを希(ねが)う、という意味を込められた天長節の日に、つまり国民の祝日である「天皇誕生日(2月23日)」にエマはイオンの地に立って、いや座っていた。
敵国に先んじて、自国内で中腰になっているママとパパの元にハイハイして脱出しなければならない。
ママとパパは離れたところから小さな「アンパンマン」を持って、『エマ!・・・アンパンマン!・・・』を連呼しながら叫んでいる。
周囲の国の人たちもニコニコして、そして笑いながら騒いでいる。
小さな「アンパンマン」を持ったママが近づいて来ては、小さな「アンパンマン」を掴む寸前に後ずさりする。
エマは両手で床を叩いた後に、猛然とハイハイするなかマイク超しに響く、おんなの人の大きな声がした。
『エマちゃん頑張れ!エマちゃんもう少しです!』
『GOAL・・・!!!』
その翌日、2020年2月24日ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始した。
ポーランドに家族を残しウクライナに戻る父親のニュースをどこかのテレビで見ながら、老いぼれジィジiは『一般市民にそれは止めときなはれ』と妻に向かって思わず口に出した。
妻も『武器も無いのにそれは無理やわ』と思わず口にした。
それ以上会話はしなかったけれど、老いぼれジィジiは本当にこんなことを考えていた。
・エマを守る為にどのようにするのがベストか?
・仮に家族の家の中で危険が及んだらどうするのか?
・個人でもヘリコプターや戦車に対抗出来るだけの武器(どこかの一次情報で得た知識は有る)があっても、3度の脳梗塞でコロナから見を守るべく2年間じっとしている身では、寒波のなかは武器を取る前に体が壊れるだろう
・代わりに日本という国が守ってくれるのか?じっと身を潜めているしかないのか?
・対抗出来るだけの武器を使う前に自衛隊の講習は必須だろう
・自衛隊の講習をする前にするべき課題は、現在の日本において果てしなく遠い、遠い、遠い!
生番組であるTBSテレビ(ひるおび 2022/03/01)において、ウクライナ市民のインタビュー放送時において、CM割り込みがあった。
番組中に聞いたウクライナ市民のインタビュー要約
『ウクライナ国内には反ロシアのイデオロギーを持つ市民も数多くいる。ゼレンスキー大統領はそのことを解った上で、政府内の隠れ反ロシアを分断する戦略を立ててきた。そして、自国の自立に対してイデオロギーを持つ市民達も有事に対抗する為に数年掛けて努力してきた。例えばカナダの武器に対しても操縦出来るように・・・』(この場面でCM割り込み)
老いぼれジィジiが漠然と考えていた事を、インタビューに答えたいたこのウクライナの人は、現実に実行している。
と思ってインタビューを聞いていたら、突然CMが入った。
本投稿の趣旨は、一次情報を見た、老いぼれジィジiの二次情報である。
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