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pictSQUAREで主催した駅メモオンライン即売会レポート②【主催業務のまとめや反省点+次回開催について】

こちらはこの記事の続きになります!

記事①ではきみメモ参加者の皆さんにご協力頂いたアンケートの回答まとめがメインでした。こちらの記事では

・今後駅メモでオンライン即売会を開催する際に参考になりそうなアンケート回答やご意見のご紹介
・今回の主催業務の簡単なまとめ
・主催としてやってよかったことと反省点
・きみメモの次回以降の開催について+主催してみての感想まとめ

について書いています。

■今後のオンライン即売会開催に参考になりそうなアンケート回答まとめ


・開催頻度について

●またこのような駅メモオンライン即売会が開催される場合、理想の開催時期を教えてください。

また駅メモオンライン即売会が開催される場合、理想の開催時期を教えてください。-(1)

サークル参加希望者と一般参加希望者に分けて集計したのですが、どちらの場合も「3〜5ヶ月後」がトップでした。
気軽に開催・参加できるのがオンライン即売会の利点とはいえ、あまりハイペースに開催されるよりは、通常の即売会と同じ様にある程度の間隔が空いている方が良い方が多いようです。
新作準備にも時間がかかりますし、お財布も有限ですもんね…。

・参加費について

●今後駅メモでのオンライン即売会があるとすれば、どの程度の参加費であれば参加しても良いと考えますか。

今後駅メモでのオンライン即売会があるとすれば、どの程度の参加費であれば参加しても良いと考えますか。-(1)

【補足】今回のきみメモのサークル参加費は550円に設定していました。
これは全てpictSQUAREのシステム利用料のため、主催への金銭は発生しておりません。550円以上に設定した場合、システム利用料を引いた金額が主催に支払われます。

「〜1000円程度:41%」がトップでした。
上記の補足事項も設問に併記していたため、「〜800円程度」「それ以上もOK」も合わせて、全体の8割以上の方が主催に利益が発生する金額を払っても構わないと考えてくれていることになります。

今回はとにかく敷居を下げ、駅メモジャンル内でオンライン即売会の認知度を上げた上でいろんな方に参加して頂いてイベントを成功させたかったため、最低金額である550円に設定していました。
とはいえしっかりイベントを盛り上げようとすると、オンラインとは言え主催としての業務は色々と発生しますので…その業務への正当な対価としてある程度の金銭を頂くのは決して悪いことでは無いですし、それが認められるべきだと個人的には思っています。

またこれはあくまで一例ですが、発生した金銭で
・サークル参加者向けのノベルティをつくり、通販で配布する
・イベントの告知ペラを作って実際の即売会会場で配布し、宣伝する
・イベント記念のグッズやアンソロジー等を作成する
といった事も無理なく出来るようになるのではと思います!

また最近は申込時にサークル参加費に任意の額を上乗せできる機能が実装されたようなので、主催が信頼できる方であればそれを使ったり、当日や後日にgiftee等を利用してささやかな差入れをしてもいいのではと思います。(私も様々な方から差し入れを頂いて本当に励みになりました。ありがとうございます!)


・今後のオンライン即売会について

●現在の感染症拡大による状況が落ち着き、通常の即売会の開催頻度や規模が復活したあとも、オンライン即売会に参加したいと思いますか。

・サークル参加希望者

現在の感染症拡大による状況が落ち着き、通常の即売会の開催頻度や規模が復活したあともオンライン即売会にサークル参加したいと思いますか。

・一般参加希望者

現在の感染症拡大による状況が落ち着き、通常の即売会の開催頻度や規模が復活したあとも_オンライン即売会に一般参加したいと思いますか。

こちらもサークル参加希望者と一般参加希望者で分けて集計したのですが、あまり比率は変わりませんでした。どちらも「通常の即売会をメインに一般(サークル)参加し、サブでオンライン即売会にも参加したい」が6割ほどでトップです。

一方で通常の即売会が復活してからも「オンライン即売会をメインに一般(サークル)参加したい」と答えた方が3割ほどいるのは決して少なくない数だと思います。
現在の状況に関係なく、様々な事情で実際の即売会への参加が中々難しい方の新しい選択肢になりうる可能性を感じました。

・こんなことをやって欲しかった

サークル参加の方向けアンケート内に記入して頂いた内容でこんなことや企画をやって欲しいご意見をいくつか頂いていたので、参考までにこちらにご紹介します。

【声が聞こえないのが寂しい・通話がしたかった】
・声が聞こえないのは少し寂しかったです。通話アプリでの多人数ボイスチャットの会場や、Twitterでの実況(テキスト実況や、参加画面をWeb配信など)などあればより楽しかったかもしれません。
・ディスコードなどを利用して、参加者で集まって通話ができれば楽しかっただろうなぁと思います。
・コアタイムにdiscordやもくりなどのボイスチャンネルを開いて自由に通話できるようにする。
【前日・当日企画系】
・サークル・一般参加者での、イベント中に行うワンドロ展示会みたいなのも面白そうと思いました!
・欲を言えば、開催前日に、サークル参加者での前夜祭(任意参加)があったら楽しいかな?とも思う。
・スクショスポットなどがあれば楽しいなぁと思いました!
・時間時間でシャル飛ばしゲームみたいなゲーム企画があっても面白かったかもしれません。


■主催業務のまとめ

ざっくりとですが、イベント準備〜当日〜後日までにきみメモ主催として行った業務をまとめてみました。

・pictSQUAREでのイベントの立ち上げ・スケジュールの設定
イベント詳細ページの文章作成、更新
・イベント告知用Twitterアカウント@kimimemo_onlyの作成・運用
・ロゴ・キービジュアルの作成
・お問い合わせへのご対応
・当日のタイムスケジュールやイベント機能の説明画像の作成と投稿
・参加サークルの告知postのRT+まとめモーメントの作成
・アバター配布postのRT+まとめモーメントの作成
・イベント宣伝と実際のオンライン即売会へのお試し入場を促すためのオンラインオールジャンルイベントへの参加と宣伝
・サークルの配置作業
・サークルマップの作成
・駆け込みサークル参加エリア(2番線)の作成・アナウンス
・無料配布ノベルティの作成・発送
・イベント当日のタイムスケジュールや撮影会のアナウンス、取り仕切り
・pictSPACE利用者向けのアナウンス(決済期限・受け取り完了通知等)
・参加者アンケートの作成と集計、このまとめ記事の作成

準備中はただただイベントを成功させたい気持ちで一杯だった+自分自身がなにより当日を楽しみにしていたこともあり、無我夢中であまり実感が無かったのですが、いざこうやってまとめると色々していますね…。

今回一番大変だったのは、pictSQUAREでのオンライン即売会という新しいシステムに駅メモジャンル内で馴染みがない中で、どうやって宣伝して参加者を集め、イベントの仕組みや機能を伝えていくかでした。
実際どんなイベントなのかピンと来ない、操作やシステムがわからないという感想を当日までに見かけることが多く、主催としての力不足を感じて心苦しかったです。
(とはいえpictSQUAREが用意している公式ヘルプや解説が十分ではなく、正直わかりにくい部分が多かったのも事実です…。現在公式側がヘルプの拡充を進めているようですので、今後は各主催が個別にフォローしなくても公式にすべての情報や解説がきちんと揃っており、それを見ればどなたでもシステムが理解出来る状態になることを願っています。)

幸いイベント当日はたくさんの方にお越し頂いて大変盛り上がり、アンケートでも温かいご意見をたくさん頂けましたが、主催としてやって良かったこと・逆にもっとやればよかったなと思うことが色々と有りましたので、こちらにまとめておきたいと思います。

■主催としてやって良かったこと

・ロゴやキービジュアルの作成

きみメモビジュアルA4サイズ

こちらイベント詳細ページや告知アカウントのヘッダー用に作成したのですが、やはりオリジナルのロゴやイラストがしっかりあると途端にオンリーイベント!!感がぐっと増す気がしていいな…と思いました。
イベント告知時もイラストがあった方が目を止めてもらいやすく、かつ駅メモオンリーということも伝わりやすかったのではと思います。

配布する機会がなかったため特に宣伝用のリーフレット等を実際に刷ることはなかったのですが、上のメインビジュアルはリーフレット風を少し意識して作成していました。
またこちらのイラストを作ったことでネットプリントの配布や、無料配布のきみメモ記念ノベルティを作ることもできました。(作成数が少なくすぐ配布終了してしまい申し訳なかったです…)


オンラインとは言えど実際にイベントをやったぞという形に残るものを何か作りたかったので、これは本当に作成して良かったと思っています。

今回はイベントを立ち上げたのが開催2ヶ月半前と当日まであまり時間がなかったこともあり、ビジュアルからノベルティまで全てを主催自身で作成してしまいました。
ですがイベントの準備期間に余裕があり、更に人脈のある方なら、ここにジャンル内のいろんな方をお誘い出来るとイベントの宣伝効果やお祭り感の演出が有って更に良いのかなとも思いました。他ジャンルではキービジュアルを色んな方に依頼し、毎週新しく発表しているイベントも見かけました。

・サークルマップの作成

サークル配置確定後、以下のようなサークルマップを作成して公開し、更に告知目的での画像の使用や加工をOKとしていました。

pictSQUAREで自動で作成されるマップ画像も有るのですが、
・スペースNoやサークル名が中途半端にサークルカットにかぶってしまう
・pictSPACEで店舗を非公開にしているサークルの情報が一切表示されない
という2点が気になっていたため、手動で作成しました。
また取り扱いキャラの配置表があるとよりイベント感が出ますし、当日の買い物時にもわかりやすいのでは…?と。またマップ画像を見ればこれだけのサークル数が参加するということがひと目で分かって頂けるとも思っていました。
実際このマップ画像postはたくさんRTして頂きましたし、サークルの告知にも画像をたくさん使って頂けたので作成して良かったです!

・ハッシュタグの作成・イベントアカウントでの告知postRTとまとめモーメントの作成

イベント告知当初からハッシュタグ「#きみメモ」を作成し、告知や感想の投稿時に是非使ってくださいとアナウンスしていました。またこのタグがついているサークルの告知postと配布アバターを以下のモーメントにまとめさせて頂いていました。
●きみメモ参加サークル告知まとめ
●きみメモ配布アバターまとめ

告知から当日の感想、後日の戦利品報告までたくさんの方にハッシュタグを使って頂けました!
またまとめモーメントを作成したことで、とりあえずここを見れば当日の参加サークルの情報が大体分かるようにできたと思います。主催自身もモーメントとハッシュタグをサークルチェックに使用していました。

ただサークル配置確定後にモーメントをスペースNo順に並び替えるのが中々大変だったので、何か別の手段を考えても良かったのかもとは思います。ただTwitter公式アプリでお手軽にざっと見られるのはやはりモーメントの利点なんですよね…。他のまとめサービスを使うとしたらmin.tあたりが良いのでしょうか。


・記念撮影タイム

夜のコアタイムの終了時間である閉場一時間前に記念撮影タイムを設け、任意で噴水広場にお集まり頂くようにアナウンスしていました。
このおかげで自然に会場に人が集まる→撮影終了後も閉場まで会場内でなんとなくわちゃわちゃする…と言った流れが出来ました。盛り上がった雰囲気のままイベントを終了することができ、大変楽しかったです。


■主催としての反省点

・スマホで会場へ入場出来ることへの猛アピールが足りなかった

スマホで参加できることを知らなかったので、全面(告知アカウントのbioなど?)に押し出してもいいのかなと個人的には思いました。

一般参加の方から上記のコメントを頂いていました。また当日会場に参加されなかった方にも、スマホから入場出来ることを知らなかったというご回答が少しありました。
パソコンからではなくスマホからでも入れる上に開催時間が長く、外出先や用事の隙間に手軽に入場出来ることはオンライン即売会の最大の利点の一つだと思うため、この点が伝わりきっていなかったのは大変もったいなかったと感じています。bioやキービジュアル、ヘッダー等にスマホ入場可能と大きく記入した上で、更に何度もしつこく告知アカウントでアナウンスするくらいでも良かったかもしれません。


・会場内でのスクリーンショットの扱いについて

こちら始めは特に決まりを設けていなかったのですが、開催5日前に慌てて以下のような決まりを設定させて頂いていました。

①個人で楽しむ/保存するためのスクショ撮影は終日自由
②他の方のアバターやお名前、チャット内容、店舗外観(サークルスペース)が写っているスクショをSNS等にアップする場合は該当部分が分からないように隠す、トリミングするor写っている方・サークルから掲載の許可を得ること

ですが実際の即売会でのご本人の映り込みとは違い、オンライン即売会では会場で表示される名前もアバターも自分で設定できる上、何度でも好きに変えられるものなので、ここまで厳しくする必要はなかったと後日反省しました。また店舗外観を一切写り込まないようにすることも会場の配置上かなり難しく、現実的では無かったです。
実際イベント当日までにこの件について周知しきれず、お知らせを事前に読んで守って頂いた方々には大変申し訳なかったです…。

この件については
・アバターや名前については会場に入場した時点で撮影・SNSアップフリーに同意したものと見做す
・サークル申し込みをした時点で
サークルの店舗外観画像も撮影・SNSアップフリーに同意したものと見做す
・チャットの発言内容に関しては発言主の同意を得るか隠すこと
・店舗外観以外のお品書きやサークルの頒布物に関してはSNS掲載禁止

あたりを事前に決めておき、サークル参加申込み開始と同時にイベント詳細ページに記載しておくのが妥当かつスムーズだったのではないかと思っています。


・2番線エリアの扱いについて

サークル参加締切り後に急遽2番線エリアを追加で作成し、駆け込み参加枠としてイベント前日まで追加のサークル参加を受け付けていました。
当初の募集数だった50SPは参加締め切り数時間前にちょうど満了となっていたのですが、追加で5SPお申し込み頂けたため、駆け込み参加枠を設定したこと自体は良かったと思っています。

ただどうしても「50SPの広さがすべて埋まっている1番線」+「10SPの広さで5SPのみ埋まっている2番線」という会場構成になってしまい、当日の人通りの多さなどには大きく差が出てしまいました。
またイベントぎりぎりまで駆け込み参加を受け付けたかったため、サークルの配置を主催による手動ではなく申し込み順の自動配置にしていました。ですが早めに申し込んだ方から会場奥に自動配置されてしまうピクスクの仕様により、ページ下部の入口周辺が空き店舗のみという寂しいことになってしまいました。

ピクスクの1エリアの広さは10/24/50/100(SP数)から選べるのですが、100SPだとかなり会場が縦に長く、だだっ広いため
・アバターの移動が大変で会場奥のサークルが見てもらえない可能性がある
・人が増えた時に動作や読み込みが重くなりがち
と感じていました。
またあまりエリア数を細かく分けても参加者の分散に繋がってしまうし、エリア移動が手間に感じた方が最初のエリアのみ見て帰ってしまうということが起こり得ると考えていました。
そのため今回は50SP1エリアをメインにしようと思って募集SP数を設定しており、そこに後から駆け込み参加枠を付け足したため、仕様上どうしようもなかったとも言えるのですが…。駆け込み参加ではサークルマップの作成や手動配置はできませんと言う告知はしていましたが、せめて主催としてもっと2番線にも店舗が有ることについての宣伝が出来れば良かったのではと思っています。


■きみメモ次回以降の開催について

今後のきみメモの開催についてです。会場でのチャットやアンケート等で次回があればぜひ参加したいと伝えてくださる方が予想以上に多く、主催として本当に嬉しく思っていました。ありがとうございます。

ですが私に今後大きく環境が変わる予定があり、同人活動に取れる時間がぐっと減ってしまうため、少なくとも今後1〜2年はきみメモの次回開催は難しい状態です。
ただ次回開催は当分出来ませんとすぐお伝えするだけなのも主催として無責任かと思い、この記事を書くまで意図的に次回については触れていませんでしたが…。結果的に記事を書き上げるのに時間がかかってしまい、お伝えするのが遅くなってしまいました。きみメモ2が近いうちにあるのではともし楽しみにされていた方が居たら本当に申し訳ありません!

ですがせっかくきみメモがこれだけ盛り上がり、オンライン即売会という新しいイベントの形が少し駅メモジャンル内に広まったのに、次回開催に繋げられないというのも中々悔しく…。せめて私に何か出来ることは無いかと思い、今回のイベント参加者アンケートを実施させて頂き、このまとめ記事を作成しました。
この内容がオンライン即売会ってぶっちゃけどうだったんだろうと思っているサークルの方や、自分でも駅メモでオンライン即売会を開いてみたいな…という方の参考に少しでもなっていれば嬉しいです。

■今回のきみメモへの感想まとめ

・1参加サークルとしての個人的な売上事情や感想
主催としての前に、あくまで1参加サークルとしての個人的な売上事情や、頂けた反応についてを一例としてまず書いておこうと思います。

がっつり気合を入れた新刊と新刊セットを作成したのもあり、通常のイベント時の8割程の売上でした。新刊セットはさすがに通常時と同じ部数で作成するのが怖く、7割程の数で作成したところ開始1時間もたずに完売してしまったため、もしかしたら通常時と同じ数で作成しても全て手にとって頂けたのかも…?と思います。当初オンライン即売会としてなんとなく想像していた数より圧倒的に手に取って頂けて驚いた、というのが正直な印象でした。本当にありがとうございます。

他にも普段はあまり即売会に参加しなかったり通販を利用しない方がたくさん来てくださったのか、いくつ頼んでも同じ送料がかかるなら…という気持ちからなのか(恐らく両方なのかなと思うのですが)、作成してから時間の経っているグッズを新作と一緒に購入して頂くことが通常の即売会より体感として多かったです。
アンケートでも「思いがけず既刊をたくさん手にとってもらえた」、という回答があり、もしかしたらこれもオンラインならでは現象なのかもしれません。

また商品発送後に到着報告や感想をツイッター等でくださる方もとても多かったです!駅メモは通常の即売会や通販でも戦利品報告や感想の投稿をしてくださる方がとても多い素敵なジャンルだと思うのですが(サークル側としていつも本当に嬉しく思っています)、きみメモではジャンル全体で更に多かったのではと感じました。
pictSPACEの匿名配送を利用したため頒布物が皆さんに到着するまではずっとそわそわしており、早く新刊を見てほしい…!という気持ちで一杯でした。ですが到着後はコメントや頒布物の写真をたくさん頂けたこともあり、直接頒布物を手渡しできなかったことや、対面でのコミュニケーションが無いことへの寂しさを感じることはほぼ無かったです。

もちろん出来るなら通常の即売会で新刊を出したかった、という気持ちはありますが、フットバの延期→中止コンボを2回喰らって一時期本当にモチベーションが無かったので、とにかく絶対に動かない締め切りとお披露目の日付が欲しかったんですよね…。
この状況でそれがいつ叶うかわからず、即売会の延期に怯えながら作業をするよりは、思い切って今回のきみメモで新刊を出して一区切りつけた事は本当に良かったなと思っています。


・主催してみて+アンケートの結果を見ていて感じたこと
まず強く感じたのが、オンライン即売会は通常の会場で行われる即売会の「完全な代わり」にはなり得ないことでした。会場の熱気を実際に感じることや対面だから出来るコミュニケーション、その場で実物を見ながら売り買いが出来ることなど、絶対にオンラインでは不可能な事がたくさん有ると改めて感じました。

一方でオンラインだからこその利点も同じくらいたくさん有ると強く思いました。現在の感染症拡大による状況の影響だけでなく、様々な事情で元々即売会に参加し辛かったけどオンラインなら…とコメントしてくださった方が予想以上に多く、そういった方にとって今後オンライン即売会は新しく貴重な同人活動の選択肢になると思います。

また頂いたアンケートの回答を見ていても、オフライン・オンラインどちらにもはっきりとしたメリットとデメリットが有り、それぞれがトレードオフの関係になっていると感じました。
今後は一般・サークル参加者がその点を理解した上で参加・開催するイベントを使い分けて、駅メモジャンル内に通常の即売会と共存する形でオンライン即売会の文化が根付いてくれたら素敵だと思っています。
(私自身これから実際の即売会に参加することが恐らくしばらく難しくなりますので、素敵なオンライン即売会が開催されたらぜひ参加させて頂きたいな…と思っています!)

他にも今回感じたのは、駅メモというジャンルとオンラインの即売会の相性が予想以上に良かったことです。(ゲームの性質上身バレ・顔バレしたくない、遠方から来る方が多く交通費が嵩んでしまう、イベントが開催されやすい休日・連休は遠征の予定がかぶりがち…など)
実際の即売会だと恐らくスペース数的に難しいであろう駅メモでのキャラやCPのオンリーイベントも、会場費がほぼ発生しないオンライン即売会であれば無理なく気軽に開催できると思います。他にも遠征先からでも参加出来る点を利用して、駅メモキャラの誕生日に里帰りオフなどと合わせてオンライン即売会を開催する、というのも面白いのではないかと思いました。

長くなってしまいましたが、準備期間からイベント当日までとにかく楽しく走り切れました。本当にきみメモを主催して良かったと思っています。
きみメモにご来場頂いたみなさん、アンケートにご協力くださったみなさん、そしてこの記事を最後までお読み頂き本当にありがとうございました!

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