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宙ぶらりんと決めること

本当に大切な記事になりました。つくってくれてありがとう!
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嬉しいnoteをもらって、お返事書きたくなったので書きます!

あなたにとって、決めるってどういうことですか。
決断と覚悟は違うと思いますか。
宙ぶらりんの状態を受け入れられますか。


決断と覚悟の話、すっごくおもしろかった。
私が好きな本の『〈責任〉の生成』でも、似たような話がありました。この本では「意志」を過去からの切断として捉えていて、「過去から切断された絶対的な始まりとしての未来」と表現していました。

過去との連続を否定して、「新しくスタートして生まれ変わるんだ!」っていう考えのことです。でもそれって、あんまり現実的じゃない。良くも悪くも過去と完全に切り離すことはできないから。



この本では、「意志決定」ではなく「欲望形成」が大事じゃないのか、と書かれていました。意志ではなく欲望。決定でなく形成。


意思決定のような切断ではなくて、過去との連続体のなかにある「〜したい」という欲望を拾いつつ、「自分がやりたいことってなんだっけ?」を捏ねながら形成していくこと。


でも多分、それって時間がかかるし、普段から自分の「したい」に敏感じゃないとできない。だからこそ、私は自分の小さな欲望(「この景色すきだから写真撮りたい」「イチゴ食べたい」「旅したい」「昼寝したい」などなど)に忠実に生きていこうと思っているんだと思います。


◯宙ぶらりんの状態って気持ちわるいよね


(こんな無責任なこと言うのもあれだけど、)気が済むまで宙ぶらりんでいればいいと思う。その時間は、自分の中で(実は)結論が決まっていることに対して、覚悟を決めたり、腹をくくる時間だと思うから。自分の過去とつなげながら、あーでもないこーでもない言いながら、むにゃむにゃ、くねくねする時間だから。気が済むまでくねくねしたら、意外とスッと決められる。「ああ、こんなに悩んでる自分ダサいな〜〜」と急に思えたりする。

その時間があってから決めたことの方が、ずっと強いと思う。
むにゃむにゃしてる時の自分、人間らしくてちょっと面白いし、好きだなとも思う。



去年風越の大人を見ていて、大人って、子どもの頃に思っていたより、悩み続けているんだな〜と思った。

だから、これからも私は、決め続けて、宙ぶらりんでいつづけるんだと思う。

いつも、決めたことに(仮)をつけたまま、とりあえず今の現状に対して本気でいつづけること。
どんなに宙ぶらりんでも、ダサくても、腐らないでいたい。それは、苦しくても絶対に過去を手放さない、ということかもしれない。


なんか抽象的な話になっちゃったな。またお話ししましょ!

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