はじめましてと信州総文祭

来世は猫になりたいけど猫になるにはまだまだ徳が足りないよなぁと思っている高校生です。

毎年家族で一人一人今年の目標を100個書いていて、今年はその中の1つにnoteを始めることを入れた。毎日をマグロのように突っ走って生きながら、たまに立ち止まって頭の中を言葉にして自分の内側のものにしたいなと思って書くので、文才はないけど見守ってください。

自己紹介がてら、高校生活の中で私を作った出来事を描こうかなと思います。

やっぱり一番は総文祭。

 文化部のインターハイと言われていて、毎年違う県で行われる。有名な吹奏楽部やダンス、演劇、書道などから、自然科学、弁論、伝統芸能など…。全国から約2万人の県大会を勝ち抜いた選手が集まる。文化部の大会自体もアツくて面白いし、高校生とは思えないような演技や演奏を見るたびにこんな18年の過ごし方もあったのか、何度も思わされた。 

 でも、私が関わったのは選手側ではなく、2018年に長野県で行われた信州総文2018の運営側。選手たち観客の方々をおもてなしして、大会を運営する側。高校1年生の5月から実行委員会に参加し、1年と少しの間だったけど、その後の高校生活も大学を選ぶ時も全てに繋がっていたよなぁとしみじみ思う。

総文祭の実行委員の応募者数は2倍。受かった日の日記には、総文祭に私の高校生活を捧げたいって書いてあった。

総文祭で書きたいことは数え切れないほどある。学校も歳も考えも違う人たちと人たちと、絶対に成功させなければいけないものを作ること。絶対に自分の意見の方がいいのに!と思っていても違う意見が通った時、実行委員で決めた方向をさらにいいものにするためにエネルギーを使おう、と切り替えるのが上手くなったこと。

正直今だから言うけど、出来上がった台本に最初はあんまり納得していなかった。でもこれでいつまでも決まったことにだらだら文句言っててもダサいよな、って気づけた。と言うか、言ってしまえば私はそこまでこだわりがないのかもしれない。何かをデザインしたり新しいことを考えることは好きだけど、そこに最後までこだわりを持って突き詰められないっていう意味で私は作り手ではなく、編集者なんだろうなって今は思ってる。


あとは、クラスにいたらこの人とは仲良くならないだろうなぁという人に思い切って話してみたら面白かったりすること。明らかに自分よりできる人に出会った時悔しい!!!自分にできることはなんだろう!!!と思うこと。総文祭に参加しなかったら絶対に出会わなかったような、自分から関わりに行くことはないだろうな、って人がたくさんいた。でも、もっと話しかけておけばよかったなぁっていうのが終わった後の素直な感想なんだけどね。総文祭の人は何か自分が大好きな世界を持ってる人が多かったように思う。


県内の色んなイベントに出張して、断られながらも広報のティッシュ配りをしたこと、年上、立場が上の人、自分より能力が高い人に指示を出さないといけない状況でヒヤヒヤしたこと、初対面を相手にアドリブでマイクで喋ること、最初からできることなんてある訳はなくて、高校生にして訓練の場数を踏めたことは何にも変えられない経験だな、と今思う。

なんでもいいから総文祭に関わること全部やってみたい、という私のあり得ないほどの社畜精神と、それを全部許してくれていた環境に感謝したい。


総文祭は関わった高校生の成長を一番の目的としてた訳じゃなくて、2018信州総文祭の成功が最大優先だった。だから「自分たちがやりたいこと」より「やらなきゃいけないこと」、「仕方ないこと」が勝つこともしばしばあって、何時間も話し合ったことが次の会議で”大人の事情”で真っ白になったこともあった。でも、だからこそ、リアルに社会にインパクトを与えられて、リアルに学ぶことができたのかな、と思ってる。

47年に一度長野県に来るタイミングで高校生でいられたこと、何に感謝してもしきれないし、総文祭に関わっていなかったら今の自分ではないものが出来上がってたと思う。

そして総文祭が終わった後でもこの人脈は予想してなかった方向に繋がっていくのでした。その話はまた今度。


今年の目標は”好きなものに囲まれてずっとわくわくし続けること”

わくわくする服と髪型で、わくわくするものを食べて、わくわくすることに妥協しない1年にしたいです。


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