ひとにやさしく

困ってる人を見かけた時、前よりもすぐに動けるようになった。

駅で迷ってる外国の人に声をかけられたし、妊婦さんに席を譲れた。駅で具合が悪い人に声かけられたし、大きなスーツケースもってる外国の人の荷物持って案内もした。

こんなこと自慢せずにあたりまえの顔してやる方がかっこいいんだけど、前は動く前に迷ったりして、その間に通り過ぎて行っちゃって、まあいっかとか思ったりして、でもよくなくて。そんなことをうじうじ繰り返してた。

動けるようになったのはあの人のおかげだ。「あの人なら迷わず動くよなぁ」と思うと、自分も背中を押される。それは、未練とも言えるし、お守りとも言える。

本当はそんないい人じゃないのかもしれないけど、私の中でそう思えてるならまあいいんじゃないかなと思う。

16:00くらいの大学。このオレンジが好きなんだよね

大学のすきな先生がよく、「そうやって思えるのは希望だよね」と言う。

生きてればなんだかなぁと思うこともあるし、親しい人にも私の分かりえない地獄があるんだろうけど、みんなひとつでも小さくても希望があればいいなぁと思う。

「あの人がいるからまだ大丈夫だ」と思わせてくれてありがとうだし、私も誰かの大丈夫になれたらいいなと思う。