中学生にタイムスリップした日

「餃子パーティーのこと、『ぎょパ』って言うんだって！」と友達が教えてくれた。「へえ〜」と思ってたらその数日後、小学校からの友達とぎょパをすることになった。

小学校からの友達は2人。ポテチが好きな子をポテ子、チョコもなかが好きな子をもなかと呼ぶことにする。（適当ですまん）

2人は家族ぐるみで仲がよくて、文字通り一緒に育ってきた。道路で寝転がって遊んだ時も、部活がしんどすぎて毎日泣いてた時も、先輩に恋して浮かれてた時も、ありえないくらい前髪斜めに切った時も一緒。本当にくだらないことでずっと笑って、私が珍しくわがままを言える友達。進学と就職で地元を離れて、こうやって東京で会えるのはとっても嬉しい。

ポテ子が餃子パーティーしたい！と言ったので、餃子を手作りすることになったのだけど、実は私は餃子を手作りするのは初めてだった。親戚が中華料理屋さんをやっていて、お盆や年末年始には毎年大量の餃子を送ってくれていたので、餃子は家で作れないものだと思っていたのだ。

レシピを見ながらわちゃわちゃ作ると餃子は意外と簡単だった。包み方には個性が出てて、もなかは欲張ってタネがはみ出てた。そういえば大豆田とわ子でもわちゃわちゃ餃子包むシーンあったよね。餃子ってつつむっていう工程があるの愛おしいよな、と思う。たこやきだって丸く焼く工程があるし、あの、ひと手間かける感じがあるから、たこパとかぎょパのパーティー感は生まれるのか！と納得した。

餃子でお腹もパンパンになった深夜1時、勢いでカラオケにいくことになった。非常に青春。ねむくて目が半分のポテ子を引きずってカラオケに行った。途中までは各々好きな曲を歌っていたけど、途中から中学のあの頃の曲を歌い出した。

GReeeeN、米津玄師、ファンモン、ゆず、RADWINPS、いきものがかり、、、めちゃくちゃ懐かしい。。。

そこまで歌ったところで、HoneyWorksにたどり着いた。めっっっっっちゃくちゃ懐かしい！！！聴いたのは中学生ぶりなのに歌えちゃうのなんでなんだろう。はしゃいで歌ってた私たちは、確実に中学生にタイムスリップしていた。もう中学生に戻れないこと、ちょっと寂しいなと思ってたけど、こうやっていつでもまた戻れるんだなぁ、と思った。

5時の東京の空は気持ちよかった。
次の日は1日中ベッドで過ごしましたとさ。めでたしめでたし。