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【毎日が文鳥】文鳥さんを初めてお迎えした時の話

文鳥さんと出会って、一緒に住みだしてから早3年半。
一番最初にお迎えしたのはシナモン文鳥のスピカだが、元々それよりも少し前に小鳥店に白文鳥の雛を予約はしていた。
ただこの年は文鳥の入荷が少ないようで(コロナ真っただ中だった)、定番の白文鳥ですら入荷待ちの状態だった。

文鳥をお迎えするぞと相方と決めたタイミングも8月なので、正直繁殖シーズンではなく、本格的なシーズンは9月すぎてからかな・・・と思いつつも予約はしたものの、入荷待ちをしている間も文鳥の雛をついついネットで調べていたら、とあるペットショップでシナモン文鳥入荷の情報が・・!!

シナモン文鳥はネットで見かけて淡いミルクティーのような色合いがかわいくていいなぁ・・と思っていたのだ。
でも白や桜に比べてちょっと珍しい色なので、あまり出会えないと思っていたから入荷があるならぜひお迎えしたい!と思ってショップに連絡を入れた。

だが、ちょうどその子は売れてしまっていた。
ショップの人が、他の店舗に入荷予定のシナモン文鳥なら手配できそうとのことで、調べてもらったらokだったので、すぐに予約し翌日お迎えに行った。

文鳥さんを飼うと決めたときに、飼育本や雛に必要なヒーター、プラケース、敷材、育ての親、シリンジ、温湿度計などを準備していた。
あとネットで見たホヨヨボールがかわいくて欲しかったが、入荷未定だったので、編み物をほぼしたことのない私だがTシャツヤーンと鍵編み棒を購入してホヨヨもどきを編んだりしてワクワク準備した。

お迎えの為にプラケースにホヨヨを入れて敷材を詰め込んだ暗くできるバッグ、温度計などを持って名前は何にしようかと話しながら、もうワクワクが止まらない。

お店についてすぐ、予約したシナモンちゃんを見せてもらった。
動画や写真でみるよりもすっごく小さくて(たぶん2週はじめくらい)、手の上に乗せてもらったが、か弱すぎて私も相方もビビったのを思い出す。

とても元気でよく食べますと言われ、よかった元気な子なのだと安心した。

名前は最初に決めていた「スピカ」にした。
顔をみた時は「くるみ」や「きなこ」のほうが合うなとも思ったが、初志貫徹だ。

連れて帰ってセッティングしたプラケースに入ってもらい、色々飼育本などを参考に湿度や温度を気にしながら、いざごはんを食べてもらおうとしたのだが、粟玉+パウダーフードを育ての親であげようとしたところ、粟玉をうまくスポイトに詰め込めずに四苦八苦した。
なんとか食べさせられた。
この子は初日から結構食べたので、今思うとかなり食べるのが好きな子だったんだろう(今もそうだ)。

色々調べてみると粟玉よりもイグザクトなどのパウダーフードのほうがよいとあったので、イグザクトをアマゾンで買った。
翌日からはこちらに切り替えた。

スピカは初心者の私たちにはピッタリの丈夫な子で、お迎え検診でめっちゃ細菌が糞にいたのがわかった。
薬を貰って飲ませることになったのだが、先生には
こんなに菌がいるのに何も症状でてないの?と驚かれた。
普通は食欲不振やしんどそうな感じでもするのだろうか・・

とりあえずスピカは薬も飲むことになった。
1週間後の再検査ではいなくなっていて、念のためのもう1週間後の検査でもいなくなっていたので、菌はやっつけれたみたいだ。
そしてご飯の食べ過ぎだからもう少し挿餌回数減らしてもいいと言われた。

スピカ食べ過ぎだって。

今は発情抑制でかなりダイエットできたスピカだけど、去年までは結構脂肪もついてダイエットをさせるように、病院に行く度に言われていた。
(ゆるゆるとはダイエットさせてたのだけど・・・)

スピカの例のように、どんなに元気でも菌がいたりするのでお迎え検診は早めに受けてほしい。
あとは飼う前に小鳥が診れる病院(ちゃんと診れるか口コミでも確認)を見つけておくのが大事だと思う。
お迎え検診に連れていけば、基本身体検査と糞とそのうの検査をするので、初期の段階で発見して治療ができる。
雛はとても弱く、少し食べないだけでも死に至るので具合が悪そうなら様子を見ずにすぐに病院へ連れて行った方がいい。
また元気でも実は何かしらあることも多い(特にペットショップ)ので、必ず連れて行ってほしい。

ちなみに最近よくお世話になっているブリーダーさんがいるのだが、そこの子は健康な子が多く、ブリーダーさんでの繁殖・飼育なので伝染する病気や菌は保有していない。

秋~春が文鳥の繁殖シーズンなので、冬に雛ちゃんをお迎えする人も多いかと思うが、注意すべきは保温である。

このブリーダーさんの雛ちゃんは丈夫な子たちだが、お迎えされた先で悲しいことに亡くなった子もいるそうで、その原因が保温だったそうだ。
保温は基本保温電球とサーモスタットを組み合わせて使う。

保温電球もサーモスタットも安くはないし、セッティングもしにくいので、ペット用のシートヒーターを選ぶ飼い主さんもいると思うが、このシートヒーターだけで保温が足りずに亡くなったそうだ。
また、加湿も大事で濡らしたタオルをケースの上にかけたり、コップにさしたりなどして加湿をしてあげるのだが、それもおそらくしなかったのかもしれない。

雛は大人のように羽も生えそろっていないので、冷えるし自分で保温できないのだ。
お店で雛たちが重なるように寝ているかわいい姿を見かけた人もいると思うが、重なると暖かいのでご飯のハッスルが終わるとそれぞれ重なったりくっついて寝ている。

温度も飼育本をみると大抵書かれているが、文鳥の健康な大人の温度は20~26度で湿度は50~60%、雛は週齢で変わるがお迎えに一番多そうな2週~3週だと28~30度で湿度は70%以上となかなかの熱帯なのだ。

しかも人間のように足元が暖かければ温まるのではなくて、鳥は温められた空気を肺に取り込んで体を温める仕組みなので、ケージの中の温度が大事なのだ。哺乳類ではなく鳥類なので体の仕組みが色々と違うのだ。


ちょっと今から雛を買う人のために、冬の雛の注意点を書き足しておこうと思ったら長くなってしまった・・・・
飼育本1冊だけではわからない部分があったり、書いていることもだいたい同じだけど細かい部分は書いてないので、参考になればと思う。

こんなことを書いているが、私も冬の雛は緊張しながら育てている。
それくらい寒さは命取りなので、それが伝わるといいなと思う。



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