歌うボイスロイドの好きな曲を語ります

はじめに

 こんにちは、caramelです。よろしくお願いします。
 この記事は「ぼすきー 裏 Advent Calendar 2023」の参加記事となっております。

https://adventar.org/calendars/9195

 ところで皆さん、ボイスロイド(合成音声)は好きですか?私は好きです。そしてこの記事を見ているほとんどの人もそうでしょう。
 そこで我々は思うのです。「推しよ!あなたのその声で歌い、私を魅了してください!」と。そのような願いから生まれた(諸説あり)のが、歌うボイスロイド。
 ボーカロイドとの違いは、トークソフト上で歌わせている点です。そのため、私たちが普段から心酔している子たちの声質の歌声を生み出せるのです。
 
 さて、本記事では、私が個人的に刺さった歌うボイスロイド曲を語っていきます。

 ※情緒が不均質ですが許してください。


曲紹介

①あー飯を食え結月ゆかり

 結月ゆかりと琴葉葵はさ、ご飯食べなさそうだよね。そういうところあるのよ。そして彼女らには心配してくれる人がいるんだ。あったかくて微笑ましくて可愛らしい、そういう曲です。

 ゆかりさんに関しては、もはや主食がカロリヰメ〇トでは?「バランス栄養食ですし場所を選ばず食べられますし、一番良いと思うのですが」とか言ってあかりちゃんを困らせてるんだ(妄想)。いーけないんだ。それでもあかりちゃんは、不摂生なゆかりさんに美味くて温かいご飯を食べさせようと必死に頑張ってる!加えて歌詞には重要な点があって、それは

私と 飯を食え

というところ。……そうだよな。あかりちゃんは、ゆかりさんと美味しいもの食べて、一緒に幸せになりたいんだよな。実際、それを裏付けるように、あかりちゃんは最後にこう歌います。

私と 共にくらせ!

と!!!あぁ、ゆづきず(昇天)。


 さて、葵ちゃんは体重を気にしてご飯を食べようとしないらしい (いや、十分素晴らしい体型では?) 。この曲の琴葉パートの好きな点は、姉妹特有の関係性を感じられるところです。ゆづきずパートは、どちらかと言えば少し重めの愛情もしくは友情からの行動でした。しかし、茜ちゃんは葵ちゃんの姉として奔走しているんですよね。「ほんま、葵は困った子やな~」と言っている健気な姿が容易に目に浮かびます。

 ということで、みなさんも聴きましょう。きっと、虜になります。

②主よ、人の望みの喜びよ

 アドベントカレンダーと言えばクリスマス。クリスマスと言えばこの曲。曲名は知らずとも、メロディは聴いたことある!という人も多いかもしれません。『主よ、人の望みの喜びよ』は、かの有名なJ.S.バッハが作曲した教会カンタータです。教会カンタータとは、簡単に説明すると、キリスト教の教会で演奏される声楽付きの音楽で、歌詞は聖書を引用したものが多いです (なお、『主よ、人の望みの喜びよ』はマルティン・ヤーンの詩の一節)。なかでもこの曲はクリスマスやイースターなどでしばしば歌われるのですが……

 え!!教会の音楽を琴葉姉妹が!?!?

 はい。想像するだけで、曲を再生せずとも浄化してしまいそうになりますよね。分かりますよ。だって私たちにとっては琴葉姉妹が”そこにいる”だけで嬉しいというのに、この曲を歌わんとする彼女らはそれのみならず"祈りをささげている"のだから。信じるものがあるというのは美しいものです。

 さあ、天に召されそうになりつつ再生ボタンを押してみましょう。

・・・尊い!!上手く言語化できませんが、あえて言うならば、かわいらしい中にも落ち着きのある声、でしょうか。

 シンプルではっきりとしたメロディ、神聖な雰囲気を纏う伴奏、そして琴葉姉妹の心のこもった歌声。これらすべてが完璧に調和しています。そこは、まるで天国であるかのよう。

 「ボイロクラシカ」タグが付いていますが、堅苦しさを感じる必要は全くないので、もっと多くの人に知ってほしい作品です。

③your hand, my hand

 またまた琴葉姉妹の曲です。好きだから仕方ないですね。
 この曲の特に好きなポイントは数え切れないほどあるのですが、紙面の関係上、歌詞に絞って魅力をお伝えします。

 さあ、その歌詞ですが、尊い!にあふれまくっています。幾つか例を挙げて紹介したいと思います。

繋ぐ右手と左手が切なくて
      君の傍 離れたくないよ

 兄弟や姉妹がいる人なら分かるかもしれませんが、いつも近くにいるのが当たり前のように感じてしまいがちなんですよね。でも手をつないで傍にいてくれる人の有難さって確かにあって。
 そういう有難みを琴葉姉妹はお互いに感じられていて、だからこそずっと結ばれていたいって思ってしまうのでしょう。とてもいい関係で羨ましい。そして尊い。

私の未来が何処に続いていても
この手をずっと重ねていてね
嬉しい事 辛い事 重ねた日々が
私たちをいつまでも繋いでるから

 泣きそう。というか半分泣きながら書いてます。「この手をずっと重ねていてね」と歌っていますが、彼女もきっと、そうするつもりなのでしょう。今年で10周年を迎える琴葉姉妹。これからも、2人で、2人だけの道を歩み続けてくれることを願っています。

④HAPPY BIRTHDAY

 みなさんご存知、back numberの"HAPPY BIRTHDAY"。この曲に一番合う合成音声キャラは東北きりたんだと勝手に思っています(異論は認める)。誕生日にちょっと切ない感じで歌うきりたん、本当に大好きだ……。

 特に、

ハッピーバースデー 片思いの俺

 この歌詞が心に突き刺さります。誰かに思いを寄せているきりたんが、自分の誕生日に相手から「おめでとう」って言われたくて。だけど思った通りにはいかなくて。ああ、これはきっと片思いなんだって気付いて。すこし自虐ぎみに、投げやりに言うんですよね。確かに私も精神的につらい時は自虐や自嘲をよくしてしまうし、それで少しだけ気持ちが楽になったりするので、感情移入してしまいます。

 これは私の勝手なイメージなのですが、きりたんは相手の考えをすぐに察せる聡い子だけど、不器用で一歩踏み出すのが苦手で一人で抱え込むところがあるんですよね。この作品には、そういったきりたんらしさが溢れていて、声も少し切なくて寂しい感じなのが本当に最高です。恐らくこれは歌うボイスロイドだからこそ出せるものだと思います。


おわりに

 いかがでしたか?本当はもっとご紹介したい作品はあったのですが、今この文章を書いている時刻は12/14の23:56でして、時間(と眠気)とギリギリの戦いをしているため、4作品しか語ることができませんでした。しかし、それでも伝えたいことは詰め込むことができたので満足です。

 みなさまの人生(with合成音声)がより豊かになりますように。


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