「初心」

【あたくし的国語辞典 70 】
GWも後2日、って日にふと思う言葉…「初心」
意味:1最初に思い立ったときの純真な気持ち。初志。
   2物事の習い始めであること。また、そのさま。初学。
   3物事に慣れていないこと。世慣れていないこと。
   4仏教で、初めて悟りを求める心を発すること。また、その人。(goo辞書より)

「あたしにとってGWはGreatWork!」って気分上々で勇みきってた数年前。フリーランスとして活動し始めた当時のあたしは、ゴールデンウイーク中もフル稼働で一生懸命、粉骨砕身、誠心誠意 働いておりました。
けど、ま、ゴールデンウイークまで働くことが良いことかどうかは分かりません。
不安定なフリーランス業ゆえ、ゴールデンウイークでもお仕事があって有難いととるか、ゴールデンウイークまで仕事しなきゃいけないような働き方しかできていないととるか、捉え方は人それぞれなのだと思います。
ただ、なんと言うか。
目まぐるしく時間だけが過ぎていく今の生活を思うと、お仕事をいただけることが嬉しくて、取材に行くたび好奇心でいっぱいだった、あの頃の気持ちを忘れたくないなと思います。
仕事依頼の電話に修子と手を取り合って飛び跳ねた日の高揚感とか、
200文字の原稿に朝から晩まで頭ひねる苦しさとか(これは今も変わんないけど)、
初めて特集を任せてもらえた時の緊張感とか。
「竹田さんはセンスないから」と原稿を正され、帰り道の電車で我慢して我慢して最寄駅に着いた途端 自転車置き場で泣いた日の情けなさとか。
そういう一つひとつの喜怒哀楽を、これから先もずっと心の底にきちんと据えておきたいなと思います。
って。物思いにふけってたら、あぁぁぁそろそろ東京到着。さぁこれから取材です。今日ものんきに陽気に。いってまいります。

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