頼みごとができない
「自分みたいな者が…」
人生で何度思ったか分からない。
「自分みたいな者が発言していいのか?」、「自分みたいな者が行ってもいいのか?」、「自分みたいな者がここにいていいのか?」、などなど、スペックも自己肯定感も低いので、「自分みたいな者がシチュエーション」に何度もぶち当たってきた。
自分みたいな者がシチュエーションで特に苦手なのが、「自分みたいな者が頼みごとをしていいのか?」。相手に労力や時間を使わせるほど自分に魅力があると思えないから。
どのぐらいこのシチュエーションが苦手かというと、学校を休んでも気軽にノートを貸してと頼める友人がいなかったから高校で皆勤賞を達成したぐらい。とにかく、頼めない。
バイトのシフトを変わって、仕事を手伝って、休日遊びに行こう、○○を買ってきてもらいたい、お金を貸して、相当仲の良い関係性じゃないとできない。頼みごとの中でも最上位にくる告白は、人生で一度もしたことがない。
頼みごとのできない心理の根底には、「嫌われたくない」があるのだけれど、嫌われたくなくて他人の顔色を伺い続けた結果、友人も恋人もいない人生なので、バンバン頼んで嫌われてた方がよかったかもしれない。
自分から動かなければ何も変わらない。これからは、嫌われることを恐れず、人に頼みごとのできる人間になりたい。
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