面白くないと思われたくないしバカにされたくもない

プライドが高い。

面白くないと思われたくない。スベったと思われたくない。

Twitterで、「今日食べたラーメンが美味しかったです」みたいな投稿が出来ない。フォロワーは、僕自身に興味があるわけではないからそんなこと発信してもウケないし、それによって「コイツ自分のことつぶやいたら全然反応ないな」って一人にだって思われたくない。

なので、なんでもない投稿もできるようにとサブのアカウントを作ったのだけれど、こっちもフォロワーが増えるにつれてウケた投稿とウケでない投稿がハッキリするようになり、「おもんないと思われたくないな」という意識が出てきてこちらでも置きにいった投稿ばかりになっている。「夏は冷蔵庫がうるさい」とだけ投稿してた頃に帰りたい。

そして、めちゃくちゃプライド高いので自虐に走る。

一般的にはプライドがない人ほど自虐するイメージなのだろうけれど、自分の場合はプライドが高いから自虐に走る。人に言われる前、思われる前に、自分から「僕なんて…」と提示することで、「分かってますからね!」と相手より下に行くのを阻止しようとしている。相手に主導権を握られて一方的にバカにされる状況を作りたくない。

まぁ、こうやって恥のエピソードを書き綴るなんて、人としてだいぶ下にいる奴がやることなのだけれど(分かってますからね!)。

昔、自虐や失敗のエピソードがあまりに多いので「創作だろ」とTwitterで言われたことがあるが、ウソなんてついてない。恥の記憶ほど鮮明に覚えていて、その上でどうしようもない失敗をする人間だから結果的に恥ずかしい思い出や惨めな経験が大量にあるし、すぐに新作も追加されるだけなのだ。というか、創作で作れるならもっと尊敬してもらえるような話を書く。なんで、ウソつき放題なのに文化祭頑張ったのに打ち上げ呼ばれなかった話とかてんやで金なさ過ぎて小そばセット注文できず泣きかけた話を書くんだよ。

「面白くないと思われる」と「バカにされる」というのは、自分の中で二大屈辱シチュエーションだ。実際そんなに面白くもないし、バカにされるような人生なのに。

ここから先は

1,398字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?