見出し画像

80歳夫婦イタリア絵画旅行記 (8)

《イタリア旅行・雑記》
(3) ユーレイルパス
 待望の「カスティリオーネ・オローナ」を目指しミラノ中央駅へ向かいました。
 旅行前に、サポートの旅行社の方が、日数や移動距離などを考慮して鉄道の【ユーレイルパス】(指定した期間内の何日分かを選び、乗車料金を日本で先払いしておく。特急料金や座席指定料金は別。従って各駅停車の列車には各当日は乗り放題 ) を進めてくれました。その都度スマホで乗車手続きをする必要があるので、高齢者にとってはちょっと苦手なスマホ操作のため、少しハードルが高く感じましたが…。切符売り場で並んだり切符を買ったりが大変とか、また料金的にもその方が、とのことでそれに決めました。連泊やバスでの移動日なども考え、滞在期間2週間のうち8日分のパスを設定して貰いました。旅行に出る前にユーレイルパスのアプリRail Plannerの操作を何回か練習もしましたが、いざと言うと???
 このミラノ駅では列車の発車時刻が迫っていたこともあって、ユーレイルパス操作は間に合わず、駅の補助員の助けを得て切符を入手し何とか乗車しました。後日には今一度Googleの翻訳機能を使い、アプリの横文字を理解しながら手順を覚え直し、その後はパスを有効に使えるようになりました。慣れてくるとさほど難しく思わなくなりましたが。
 また旅行社の方から旅行前に、とにかくR〜のついた列車に乗るように教わりました、R〜は列車番号の頭についていて、要するに各駅停車の地方列車で、ユーレイルパスにスマホで乗車手続きをしておくだけで良いわけで…。
 この鈍行列車には旅行者は少なく、地域の人や、時には通学の高校生が一挙に20人程乗り込んで来たりしました。若くて元気で車内も賑わいました。なかにはアフリカ系?の子供達もそれなりに居て楽しそうでした。
 今回都会では、アフリカ系の人や中近東の人、東南アジアやインド系の大人達を沢山見ましたが、50年前にはほとんど見なかったように思います。こうして、田舎の方でも今や結構定着されているように感じました。安易に言えませんが、イタリア社会だけで無くヨーロッパも随分様変わりしているのかなぁと思いました。
 イタリアの列車では日本と違って改札も無く、乗車券を渡すこともありませんでした。乗車中、車掌が乗車券を確かめに来ることもあまり有りません。結構何回も列車に乗りましたが、その内3回ほど車掌が来て、スマホのユーレイルパスアプリを見せるだけでOKで、本来見せるべきQRコードの確認までした車掌は一人だけでした。

下車したベネゴーネ・スペリオーネ駅にて
こんな綺麗な高速列車には乗りませんでした
(日立製作所製の高速列車でした)

*拙い文を読んで頂きありがとうございました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?