雑記23.10.4

あっという間に涼しくなりました。
少し寂しくなりました。

僕の住む街は、本当にどうしようもない街だと思っています。
同級生はほとんどが出ていってしまいました。
10年経っても、選択肢は少ないです。
遊ぶ場所はイオンタウンか映画館か、駅前の割高な飲み屋。
何をやるにも中途半端で、このまま錆びついていくんでしょうか。

趣味のクラブやライブハウスだって、最近は友達同士で集まって遊び場が出来上がっているような感じだから、正直、町が栄えている感じはしないです。

このところずっと、そんなことを考えていました。
結論、多分自分に元気がないことを寂れていく地方都市のせいにしているだけだったみたいです。


趣味は端から手を出しました。
音楽、アウトドア、ゲームとか。

とても楽しかった。
自室は買い揃えた諸々の道具であふれていて、手を伸ばせば届く範囲に、充分すぎるほど“全部”があります。お金は貯まらないけど、その分経験に代えたつもりでした。

でも今は、ただ虚しい。
手の届く範囲にあっても、手を伸ばせない。

何かになれると思っていたけど、やっぱり何にもなれていない気がします。
「凄い人になる必要なんてないんです」って最近ではみんな言うけど、“何かになれた人”が、僕の周りには多すぎる。みんな特別。

街を出て行った同級生たちは、SNSのアイコンが子供の写真になっていたり、名字が変わっていたりします。
狂った趣味なんか無かった人たちでも、ちゃんと守る人が出来て、親とかになって、それが生きがいとか、人生の芯になっている。


もう勝ちとか負けとか、分からないです。
妬み僻みかと言われれば、そんな単純な気持ちでもないから、余計に困る。


イベントとか、色々ニンジンぶら下げて走ってきたつもりですが、結局いつも消費することしかできないのが悔しい。
嵐の中でも折れない旗みたいなものが欲しいのに、全部中途半端だからそれがどこにあるのか分からない。

最近、突然自分を俯瞰して黙り込むことが多くて、いよいよその場凌ぎの楽しいことでは、この先のモヤモヤを隠せなくなってきた感があります。

とりあえず休みます。

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