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宇都木峻が明かす、栃木シティ急浮上のワケ「継続と自信」。そして2年を過ごしたアルテリーヴォ和歌山への感謝【よりぬきおとフト】

これが関西サッカーリーグのレベルの高さですよ…というね。よく知っている宇都木峻選手にやられてしまいました。

7月13日に行われた栃木シティSC対レイラック滋賀FCの試合は、1-0という結果となりました。

敵地に乗り込んだレイラック滋賀FCは、前半に多くのチャンスを作りましたがゴールを陥れることができず、セットプレーも不発。リードを奪えずに0-0でハーフタイムを迎えます。

後半にはホームの栃木シティが反撃を見せ、レイラックがペースを握った数分以外はかなり押し込む展開を作っていました。そして77分には田中パウロ淳一選手のフリーキックから、こぼれ球を宇都木峻選手が拾い、左に持ち出してシュート。

宇都木峻選手の最大の武器である左足から放たれたシュートが、ゴールの左上隅にズドン。ここしかないという場所に突き刺さり、これが栃木シティの決勝点になりました。

かつてアルテリーヴォ和歌山で2シーズンを過ごした宇都木峻選手。関西でプレーしていたときには何度かお話もさせていただきました。

クラブの応援ラジオ番組では口の方でも大活躍していた選手で、そのキャラクターやパーソナリティも非常に魅力的な方です。文才もあります。正直に言って、とても好きなプレーヤーのひとりでした。

今季の開幕戦ではメンバーに入っていなかったので、本当に久しぶりの再会でした。「え、カゴさんじゃないですか!」から始まった宇都木峻選手のインタビューをよりぬきでお届けします。

「和歌山での2年は間違いなく糧になった」

「ずっとゴールを決めたいと思っていました。思い切って足を振った結果があのようなシュートになったので、良かったです。

セットプレーについてはあまり細かい決まりのようなものはないんです。ポイントポイントに入っていこう…みたいな感じではありますけど、これはあんまり言ったらダメなんで(笑)。

(レイラック滋賀は先週試合が中止になったので、栃木シティ側としてもゲームの想定に影響があったのでは?)あー、いや、一切なかったですね。そういえばそうだった…という感じです。

(栃木シティはどちらかといえば相手に関係なく自分たちのサッカーをするタイプ?)そうですね。そんな感じです。はい。

チームとして成績は上がってきていますが、基本的にやっているサッカーは一緒なんです。それがだんだん積み重なってという感じはありますね。慣れと言うのかはわからないですけど、自信は付けていますね。JFLで勝利を重ねていければ、それ自体が自信になりますから。

(アルテリーヴォのファンにひとこと頂いてもいいですか?)僕のキャリアを考えても、本当にアルテリーヴォ和歌山での2年間は非常に力になったと思います。

サポーターのみなさんにもとてもお世話になりましたし、間違いなく自分の糧になりました。今後も見守っていただければありがたいですし、和歌山のことも応援しています。いつか対戦できる日を楽しみにしています」

僕も「やってくれましたねぇ…さすがです…」というセリフからスタートしたインタビューでした。再会が嬉しくもあり、試合の結果は悲しくもあり。複雑ですけど、これがサッカー人生の醍醐味でもあります。

栃木シティは開幕戦でレイラック滋賀FCに大敗しましたが、そこから中盤戦に向かって成績は急浮上。今や2位という順位まで付けています。その理由は自分たちのサッカーをまずやるということの継続、そして結果がついてきた事による自信、さらにその積み重ね…だそうです。

確かに、今季の栃木シティはHonda FC戦のようにほぼ100%ボールを握れないような試合も耐えて勝てていますし、逆にこのレイラック滋賀FC戦はボールを握り、さらにセットプレーからゴールを決めて勝ちました。まさに自信がなせる業とも言えるのかもしれません。

宇都木峻選手のインタビューも入っているフットボールラウンジは7月18日の20時半から放送です。

レイラック滋賀FC側からは菊地利三監督、平尾壮選手、森本ヒマン選手。栃木シティ側からは宇都木峻選手のインタビューが放送です。ポッドキャストでは今矢直城監督も。

またアストエンジ関西サッカーリーグ2部のおこしやす京都AC対セントアンドリューの試合も特集します。ぜひリッスンラジオでお聞きください。


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