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雑記:新人作家、暇空茜


 裁判で6億を勝ち取り、都を相手に係争中の暇空氏の処女作『ネトゲ戦記』の発売記念トーク番組が面白かった。

 普段の暇空氏の語調は基本的に挑発的でケンカ腰、イケイケのバリバリであるが、今回は毛色が違っていた。自身の処女作を前に「もっと上手く作れたのではないか」「手を離れた瞬間に粗が見えてくる」など弱気であり、最後は「初めて本を出したからさ、勘弁してよ」と締め括っている。

 日頃あれだけの大立ち回りを見せる怪人であっても、初出版の際には新人作家としての一通りの緊張を覚えるものなのだな……と思わされた。私もずっと昔の自分の感情を思い出して懐かしい気持ちになってしまった。

 本作の発売前にはトラブル等もあったが、ともあれ、初日に増刷も決まったようで、その点は本当におめでとうございます。日頃の活動の是非はともあれ、作家としての業績で言えば文句なしの快挙です。羨まし……!


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